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2020年8月9日日曜日

夏休みならではのTruthオリジナル特別講座

 ~発表会、競技会の様子はOnlineで!~

夏期特別授業の醍醐味は、学齢や通常クラスを超えた多くのお友達と交流したり、大規模な作品を共同制作したり…でしたが、今年は共同作業も最小限にして、保護者の皆様が入室しての見学等もお断りする形になりました。

密になる可能性がある場面では、子供達にフェイスシールドを着用してもらい、活動を行います。

でもやはり、頑張っている姿はお父さん、お母さんに見てもらいたい!そんな子どもたちの希望をかなえるため、Online授業でも活用したzoomを使って、発表会や競技会を配信しようと思います。

 

詳細は、講座案内メールでご連絡します。

オンタイムでご確認いただいても良いですし、記録もするので後程見ることもできるようにします。ご期待下さい。

2017年6月30日金曜日

夏期特別授業2017 新講座ご紹介


夏休み期間だけのスペシャル講座
-低学年向けプログラミング&ロボティクス、電子工作、はんだ付け-


当アカデミー、ブロックサイエンスとリトル・ダヴィンチでは、例年、通常授業が夏期特別授業(夏休みサイエンス講座)に切り替わります。今年も全12講座のラインナップ。カリキュラム・授業内容はすべてオリジナルで制作しています。定番の講座もありますが、新しいニーズに対応するために次々と発表される新教材を吟味し、高い学びが得られる授業を創造し続けています。今年初の新講座をご紹介。

 
【プログラミング】イルカロボットを使って海底探査に挑戦!」(小学低~中学年)

レゴ社のロボティクス導入教材「WeDo2.0」を使用。昨年はこの教材で「洪水を防ごう」というタイトルで、モーターとセンサーの制御を学びました。今年は、さらにロボットを使った探査活動のシミュレーションとして、センサーが対象物の数を数え、離れたところにいる人間にその数を知らせる、という活動を行います。

 

【メカ工作】太陽発電で動く!スペースローバー」(小学低~中学年)
メカニカルサスペンション付の6つのタイヤが回転し前進する仕組みで、コンパクトなボディながら、太陽光発電で、小さな段差もゆっくり乗り越えて進むモデルを組み立てます。『遊星ギア(プラネタリーギア)』という、ちょっと変わった動きをするギアの仕組みも使われているモデルを使い、ギアやサスペンションが動く仕組みを目で見て確認したり、ギアの仕組みについて研究したりします。

 
【電子工作入門】はんだ付けで金属探知機を作ろう!」(小学中~高学年)
本格的な電子工作を体験できます。ループコイルを使用して、金属に反応してブザーを鳴らす仕組みを、はんだ付けして制作しながら学習します。はんだ付けはロボット製作の基礎となる技術であり、エレクトロニクスの理解への入り口です。小学生高学年のうちに、ぜひ経験してほしいスキルの一つです。


【NESTロボコン・ビギナーズプロジェクト】電子工作でロボコン・ロボットを作ろう!」(小4~中学生)
電子工作とはんだ付けはもちろん、プログラミングも体験。今年秋~冬にかけての、国際的なジュニア向けロボコンに挑戦できる、NESTイチオシのプロジェクトです。ロボット製作⇒プログラミング学習⇒ロボコン対策⇒ロボコン経験…と、当アカデミーのロボット・サイエンスの一連の活動の流れを短期間で凝縮して経験できる絶好の機会です。
http://www.npo-nest.org/workshop/robocon_bpro/
 

いずれの講座も、在籍していない一般生も受講できます。ぜひご紹介下さい!
 
お申込みは以下のTruth Academyのホームページから。
http://truth-academy.co.jp/2017summer/
 


2012年6月15日金曜日

2012年6月号

サマ―チャレンジからNESTロボコンへ 
 -8/26(日)NESTロボコン2012開催!- 


1学期の学習の成果の発表の場として、2004年より当アカデミー内のロボットコンテストとして開始されたサマーチャレンジ。翌2005年からは、NESTの前身であるRISE科学教育研究会が主催となり、都立産業技術高専生も参加。2007年からは、ロボカップジュニア関東ブロック運営委員会が後援となり、関東各地から多くの人が参加する大会へと成長し、参加チームからロボカップ上位大会進出チームを輩出してきました。
今年からは、NPO法人「科学技術教育ネットワーク【略称:NEST】」が主催し、「NESTロボコン」として新たにパワーアップしてスタートします!ロボットコンテストはもちろん、他にもロボットに興味関心を持つ多くの人が参加できるイベントを同時開催します。
今年も昨年同様に3つのチャレンジを設定。
ロボット初級者を対象とした「Kokohore!-Wanwan」は、ロボットが宝探しの名犬ポチとなり、フィールドに隠された財宝を探します。宝を発見したポチの名犬らしいパフォーマンスに注目。
中上級者はロボカップジュニアの「サッカー」「レスキュー」に挑戦します。「サッカー」は、国内ではまだグレースケールが使われていますが、国際ルールに準じ、より本物のサッカーに近いグリーンカーペットで競技を行います。「レスキュー」は2011年トルコ世界大会のスーパーチーム競技をアレンジしたオリジナルルールで実施。国内で世界大会の競技を経験することができます。
各チャレンジの競技概要、ルールはNESTホームページ(⇒http://www.npo-nest.org/)にて公開しています。

ロボコン以外のイベントも目白押し!
これからロボットを始めたいという小中学生を対象に「はじめてのプログラミング講座」を開催します。プログラミングの基礎を学習し、実際に「Kokohore!-Wanwan」に挑戦します。
「ロボカップ2012世界大会報告会」では、この6月に世界大会に出場したチーム、メンターからの最新情報をいち早く提供します。また、ロボカップの活動にご興味があるメンターや保護者の方には、是非、競技スタッフにご協力いただければと思います。競技ルールの詳細や、実際の大会での審判のノウハウをお伝えできます。

入場・見学は自由、無料になります。ぜひ会場まで足を運び、ロボコンの興奮をじかに感じて下さい!

■□■ NESTロボコン2012 開催概要 ■□■

■開催日:2012年8月26日(日)
■開催場所:東京都立産業技術高等専門学校 
        品川キャンパス
                  http://www.metro-cit.ac.jp/
■公式ルール:NESTホームページにて公開
                     http://www.npo-nest.org/
★見学自由(無料)

■同時開催:
・『はじめてロボットプログラミング講座』
  小3生以上対象(有料)。
  詳細・申込はNESTホームページで

・『ロボカップジュニア説明会、世界大会2012報告会』
ロボカップに興味にある方、どなたでも参加できます(無料)。2012年度、初めてロボカップジュニアに参加予定の諸君、その保護者の方々は積極的に参加して下さい。また、ロボカップジュニアの競技の詳細等を知りたいメンターや保護者の方は、スタッフ申込いだけるとより実践に基づいた詳しい講習が受けられます。


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NPO法人
科学技術教育ネットワーク会員募集!
-NESTホームページ開設!-

お待たせいたしました!NESTのホームページが6/5より新規開設いたしました。

「サイエンスキャンプ」「オーシャンプロジェクト」の申込受付中です!また、「NESTロボコン2012」のルールも公開されています。
今後、NEST主催の行事告知や、活動報告を随時公開し、充実した内容でご提供していきます。ご期待ください。

 なお、同ホームページでは、随時NESTの会員を募集しています。年度内のイベントが1,000円割引になるなどの特典もあります。ぜひ、ご登録ください!!


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★トゥルースの視線(第70回)★
~2012科学の夏~
今年の夏は科学に熱くなれる夏


当アカデミーが毎年行っている「夏期特別授業」は、実験や工作、算数活動、ロボットなど今年も楽しい内容が満載。また、今年より小学中学年以上の1日完結講座も増設しました。
『NPO法人科学技術教育ネットワーク(略称:NEST)』も、「オーシャン・プロジェクト」「サイエンス・キャンプ」「NESTロボコン」「ロボット教育指導者養成講座」と活発に活動を行います。

  特に今回ご紹介したいのは、当アカデミーとNESTの前身であるRISE科学教育研究会が教室の中で行ってきた活動を野外に発展させたICT科学活動 ― 2005年にスタートした「サイエンス・キャンプ」と2010年から行っている「オーシャン・プロジェクト」です。どちらもICT (Information and Communication Technology)を用いた野外科学活動で、「サイエンス・キャンプ」は山をフィールドとし、「オーシャン・プロジェクト」は海をフィールドとしています。

  「サイエンス・キャンプ」については、これまでご紹介してきましたように、ICT教育実践事例のコンテストである『ICT夢コンテスト』でCEC奨励賞が授与され、ITとコミュニケーションを組み合わせた国内で先駆的な活動としての評価を得ました(視線62回・67回参照)。
今年のテーマは、『デジタルで探れ!森の時間と記憶』。時間についての考察を行います。高尾山は元々野原だったのですが、植林によって森に成長した山です(視線46回参照)。時代の変遷による森の変化や山に刻まれた時間、時間をテーマとした科学実験や工作、ロボットによる探査シミュレーション活動など、充実した2泊3日を企画しています。


  「オーシャン・プロジェクト」は、NESTの理事である玉水亘氏(「エルプレイス」主宰)が自教室行っていた活動をRISE、そしてNESTが引き継いで行っています。開催場所の真鶴は、「御林(おはやし」と呼ばれる「魚付き保安林」から豊かな栄養分が海に流れこみ海を育てているところで、「美の条例」を定めているだけあって、景色も町並みも美しく、お魚も美味しい、私が個人的にも最も好きな町の一つです(視線45回参照)。
『海と生き物を科学する』をテーマに、潮の満ち引きや水温などデジタル計測機器を用いて観測し、その変化を分析して「海」に見られる自然現象を解明するICT科学活動を行います。これだけではなく、「海の学校」の渡部孟先生(真鶴町立遠藤貝類博物館)による海洋観察会や、NPO法人「ディスカバブルー」代表の水井涼太氏(環境学博士)によるプランクトン観察を行い、海に生息する生物について学びます。また、ダイビングのインストラクター資格「PADIインストラクター」取得指導者の指導の下、シュノーケリングを行い、実際に海に潜ってその様子を観察します。シュノーケリングでは、毎年子供たちは大はしゃぎ。あっという間に楽しい時間が過ぎ去る1泊2日の合宿です。

  夏休みは、学校から離れて様々な実体験ができる絶好の機会です。この夏、普段あまり体験のできない学びを存分に楽しんでください。


2011年9月15日木曜日

2011年9月

トゥルース・アカデミー2011夏
―日本のこと、地球のこと、宇宙のことを考えた夏―

震災後初めてむかえる夏休みとなりました。記録的な猛暑、異常な気象現象、不安定な政治と揺れた夏。人間の生活と技術、環境について少しでも子どもたちが関心を持ち、考えて行動するきっかけとなる活動をトゥルースアカデミーでは行いました。


工作・ロボット・算数・実験など夏休みだからできる多彩な講座を全12種のオリジナルのカリキュラムで開講。幼児~中学生まで、一般受講生も楽しめる講座として例年人気です。


今年の新しい試みとしては小4以上対象の「宇宙エレベーター」。実現に向け研究が進んでいる地上と宇宙をエレベーターでつなぐ輸送機関について学び、レゴでベルトを上昇させる機構を開発します。講座では、昨年秋に開催された「レゴ宇宙エレベータークライマーレース」の課題に挑戦。モーターのパワーを強力にする工夫、ベルトとの摩擦などの微調整に子供たちは真剣でした。11月20日に今年も同大会が開催されます。挑戦者集まれ!!(課題は10月上旬に公開)


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オーシャンプロジェクト2011
― 海のいきもの、プランクトン、夜の海に光る夜光虫に大興奮! ―


RISE科学教育研究会では、7月29日―30日の1泊2日、昨年に引き続き真鶴(神奈川県)にて「オーシャン・プロジェクト」を開催しました。今年は震災の影響もあり少人数での開催となりました。

  初日は神奈川の景勝50選にも選ばれている三ツ石海岸へ。真鶴町立「海の学校」の渡部孟先生をはじめとする専門の先生方と一緒に磯の生きもの観察をしました。最近は南の海の生きものも真鶴の海で見られるようになったことなど、専門家の先生だからこそ知るいろいろなお話しを聞くことができました。また、真鶴では珍しいカニを捕まえることもできました。その後は町立「遠藤貝類博物館」内を案内していただき、展示の貝について詳しく解説していただきました。


  午後は、琴ヶ浜でシュノーケリング、水中での色の変化の実験、潮の満ち引きの定点観測など様々な実験を行いました。夕食は宿泊先「ペンションしおさい」で海の幸に舌鼓を打ち、夜の活動へ。神奈川を中心に、海や海洋生態系についての教育サービスを行っている横浜国立大学環境学博士の水井先生と一緒に、夜の港にプランクトンを採取に。暗い海に光る夜光虫に感動しました。宿舎で採取してきたプランクトンを顕微鏡で観察。そのグロテスクな姿に驚きました。


  2日目は心配していた雨もどうにか降らずにもちました。水圧の実験を行った後、再び琴ヶ浜に磯の生きもの探しに。昨日の満潮のときの様子とは色々違いがありました。午後は、公民館でデータロガーを使って計測した海中と地上の温度の違いを比較、検証し、2日間の活動の実験、研究のまとめを行いました。


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サマーチャレンジ2011
―ポチにサッカーにレスキュー!様々なロボットが登場!―


8/28(日)都立産業技術高等専門学校において「サマーチャレンジ2011」が開催されました。これまでは、宝探しの名犬ポチをテーマにしたサマーチャレンジオリジナル競技「Kokohore-Wanwan」を実施してきましたが、今年は、ロボカップジュニアの大会日程が前倒しされたことを受け、中級上級課題はロボカップジュニア競技として「サッカ―チャレンジ」「レスキューチャレンジ」、初級課題は「Kokohore!-Wanwan」の3競技を行いました。


  「Kokohore-wanwan」には、17チーム33名が参加。布やフェルトなどいろいろな素材で作成したポチらしいロボットが例年以上に登場し、会場の皆を楽しませました。ポチを本物の犬ようのゲージに入れて会場に運ぶというとてもユニークなアイデアを披露した、末村T君(飯田橋校・小6)がベストパフォーマンス賞に選ばれました。

  「サッカーチャレンジ」は、全14チーム28名が4リーグに分かれて競技を行いました。今大会はグリーンカーペットのフィールドで実施。グリーンカーペットはサッカーAライトウェイト世界大会、重量制限がない上級リーグオープンウェイトで使用されます。従来のグレースケールではないフィールドに苦戦をしいられるチームが多い中、前大会ロボカップジャパンオープン2011で決勝進出を果たした安永S君(日吉校・中3)と、大杉Y君(エルプレイス)のチームが優勝。参加者達はグリーンカーペットを経験したことにより、新たな自殺点防止方法、戦略の必要性を感じたようです。


  「レスキューチャレンジ」は、世界大会のスーパーチーム同様、2台のロボットによるオリジナルルールで行われました。第1ラウンドでは、ロボットがそれぞれ動いているといった様子でしたが、第2ラウンドではチーム内での役割を明確にしたチームもありました。安定したパフォーマンスを見せた畝本R君(飯田橋校・中2)、三木H君(エレファント・アリー)のチームが優勝。
  ベストプレゼン賞はロボット経験が多く、ロボカップ上位大会出場経験者が受賞。その経験を披露してくれました。


  今大会は、全チャレンジマルチチームで行われました。チームメンバーとは会場で初めて顔を合わせることになります。ロボットだけでなく、チーム間でのコミュニケーション能力、限られた時間の中でチームとして戦略を立てる能力も評価されることになりました。通常のロボットコンテスト以上に、他チームと交流を持つことができた有意義な大会になったことと思います。

※サマーチャレンジの結果はRISE科学教育研究会HP(http://www.rise-j.net/)で公開されています。


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★トゥルースの視線(第62回)★
―RISEサマーキャンプ2011報告 科学三昧の3日間―


 高尾は暑かった。『サイエンス・キャンプ』(子どもゆめ基金助成活動)を行った8/9~11、高尾は猛暑日を記録。初日のうだるような暑さの中での高尾山登山に始まり、最終日にはスコールのような雷雨で戸外から慌てて室内に逃げ帰ったり、一瞬の停電に驚いたり。しかし、そんな暑さに負けないくらい熱い科学活動を行いました。

  2005年にスタートし、2007年に場所を高尾に移したRISE科学教育研究会(中島晃芳代表)主催の『サイエンス・キャンプ』は、普通のキャンプとは一味もふた味も違います。テントを張ったり、飯ごう炊さんのご飯を食べたり、キャンプファイヤで楽しんだりするのは当り前。専門家による自然観察、昆虫採集、食育講座は毎年恒例です。


定番の中でも最も特徴的な活動は、「データロギング」。レゴ社製のロボット製作キットを用いて、各種センサーが取得したデータをパソコンにアップロードし、データを読み取る活動です。センサーを使った「暗号解読ゲーム」も、子供たちが熱中するメニューの一つです。

  今年は、エネルギーや環境問題と関連付けながら「データで探る山の自然」をテーマとしました。登山の最中に光センサーと温度センサーでデータを収集し、道中の環境や体感温度の変化との関連を考察しました。チームごとに登山ルートが異なるので、それぞれのルートの特徴が表れた異なるデータが得られたことは、とても興味深いことでした。自然観察の専門家からは高尾山の環境の変化と生物の変遷について学びました。また、エネルギーを自分で作る火起こし体験や、自分たちで制作したソーラークッカーを使ってのゆで卵づくり。二酸化炭素の発生実験や温暖化実験、植物の光合成実験、風力や太陽光による発電の実験。これらをデータロギングと組み合わせて行いました。そして、燃料電池カーの製作と実験、競技も。


  アメリカで開発された環境教育プログラム『プロジェクトワイルド』は、昨年導入しました。これは「自然を大切に」と理解するだけでなく、「自然や環境のために行動できる人」を育成することを目的としています。
今回のキャンプのフィナーレとして、『トンボ池』というアクティビティを行いました。トンボ池という美しい自然を残す池に水力発電所をつくる計画が持ち上がりました(設定はオリジナルのものをアレンジしています)。参加生徒たちは電力会社や関連企業、住民などの立場に立って自分の意見を主張し、最終的にどこにどんな施設をつくるかを決めなければなりません。これは単なるディベートではなく、相手の主張を打ち負かせばいいという訳ではありません。自分の立場を主張しつつ合意形成を図らなければならないのです。各チームは合意形成の結果に基づく地図を手にして、修了式の場で父母の皆様の前で発表しました。しかし、話はそれだけでは終わりません。最後には、周辺地域や国、世界との関わりを考えなければならないことに到ります。生徒たちは皆、真剣に考えて議論し、短い時間の中で多くのことを学んだようです。

  目まぐるしいスケジュールでしたが、参加生徒は朝早くから原っぱを駆け巡ったり、ツリーハウスで飛び跳ねたりと到って元気です。活動中もうつらうつらと舟をこぐ子もいません。よほど充実した時間を過ごしていたのでしょう。帰宅してから一気に疲れが出たのではないでしょうか?

  年間を通した教育活動『こどもロボット研究室』の一環として、9月には2泊3日の『ロボットの鉄人』合宿、10月・11月には『自律型ロボット製作講座』を開催予定。子供たちの輝く笑顔と未来を思い描きながら、RISEは新しい学びを提言し続けます。



2011年6月15日水曜日

2011年6月

トゥルースの授業が広がっていく!
―都立高校、保育園でも授業を展開中! ―


これまでも学校や幼稚園、科学館などで、トゥルースの特別授業を紹介してきました。体験型学習(ハンズオン)しながら科学する心、問題解決力を育成する授業を普及するため、当アカデミーの授業は教室を飛び出し、様々な場所へと出張しています。

  この5月から品川区立伊藤保育園(西大井)で、年中・年長対象に科学プログラムを実施。これまでも様々な科学遊びを取り入れている園ですが、今回当アカデミーが提供するのは、1年を通しての継続的な科学活動です。「四季のお天気観察」をテーマに取り組んでいます。園という定点観測するのに最適な環境で、日々天気と気温を記録し、季節ごとに特徴的な気象現象について観察・実験・工作などを行っています。


  今年4月、10番目の都内最後の総合高校として新設された東京都立王子総合高校(西巣鴨)。まだ、第1期である1年生しかいない新鮮な学校です。基本的な科目の他に特色あるコースとして、メディア・ネットワーク系列、ビジネス・コミュニケーション系列、工業デザイン系列、電灯文化・工業系列、スポーツ・健康系列が設けられています。1年次の前期ではすべての系列を体験し、後期には2つの系列に絞って体験学習、2年次から専門系列を絞ります。当アカデミーはメディア・ネットワーク系列を担当。テーマは「人間と技術と環境」。レゴ教材やレゴ教育用マインドストームNXTを使用しながら、このテーマに追究する授業を展開しています。大震災以来、切実となっている「人間と技術と環境」の複雑で微妙な問題を考えることを目標に、模索しながら授業を進めています。


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サマーチャレンジ2011中級・上級競技紹介
―サッカーAオープンウェイトフィールド、レスキュー・スーパーチーム競技に挑戦! ―


RISE科学教育研究会では、毎年恒例となった夏のロボットコンテスト、サマーチャレンジを今年も開催いたします。今年で7回目となるサマーチャレンジは、RISE科学教育研究会の教室の生徒を中心に多くの参加者が参加しています。昨年は32チーム、98名が参加しました。

  今年はロボカップジュニア関東ブロック大会が12月末開催と時期が早まったことを受け、中級~上級者を対象にロボカップジュニア競技にモチーフにした「サッカー」「レスキュー」競技を行います。初級者対象には、引き続きKokohore!-Wanwanを実施します(詳しくは来月号にてご紹介)。

  「サッカーチャレンジ」は、サッカーAオープンウェイトで使用されているフィールドを使った競技を実施。サッカーAライトウェイトで使用される「グレースケール(陣地判断のヒントとなる黒から白のグラデーションシート)」が無い中で、敵陣・自陣ゴールの見極め方法の課題に取り組んでもらいたいと思います。


  レスキュー」では、世界大会同様、2台のロボットがチームを編成するスーパーチームでの競技を行います。ロボカップジュニアのテーマの1つである「チームでのプロジェクト学習」として本来あるべき、ロボット2台での競技をこのサマーチャレンジから提唱していきたいと思います。

  また、両チャレンジともチームは大会当日、くじ引きによって編成します。大会当日でのチームメンバー間でのコミュニケーション能力やチームワーク力が試されます。


【サマーチャレンジ2011レスキュー競技紹介】
2チーム2台のロボットでマルチチームを編成。被災者はアルミホイルが巻かれた缶で、2階と1階の2部屋目に一つずつ置かれます。被災者をどのように検知し、避難場所までどのような方法で運ぶかがポイント。また、チームでの役割分担も大切な要素です。


【サマーチャレンジ2011サッカー競技紹介】
サッカーAオープンウエイト、サッカーBの入門競技として行います。フィールドはグリーンカーペットを使用。相手のゴール、自分のゴールをどのように見分けるかがポイント。自律型ロボット2対2で行い、ボールは赤外線ボールを使用します。


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トゥルース・アカデミー2011夏
―未来の科学者として“考える”夏に! ―


 先月から「夏期特別授業」のご案内をしています。今年も工作活動を中心にラインナップしました。

新しい試みとしては、「宇宙エレベーター」講座。実際に研究されている未来プロジェクトについて知り、秋に行われる競技会にも是非参加して欲しいと願っています。未来の研究を引き継ぐ大切な活動です。


  そのほかエネルギーについて研究する活動を、サマーキャンプや夏期特別授業「エコハウス」、「マグネシウム燃料電池カー」など、様々なところで実施しています。日本が抱えている重要な問題を、子どもたちも共に考えるきっかけになればと思っています。



  また、ロボット講座も多数行います。ロボットという科学に欠かせない学習素材を、この夏の機会にぜひ体験しておきましょう!


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★トゥルースの視線(第61回)★
―科学的リテラシー④「有能な他者」と「足場つくり」 ―

科学リテラシーを育てるには「メタ認知」に基づいた理科学習を進めることが必要であり、そのためには「発達の最近接領域」に当てはまる課題設定が必要であることを、これまでお話してきました。今回は、問題意識や見通し、目的意識を観察・実験についての質の高い考察へと変容させていく、『発達の最近接領域に基づく足場つくり』についてご紹介したいと思います。

ヴィゴツキーは「発達の最近接領域」によって、子どもが独力でできる問題解決だけではなく、大人あるいは仲間との協同的な問題解決の存在を提起しました。これは、個人レベルの学習だけではなく社会レベルの学習が、子どもの認識を変容させる状況を作りだすことを意味しています。森本信也氏は、子どもの認識を変容させる社会的レベルの存在を「有能な他者」と呼び、教科書、インターネット、教師の助言、仲間の意見、観察・実験器具など多様に存在することを指摘しています。そして問題は、こうした情報群を子どもにとって「有能な他者」として認識させ、彼らに積極的に情報の引き出しを図らせるかであり、その方略が検討されなければならない、と。

こうした方略をブルーナーは「足場つくり(scaffolding)」と名付け、その機能を次のようにまとめています。
(1)学習課題に対する興味を喚起する。
(2)子どもが問題解決を必要とされるプロセスについて見通しや目的意識を持てるようにするために、課題を単純化し、問題解決に至る段階を少なくする。
(3)動機づけや学習活動の方向付けをすることにより、学習目標到達への追究意欲を維持するようにする。
(4)子どもの問題解決内容と望ましい到達点とのズレを常に明確化する。
(5)子どもが問題解決に失敗し、落胆する気持ちをコントロールする。
(6)子どもに問題解決の進行と共に、その時点で望ましい到達点を示す。

このような「足場つくり」すなわち授業展開ができれば、子どもは教師のちょっとしたヒントやアドバイスを聞き逃すこともなく、他のお友達のつぶやきにも耳を傾けます。そして、これまで学んだ知識の中から活用できるものを懸命に引き出そうともします。子どもが何か解決に向けてのきっかけをつかんだ時に、なぜか皆「いいこと思いついた!」と目を輝かせます。

しかし、一方的に知識を与える授業とは異なり、このような授業展開は教師にとっては難易度の高い指導力が要求されます。年齢によってもクラスによっても個人によっても、状況は千差万別だからです。授業の導入で興味や関心を喚起し、問題解決に向けて諦めることなく根気よく試行錯誤を繰り返すように促し、自分の力で成し遂げたという達成感を味わってもらうには、やはり一筋縄ではいきません。

問題解決を果たしたときの達成感こそが次の課題にチャレンジする意欲を生み出し、自然に自分の力で学力を伸ばしていくという、理想的な学力向上を実現することができるのです。

【参考資料】
『子どもの科学的リテラシー形成を目指した生活科・理科授業の開発』
(森本信也・横浜国立大学理科教育学研究会 編著)

2010年9月15日水曜日

2010年9月

トゥルース・アカデミー2010夏
― 進化するRISEの活動に注目! ―


記録的な暑さに見舞われた2010年夏―地球環境について考えないわけにはいかない、忘れられない夏休みになりました。

酷暑の中、当アカデミーでは例年通り、様々な活動を実施。新しい試みとしては、海を科学する「オーシャンプロジェクト」をRISE科学教育研究会で立ち上げました。

RISEの活動は今後もますます進化していきます。今夏の活動をいくつかご紹介します。


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夏期特別授業2010報告
― 科学工作&実験講座が大人気! ―


夏期特別授業2010では、全12種のオリジナルのカリキュラムを行いました。

人気の工作講座は、幼稚園生もできるクラフト昆虫制作や、はんだを使った電子工作等を実施。手の巧緻性を育む活動は子どもたちの成長に必須ですが、その時間は日常で減りつつあります。その楽しさと達成感を、この機会に心から味わってもらえたでしょうか?失敗や小さな火傷も、いい経験になるでしょう。


  「てんとう虫ロボット」製作は今年初の新講座。パソコンを使わないでプログラムできる小さなロボットです。プログラムの意味を考えるのに最適な教材でした。完成したロボットで、相撲やボーリングなどの競技を行い、大いに盛り上がりました。


 大人気のGEMS「シャボン玉フェスティバル」を幼稚園生対象に開講。準備が大変なプロジェクトですが、感性が豊かな今だからこそ体験してもらいたい貴重な科学講座です。シャボン玉の中から子どもたちはどんな景色が見えたのでしょう?その瞬間の“見る”集中力、感じようとする姿勢を大切にして欲しいですね。


 ブロック講座として初めて採用した環境教育プログラム「プロジェクトワイルド」の「昔と今」をオリジナルにアレンジして実施しました。「自然は大切だ」と思うだけでなく、もう一歩踏み込み、「今後私達はどうしていくべきか?」を実践的に考えるきっかけとして、都市計画をテーマにブロックで具体的に考える活動を行いました。

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サマーチャレンジ2010報告
― ユニーク&斬新なロボットが続々登場! ―


8/29(日)、都立産業技術高等専門学校で「サマーチャレンジ2010」を開催しました。今年は33チーム104名のエントリーがありました。

Kokohore!-Wanan versionⅡ2年目となる今年は,ロボカップジュニア・レスキューチャレンジの新ルールに対応できるよう、ミッション5の内容を、昨年のパルス式赤外線ボールから150gの重りが入った缶に変更しました。


ミッション1のポチロボットは、布や工作用紙、紙ねんどなどでポチらしく装飾されたものが多く、見学者を大いに楽しませてくれました。

赤外線ボールを城砦外に運び出すミッション4では、ボールを転がして運び出す方法ではなく、ボールをレールに乗せて持ち上げ、壁を超えて運び出すという斬新な戦略を用いたロボットが優勝。

ミッション5では、缶を掴んだ後、ロボットの体全体を徐々に伸ばし、高さを上げて缶を持ち上げるという斬新なロボットが優勝しました。


 プレゼンテーション賞はロボカップジュニア上位大会出場経験者が主に受賞。ロボット研究の方法やプレゼンテーションの仕方を下級生に示してくれました。

上位入賞者には、都立産業技術高等専門学校様より「高専ロボコン観戦チケット」が副賞として授与されました。受け取った受賞者達は憧れの高専ロボットを観戦できるととても喜んでいました。


斬新かつ確実で豊かなアイデアが入り交った、充実した今大会でした。


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海で、山で、科学した!
― RISE 夏の課外活動 ―


 RISE科学教育研究会では、「子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動」として、7月27日・28日に真鶴(神奈川県)で今年初の企画「オーシャン・プロジェクト」(1泊2日)を、8月12日~14日に高尾(八王子市)で6回目となる「サイエンス・キャンプ」(2泊3日)を開催しました。

 「オーシャン・プロジェクト」には小3~中1の24名が参加。

琴ヶ浜海岸でのシュノーケリングで海中観察に始まり、水圧や水中の色の実験、海水を乾燥させて取った塩と食卓塩の結晶の比較、海中プランクトンの観察に加え、地面・地面から1mの高さ、水面、海中の4地点での温度変化のデータロギング、(風が強い日でうまくいきませんでしたが)風向のデータをロギングして海風・陸風を捕らえる実験なども行いました。


2日目午前には、三ツ石海岸で真鶴町立「海の学校」の渡部孟先生による磯観察会。子供たちが採集した様々な生物を、カニ、貝、魚、ウミウシ、ナマコなどの種類別にそれぞれその体の構造や生態などを教えて頂きました。また、町立「遠藤貝類博物館」(保有4,500種50,000点のうち約1,800種5,000点を常設展示)で短い時間でしたが、いろいろな解説をして下さいました。


宿泊した「ペンションしおさい」は湯河原から天然温泉を引き、食事も刺身の盛り合わせ、カニ、アワビのつぼ焼き、ローストビーフと朝夕とも豪華なのに驚きました。オーナーの青木さんが全面協力をして下さったため活動が大変しやすく、真鶴の人々の温かさを感じました。

 「サイエンス・キャンプ」には小4~中1の32名が参加。雨が降ったり止んだりの天候の中行われました。

初日の午前中、高尾山口から山頂を目指し4ルートに分かれての登山。光センサーと温度センサーで1分おきにデータを取りながらの登山です。


翌日そのデータを分析。データから周囲の様子が分かったり、山頂に着いたことが読み取れたり、はたまた計測器を首からぶら下げていた先生がトイレに行ったのが記録されていたり。


他にも、光源の種類が異なる光で虫を集めるライトトラップ、ビオトープの池のプランクトン観察、環境教育ワイルド・プロジェクトのゲーム、ロボットを動かして得た足跡のデータから動物を特定するシミュレーションゲーム、光の出すデータを読み取って行う暗号ゲーム、昆虫採集と観察、出汁つくりや果物のビタミンCテストなどの食育講座、キャンプファイヤ、シェアリングアース協会の専門家による高尾山の生き物観察など、盛りだくさんの内容でした。

 RISE科学教育研究会は、ロボット教育の先駆けてとして2003年よりカリキュラム開発や講座、ロボットコンテストの実施、ロボカップジュニアの全面的な運営協力を行っていますが、一方でセンサーなどの電子機器を用いてデータを収集し、その分析や解析を行うデータロギング活動を行っています。


これは、OECDが実施する国際学習到達度調査(PISA)が世界の子供たちに求めている「科学的リテラシー」「数学的リテラシー」を育成するには極めて有効であり、(日本ではあまり行われていませんが)世界の教育現場で広く採用している教育方法です。

参加した子供たちは、グラフ化したデータから様々事実を読み取ったり類推したりしながら生きた現実を再構築していく楽しさ、隠された法則を発見する喜びを味わえたではないかと思います。