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2016年12月25日日曜日

第4回宇宙エレベーターロボット競技会結果報告


小学生部門「日吉クリーパーズ」優勝!
「␣Ω(スペースオメガ)」第3位!
 
 
1120日、日本科学未来館にて76チームが参加し、「第4回宇宙エレベーターロボット競技会」の全国大会が開催されました。今年度、初めて年齢別の部門が設定され、『小学生部門』(14チーム)、『中高生初級部門』(51チーム)『高校生中級部門』(11チーム)の全76チームが参加。当アカデミーからは小学生部門に「日吉クリーパーズ」と「␣Ω(スペースオメガ)」が出場しました。
 

 いずれの部門も、レゴマインドストーム基本セット(NXTまたはEV3)、および拡張セットに含まれるパーツを使用して製作したロボットで、地上4mに設置された宇宙ステーションに制限時間の4分以内にピンポン球を運ぶ競技です。初心者の多い小学生部門は、半数以上のチームのロボットが上まで昇れず、得点できない中、当アカデミー2チームは安定した動きで宇宙ステーションまで昇降し、得点を重ねました。


 日吉クリーパーズは3回往復で2個ピンポン玉を落とした結果、得点は10点で見事優勝!␣Ω(スペースオメガ)も3回往復に成功したものの、3個ピンポン玉を落として結果は6点でしたが、第3位入賞!


 両チームとも、早くも来年に向け、ロボット改造のアイデアを口にするなど、やる気満々。来年度は、ノーミス・完全優勝を目指すそうで、今後の活躍が楽しみです。





トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス

ロボカップジュニア2017(ノード大会)

神奈川西東京&東東京ノード大会結果報告
-全15チーム、35人が関東ブロック大会へ-


「宇宙エレベーターロボット競技会」と同じ日の11月20日(日)に東東京ノード大会、前日19日(土)に神奈川西東京ノード大会が、都立産技高専品川キャンパスで開催されました。


  ワールドリーグ(WL)のレスキューMaze、オンステージ、サッカーオープンはエントリー数が規定に満たなかったため、ノード大会での選抜を行わずに関東ブロックへ推薦。日本リーグ(NL)のサッカービギナーズは、エントリーした全チーム関東ブロックへ推薦となりました。全国大会レベルと言われる激戦の東東京ノードWLレスキューLineで敗退チームはあったものの、当アカデミーから全15チーム35名が12月23日(金祝)-24日(土)の関東ブロック大会に出場します。


 今ノード大会で特筆すべきは、東東京ノードのWLレスキューLineのレベルが上がったこと。前日の神奈川西東京ノードでは被災者救出できたチームが無かったのですが、東東京ノードでは救出チーム多数。当アカデミーチームが3位以内に入賞できず、卒業生たちが育ててきた学校のチームに上位独占されてしまいました。複雑な心境です。


 また、プレゼン賞を受賞できていない当アカデミーチームの余裕の無さも痛感しました。大会までのロボット製作と日常生活のスケジュール管理の仕方が課題です。もっと頑張れ、Truth生!!

【ロボカップジュニア2017 関東ブック大会出場Truthチーム】
チャレンジチーム名ノードノード結果
ワールドリーグ
レスキューMaze
Meteor東東京ノード開催なし
関東出場
ワールドリーグ
レスキュー 
Line
Integrated
Circuit
東東京5位
関東進出
neos神奈川
西東京
準優勝
関東進出
日本リーグ
レスキュー 
Line
苺イズム東東京準優勝
関東進出
ARCo東東京優勝
関東進出
ワールドリーグ
サッカー
ライトウェイト
バベルの図書館東東京8位
関東進出
Sフィンガーズ東東京4位
関東進出
絵空事東東京準優勝
関東進出
IDB神奈川
西東京
準優勝
関東進出
S.K.S神奈川
西東京
3位
関東進出
CO2 東東京6位
関東進出
日本リーグ
サッカー
ビギナーズ゙
Panther 2nd東東京ノード開催なし
関東出場
チームSOY東東京
スパイクチャージ神奈川
西東京
ワールドリーグ
オンステージ
三代目Show道東東京ノード開催なし
関東出場




トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス

COCO塾ジュニアスピーチ発表会


11月に、年に一度の『COCO塾ジュニアスピーチ発表会』を開催!
 
-表現する喜び、伝わる楽しさを実感-
 


 
 COCO塾ジュニアでは年に1回、スピーチ発表会を行っています。レベル別の課題に合わせて文章を作り、英語独特のアクセントやイントネーションなど、時間をかけて練習した成果を発表します。
 日吉本町教室(トゥルースアカデミー日吉校内)は、113日(祝木)、川崎市国際交流センターにて開催された川崎地区のスピーチ発表会に参加しました。出演者90名という大規模な発表会でしたが、日吉本町教室からは10名が参加。大きな舞台にちょっぴり緊張しながらも、日頃の学習の成果を発表しました。初心者コースの2名は、自分の好きな動物・食べ物についてのナゾナゾを作成。ヒントを英語で発表しました。中級クラスの8名は、
自分の名前の文字で始まる形容詞を使い「自分」を表現する詩を作って発表しました。細かい発音にもだわって練習したかいがあって、「日吉生徒の英語は、とても正確で聞き取りやすかった」とネイティブの先生から講評をいただきました。
 
  
 
 
桜台教室(トゥルースアカデミー練馬校内)では、1117日(木)に、教室にて『スピーチ発表会』を開催しました。幼稚園児は簡単な自己紹介と手遊び歌を披露し、小学生は「Who am I?」というクイズ形式で自分がなりたい職業について英語でスピーチしました。昨年は恥ずかしがっていた生徒も、堂々と前を向いて大きな声で発表することができました。ずいぶんと英語で話をすることに自信がついてきたようです。
 

 トゥルース・アカデミー COCO塾ジュニア
http://truth-academy.co.jp/coco/

 
 

トゥルースの視線【第113回】

トゥルースの視線 第113

人工知能とロボットの時代に生きる(2)
- 人工知能時代を生き抜くスキル ―

 

前回(視線第112回)で、英オックスフォード大学マイケル A. オズボーン准教授の研究により、1020年後に、日本の労働人口の約49%が就いている職業において、人工知能やロボット等に代替することが可能との推計結果が得られたことをお伝えしました。人工知能時代に生き抜くために必要な教育とは何かを考える上で、どのような能力やスキルがもとめられるかを考える必要があると思います。

脳科学者の茂木健一郎氏は、その著書「人工知能に負けない脳―人間らしく働き続ける5つのスキル」(日本実業出版社20158月刊)において、鳥と飛行機が飛ぶ仕組みが異なるように、脳科学的には人工知能の仕組みと脳は全く無関係であるとし、人工知能が発展することは人間の脳のアウトソーシングが行われることになり、それによって自由で人間らしい、創造的な働き方、生き方に変わるチャンスが来る、と述べています。そのためには、人工知能の特徴を把握することによって、私たち人間の脳の活かし方のヒント、人間にしかできない必要な能力、人間の脳でしか伸ばすことができないスキルを見出し、人工知能やロボットに奪われない仕事の付加価値は何か?を考える必要があると言っています。

 人工知能は、ロジックに強い一方、ルールや基準が決まっていないと何もできない、「正解が決まることにしか対応ができない」ので直感やセンスといった評価が入り込む余地がない。それに対して、人間の強みは「感情の豊かさ」「五感」にあり、欲望や目標を持つこと、意思決定することは人間の脳が得意としていることだ。そのためには、意識や感性を大事にして人工知能では計り知れない「パーソナリゼーション(個性)を」を磨くことが大切だと主張しています。そして、人口知能時代を生き抜く大きな武器として、5つのスキルを挙げています。

1.コミュニケーション:「メタ認知」が働くと相手や状況を把握したうえでの適切な判断が可能となる。
※メタ認知とは、自分の行動・考え方・性格などを別の立場から見て認識する活動。

2.身体性:「いい無茶ぶり」によるギリギリのハードルを越えた時、神経伝達物質ドーパミンが出る。

3.発想、アイデア:感情論を抜きにして次々と思いつく問題解決力が優れた時代になる。「できない理由よりもできる理由をひとつでも探していく」という発想を持つことが大事。

4.直感、センス:論理的で網羅的、緻密で非常に公平な思考ができる人の方が、かえって直感をうまく使うことができる。

5.イノベーション:ひとりですべてのことを引き受けて何かのイノベーションを生み出すよりも、誰かとコレボレーションしてイノベーションを起こしていく形にシフトしていくだろう。

 また一方で、人工知能をチャンスと捉えられない人の阻害要因として、・権威主義に固執すること・過去の成功体験に囚われていること・スピード感を持っていないこと、を挙げています。教育については、「遊びながら勉強にもなる」という概念、教育(エデュケーション)と娯楽(エンターテインメント)を合成した言葉「エデュテイメント」を挙げ、これからの時代は学びと遊びの境界がだんだんなくなってくるのではないか?と。

2010年からSTEM教育を続けている当アカデミーは、まさに「遊びと学びの融合」を、コンストラクショニズムという教育理論に基づき、実践しています。次回は、OECDのプロジェクト「Education2030」に触れたいと思います。
 
 
トゥルース・アカデミー 代表 中島晃芳
 
 
 


トゥルース・アカデミー ブロック・サイエンス
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トゥルース・アカデミー リトル・ダヴィンチ理数教室

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トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス

2016年11月16日水曜日

FLL(ファースト・レゴ・リーグ)2016


FLL(ファーストレゴリーグ)2016
テーマは「Animal Allies

-人間と動物がHappyに共存できる方法を考えよう-
 


 

NPO法人FIRSTLEGO社による世界的なロボットコンテスト「FLL2016(http://firstjapan.jp/)の今年のテーマは「動物との共存」。同じ地球上で暮らす私達人間と動物が、お互いを理解し、共存するにはどうすれば良いのかを考えます。9月に登録が開始され、当アカデミー飯田橋校・練馬校・日吉校のロボット・ベーシック142チームが出場します。現在、1218日(日)東京工業大学大岡山キャンパスで開催される「東日本第2ブロック大会」に向け、活動中です。
 
 
FLLには「ロボット競技」と「プレゼンテーション競技」があります。

ロボット競技では、動物にちなんだ様々なレゴのモデルが置かれたフィールド上に設定されたミッションに、ロボットを使って挑戦します。15種のミッションを、制限時間230秒以内にどのぐらいクリアできるか、が課題です。プレゼンテーション競技では、動物をテーマに、現状の調査と問題点を見つけ、人間と動物が共存するための解決策を考え、パワーポイントや資料、レゴで製作したモデルなどを使用して審査員の前で発表します。また、ロボットの構造や技術、戦略をアピールするロボットデザインの発表、自分たちがチームとしてどのような活動をしてきたのかチームワークを語る発表もあり、全部で3つのプレゼンテーションを行います。
 

 ブロック大会で優秀な成績を収めると、来年212日(日)に行われる「JAPAN OPENに出場できます。応援よろしくお願いします!!



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X'mas ダヴィンチ・スペシャル『算数ゲーム大会2016』開催!


クリスマス ダヴィンチ・スペシャル
『算数ゲーム大会2016』開催!
 
アルゴ・トリンカ加減部門・トリンカ四則演算部門
3種目で挑戦者を募集します。 
 
 
 
 
12 月23 日(金祝)、冬休みサイエンス講座の一環として、頭をよくする算数ゲーム「アルゴ大会」(年中~年長対象)、「トリンカ大会」(小学1~3年生対象)を飯田橋校で開催します。最初に練習から始めますがリトル・ダヴィンチ在籍生でなくても、参加できます。参加される方には事前にルール表を配布し、当日、練習から行いますが、幼稚園生は少しお家で練習してから参加されることをおすすめします。リトル・ダヴィンチ在籍生は、授業内で取り組んで練習中です。

「アルゴ」は、数の大小の並びからカードの数字を推理するゲーム。リトル・ダヴィンチでは「アルゴ」をプレキッズから授業に取り入れて、少ないカード枚数から始め、徐々にカード数を増やして推測する力を鍛えています。

「トリンカ」は、ひいた数のカードと四則演算記号を色々組み合わせて正しい数式を作るゲームです。ダヴィンチ・キッズⅡの授業では足し算引き算のみで、ジュニアⅠでは掛け算、割り算も入れて取り組んでいます。今年は、+ーのみの加減部門、×÷も入れる四則演算部門に分けて開催します。

 例年、保護者のみなさまに審判のお手伝いにご協力いただきながら、行っております。負けて悔しくて泣いてしまう子もいますが、それも成長の一つの過程ですので、あたたかく見守っていただければと思います。



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RoboRAVE(ロボレーブ)大阪オープン大会観戦記


RoboRAVE(ロボレーブ)大阪オープン大会観戦記
-アメリカ発のロボットプログラミング競技-

 


去る116日(日)追手門学院大阪城スクエアにて、RoboRAVE大阪オープン大会が行われました。

Todays Play, Tomorrows Pay.”(今日の遊び、明日への学び)をモットーとするこの活動は、2001年に生まれたアメリカ発のロボットを使った教育プログラム。小学校3年生~高校生が対象。RAVEとはRobots Are Very Educationalの頭文字だそうです。米国ニューメキシコ州のアルバカーキでは、毎年5月始めに10カ国、延べ3,000人以上が参加する世界大会を開催し、メキシコ、コロンビア、中国などでも各国のロボレーブ委員会が世界大会を主催し、世界の科学教育と国際交流の発展に活躍しています。科学者育成教育(STEMプロジェクト)の一つとして米国国務省にも認められているそうです。

 日本では石川県加賀市が「加賀ロボレーブ国際大会」を開催。今年は1111日(金)~1113日(日)の3日間、加賀市スポーツセンターで行われます。アメリカ、中国、台湾、シンガポール、コロンビアなどの海外チームも参加する予定だそうです。
 
 
 今回の大阪大会は来年からの本格的な始動を目指して、試験的に行われたものです。小中学生が23名がチームを組み、17チーム参加。主催のダイセン電子工業が子供たちにロボットを貸し出し、プログラミングの基本から教えて競技に臨ませる形で行いました。本戦では3競技ありますが、午前中にa-MAZE-ing (アメージング)、午後はLine Following (ラインフォロイング)2競技を行いました。a-MAZE-ingは、細長い板をいくつかつないだジグザグ道を落ちないように走行する競技。残念ながらこの競技は見られませんでした。
 
 
 Line Followingは、ロボットが黒いラインをたどって進み、ゴールにある塔にピンポン玉を入れるという競技。小学生と中学生とではコースの難易度が異なります。ゴールまで到着したら100点、ピンポン玉を塔に1個入れたら100点、塔に入れたピンポン玉が2個以上の場合は1個につき1点が与えられる、というルールで行っていました。多くのピンポン玉を運び、塔に入れたチームが勝ちとなります。
 

 ボールを乗せる部分や塔にピンポン玉を入れる仕組みを作るために、ペットボトルや牛乳パック、段ボール箱、割りばしやストロー、紐や輪ゴムなど、いろいろな素材が用意されていました。子供たちは制限時間2時間で自分のアイデアと創意工夫でその機構を作り、試行錯誤を繰り返して練習します。実に様々なアイデアが出て、見ている側も大変面白く感じました。

 年々高度化しているロボカップジュニアに比べ、初学者たちが楽しんで取り組める競技なので、当アカデミーのロボットベーシックの子供たちには向いているような印象を受けました。



トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス


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トゥルースの視線【112回】

トゥルースの視線【112回】
人口知能とロボットの時代に生きる(1)
 
- 労働人口の半分がロボットに? ―


去る107日、夜テレビをつけたら、なんとあの松原仁先生(公立はこだて未来大学教授)が報道ステーション(テレビ朝日)にコメンテーターとして出演しているではないか!松原先生は日本の人工知能研究の第一人者であり、元ロボカップ日本員会会長で、当アカデミーの先輩たちは「松原仁」と書かれた表彰状をたくさんもらいました。ジュニアジャパンの理事であり、ロボカップ2017名古屋世界大会でもアドバイザーを務めて下さります。もはや、人工知能(AI)やロボットを抜きにして人間が生活できる時代ではなくなったことを、誰もが認識しなければならない時代になったことを改めて痛感しました。

一方で、人口知能やロボットに人間の職業が奪われることを心配したり、新たなビジネスチャンス、人間の生き方を変える絶好の転機と捉えたり、様々な議論が沸き起こっています。

株式会社野村総合研究所は、英オックスフォード大学の機械学習を専門とするマイケル A. オズボーン准教授およびカール・ベネディクト・フレイ博士との共同研究により、国内601種類の職業について、それぞれ人工知能やロボット等で代替される確率を試算。この結果、1020年後に、日本の労働人口の約49%が就いている職業において、それらに代替することが可能との推計結果が得られたと発表しています。(201512月)

では、どのような職業が人工知能に取って代わり、どのような職業が代替されないのでしょうか?サイエンスライターの森山和道氏がレポートした、オズボーン氏の分析を紹介したいと思います。

ビッグデータ解析は既に弁護士などの文書チェック、契約文書の準備にも用いられ、かなり複雑な法律的相談にもシステムが用いられるようになっており、単純作業・肉体労働・小売だけでなく法律分野などでも自動化が進んでいる。日本の職業では、会計監査係員、税務職員、行政書士、弁理士などは機械にとって代わられる可能性が高い。事務職やホワイトカラー業務、そして賃金が高い業務はコンピュータによる代替が可能。一方、雑誌記者、中学校教員、弁護士、歯科医師などは代替リスクが低い。ソーシャルコミュニケーション、非定型業務である。翻訳や司書は中間。また代替されにくい仕事は意思決定者のような職務と、人でしかできない仕事とに二極化するだろうと。要するに、芸術、歴史学・考古学、哲学・神学など抽象的な概念を整理・創出するための知識が要求される職業、他者との協調や、他者の理解、説得、ネゴシエーション、サービス志向性が求められる職業は人工知能等での代替は難しい傾向があり、一方、必ずしも特別の知識・スキルが求められない職業に加え、データの分析や秩序的・体系的操作が求められる職業については、人工知能等で代替できる可能性が高い傾向が確認できたとしています。

オズボーン氏は、自動化しやすい仕事としにくい仕事の違いは、「クリエイティビティ(創造性)「ソーシャルインテリジェンス(社会的知性)2つの要素を含んでいるかどうかだと言います。また、新たな職業も生まれます。今後の社会的対応については、オズボーン氏は「再教育が鍵となる」と述べた。今後は機械とうまく連携しながら社会的知性を活用しながら仕事をすることが求められるという。さらに、ソーシャル・インテリジェンスやクリエイティビティ自体がコンピュータ化される可能性についても触れて、クリエイティブな職種も将来は自動化される可能性があると指摘。例えばちょっとした会話をするチャットボットなら実現できるが、人を説得したり交渉したりすることは今の時点では難しい。ソーシャル・インテリジェンスについても情報を構造化できるものならば機械化できるが、人の頭の中にしか情報がないようなものの場合は難しいと述べました。 

10年〜20年後には、今の子供たちのほとんどが何らかの職業に就いていることでしょう。このような社会に子供を送り出すには、どのような教育が求められているのでしょうか?


トゥルース・アカデミー 代表 中島晃芳
 
 
 


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トゥルース・アカデミー リトル・ダヴィンチ理数教室

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トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス

2016年10月19日水曜日

2016年10月


ロボコン目白押しの秋!
 
ロボカップ2017開幕、世界大会は名古屋で
4回宇宙エレベーターロボット競技会11/20開催!
 
 
11月から各ロボコンが始まります!

ロボカップジュニア国内大会では、今年から世界大会出場を目指す「ワールドリーグ(WL)」と、ジャパンオープンを頂点とする「日本リーグ(NL)」に大きく分かれます。これまでのプライマリ/セカンダリという年齢区分が無くなりました。WLにはレスキューLineMazeCospace、サッカーオープンウェイト・ライトウェイト、OnStageのチャレンジがあり、NLにはサッカービギナーズ、レスキュー、OnStageがあります。WL出場チームは、名古屋で開催される世界大会を、NL出場チームは、岐阜県中津川で行われるジャパンオープンを目指します。当アカデミーからはロボット・アドバンス以上在籍の14チーム、33名が出場予定です。


今年から、エントリーを各団体2チームまでと制限された宇宙エレベーターロボット競技会。各学校や団体が注目する競技会になり、エントリー希望が増えているようです。ブロックサイエンスの小4以上(ロボットベーシック在籍生は小3以上)で募り、日吉校・飯田橋校から各1チームが出場します=下表。今年は、宇宙ステーションにピンポン玉を運ぶ課題に変更になりました。ピンポン玉は1チーム100個用意されるので、なるべくたくさん運搬できるカニズムとスピードの工夫を問われます。

大会予定は以下の通り。いずれも見学できるので、ぜひ、応援に来てください!

 

【各大会開催概要】

■ロボカップジュニア2017 https://rcjj-kanto.org/

・神奈川西東京ノード大会 1119()都立産技高専・品川キャンパス

・東東京ノード大会 1120(日)都立産技高専・品川キャンパス

・関東ブロック大会 1223(金祝)24日(土)都立産技高専・品川キャンパス

・ジャパンオープン2017ぎふ・中津川 http://www.robocupjunior.jp/
 324日(金)-26日(日)愛知工業大学八草キャンパス

Robocup2017名古屋世界大会 http://www.robocup2017.org/ 
 727日~30

■第4回宇宙エレベーターロボット競技会 http://space-elevator.tokyo/

1120日(日)日本科学未来館



トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス


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NESTロボカップジュニアOB2016報告
-歴代の鉄人たちが、全国のOBが、ロボット研究者が、メンターが集まった!-
 

9/19(月祝)、ロボットの鉄人2016終了後、国立オリンピック記念青少年総合センター内のレストランで「NESTロボカップジュニアOB会」を行い、36名の参加者がありました。

日本におけるジュニア・レスキュー創成期に活躍し、後輩たちに多大な影響を与えたチーム「P1」と「P2」のメンバーとメンターが久しぶりに全員揃い、彼らを受け継いだ後輩や影響を受けたメンターも集まりました。運営に大きな貢献をしてきた元メンターやジュニア・レスキューの国際委員として活躍している方も参加して下さり、関東ブロックのジュニア・レスキューの歴史を振り返ることができました。また、ジュニア・サッカーでは、関東ブロックでロボカップジュニアが始まった時から参加していたOBや、九州・長野・愛媛出身で世界大会の舞台で活躍したOBも参加して下さり、OB会の幅が広がってきたことを感じました。結婚が決まったことを報告してくれた人もいました。さらに、RoboCup@Home Educationを推進している大学の先生も参加。この活動にぜひ参加してみないか?と呼び掛けてくれ、興味を持った大学生OBが熱心に話を聞いていました。

ロボカップジュニアOB会の輪がさらに広がり、ロボカップジュニアに参加したという共通体験を軸に、社会に出ても人的ネットワークとしてお互いに交流し、情報交換しながら活躍する人が増えてくれることを、期待しています。



トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス


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COCO塾ジュニア 
英検対策コース受講生募集中
-英検合格に向けた短期コースを期間限定で開講!-




COCO塾ジュニア桜台教室(トゥルース・アカデミー練馬校内)では、2016年度第3回(2017年1月実施)の英語検定に向け、合格に必要なスキルがバランスよく身につく全10回の短期集中コースを開講します。5級コースでは、単語や文章を読む練習をして、英検の問題形式に慣れることを目指します。英検に合格して、英語力に自信をつけてみませんか?


【英検対策コース概要】

◆開催校:COCO塾ジュニア桜台教室(トゥルース・アカデミー練馬校内)

◆開講期間:112日(水)~1月中旬の全10

◆対象:小学3年生~中学生

◆定員:28

◆レベル:英検5級コース

◆受講料:24,840円(1回50分×10回分)

◆お申込み締切:1029日(土)

・受講前に教室で英語力チェックを行います。英語の学習経験、過去問題の正答率などをお聞かせください。

お問合せ・お申込みはCOCO塾ジュニア桜台教室(03-5946-5536)まで。
 

 トゥルース・アカデミー COCO塾ジュニア
http://truth-academy.co.jp/coco/

 
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NEST主催「ロボットの鉄人」報告

-高い目標が見えた!23日のロボット開発合宿-

 
去る917()19(月祝)3日間、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、NPO法人科学技術教育ネットワーク(略称:NEST)主催「ロボットの鉄人2016」を開催しました。 
「ロボットの鉄人」は2009年からスタート、2013年にはICTを活用した教育実践事例の全国コンテスト「ICT夢コンテスト」でCEC奨励賞を受賞、今年で8年目となりました。ロボカップジュニアのジャパンオープンや世界大会出場を本気で目指す子供たちを対象とする、23日の合宿です。最大の特徴は、ロボカップOBの先輩たち(「鉄人」と呼びます)による指導。技術や開発手法だけではなく精神、文化を伝承していくことも、その目的の一つとなっています。
 

今回は、従来の「初心者コース」の代わりに、「ロボットサッカープロジェクト」の一環として「サッカービギナーズコース」を新設。レスキューコースに8名、サッカーコースに11名、サッカービギナーズコースに14(宿泊7名・通い7)の計33名が参加し、世界大会出場者7名の鉄人たちが後輩の指導にあたりました。
 

サッカービギナーズコースでは、ダイセン社製TJ3を使用してサッカーロボットを製作し、コンパスセンサーを搭載して自陣と敵陣を見分けるようにしました。また、これから独自のロボット開発のヒントを得ることができたようです。ロボットサッカープロジェクトは、東京都立産業技術高等専門学校での練習会や同校の文化祭「高専祭」での競技会を通じてロボットをさらに進化させ、ロボカップジュニアのビギナーズリーグの出場を目指します。
 
今年の特徴は、かつてこの合宿に参加した学習者が鉄人として指導する側となったこともあり、原点に戻ったことにあります。
 

その一つは、鉄人が自らロボットを作って参加者と対戦をすること。レゴ マインドストームEV3で製作した鉄人のロボットには、現役の時代に使っていた、ドリブルする機能とシュートする機能を1つのモーターで実現する仕組みが搭載されていて、参加者には大いに参考になったようです。また、TJ3ロボットも外装の仕方などが参考になりました。レスキューLineでは、3人の鉄人がそれぞれの特徴を持ったロボットを製作。競技ではその一台が圧倒的な優勝を果たしました。鉄人のロボットを目の当たりにして、自らのロボット開発の目標が見えたのではないのでしょうか?
 

して、「深夜の競技会」。宿泊する部屋にフィールドの一部を持ち込んで競技を行い、皆ベッドに座って他の人の競技を見ています。学習室とは異なり狭い空間なので、ロボットの息遣いが感じられるのでしょうか?皆が息を飲んでロボットの動きを食い入るように見つめていました。

レスキューLineでは最終日の競技でレベルを参加者に合わせるのではなく、世界大会を目指すのならばこれくらいのレベルが必要だ、というコースに参加者を挑ませたことです。高い目標を掲げ、それに向かって創意工夫と努力を積み上げていくことの大切さを鉄人たちが教えてくれました。

「ロボカップジュニア2017」は11月にノード大会、12月にブロック大会、3月にジャパンオープン(岐阜県中津川)7月に世界大会(名古屋)が開催されます。この合宿で朝4時まで頑張った人もいます。ここでの経験を原点として、皆が大会で大いに活躍してくれることを期待しています。




トゥルース・アカデミー 代表 中島晃芳
 
 
 


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