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2018年12月15日土曜日

ロボカップジュニア2019東東京ノード結果報告


ロボカップジュニア2019東東京ノード
Truth全出場チームがノード突破!14チームが関東ブロック大会へ!

11/25(日)、ロボカップ2019幕開けとなる東東京ノード大会が都立産技高専品川キャンパスで開催されました。 ワールドリーグのレスキューMazeとサッカーはエントリー数が規定に満たなかったため、ノードでの選抜を行わずに関東ブロックへ推薦となりました。
日本リーグサッカーでは、全9チームが参加。Truthからの3チームが、優勝・準優勝・第3位と表彰を独占しました!決勝では、Truthチーム対決となってしまいましたが、普段から練習試合している仲間同士、全力を出し切り、全員爽やかに表彰台に上がれました。

日本リーグサッカー表彰を独占!

東東京ノードでは激戦のレスキューLine。日本リーグには、全14チームが参加。Truthから唯一の「聖蹟」が着実に実力を伸ばして見事優勝。ワールドリーグには全15チームが参加。Truth2チームともに関東ブロック推薦枠を手にしました。表彰チームとの差は、若干の調整不足。関東ブロックまでには、完璧に仕上げていきましょう。
OnStageは日本リーグ、ワールドリーグ共に全2チームの参加で、優勝しなければ関東ブロックに出場できない状況でした。日本リーグ「Les Stylistes」は、技術点をアピールするインタビューでは負けていましたが、パフォーマンスの失敗が少なく優勝。ワールドリーグもインタビューでは僅差でしたが、パフォーマンスでしっかり差をつけました。いずれも、より高レベルの技術をもっと取り込む必要があるようです。
ベストプレゼンも3チームが受賞と今回は表彰ラッシュでした。関東ブロックでも期待しています。

3チームがベストプレゼン受賞!


東東京ノード大会Truthチーム結果


NPO法人 科学技術教育ネットワーク
http://www.npo-nest.org/


第3回「算数・数学思考力検定」実施

第2回はTruth受検生全員合格!
「算数・数学思考力検定」第3回は、2/23(土)練馬校・2/24(日)飯田橋校

年3回行われる「算数・数学思考力検定」の2018年度第3回が、2019年2月23日(土)練馬校・24日(日)飯田橋校にて実施します。第2回検定試験では、飯田橋校、練馬校合わせてTruth全受験生16名が合格!大変嬉しい結果です。
   
2018年度 第2回 合格者
           2018/11/10-11/11実施

リトル・ダヴィンチ理数教室ジュニアのステップでは、今年度から受検日前に対策課題をハンズオン等で取り組むカリキュラムを導入しました。算数・数学の問題を解くことを通じ、子どもの身についている「思考力」の程度を知るための検定の内容は、当アカデミーの教育理念とも合致しています。

次回の第3回目が今年度最後の検定試験です。
是非チャレンジしてみてください。別途配布していますお知らせにてお申込み下さい。
申込締切は2019年1月16日(水)です。



トゥルースアカデミー
http://truth-academy.co.jp/

算数・数学思考力検定
http://www.shikouryoku.jp/

リトル・ダヴィンチ理数教室
http://truth-academy.co.jp/lv/

NEST e-ラーニング・プロジェクト「STEMing(ステミング)」本格始動!


 
e-ラーニング・プロジェクト「STEMing(ステミング)」本格始動!
~プログラミングを、だれでも教えられる・だれでも学べる社会を目指して~


昨年あるシンクタンクを通して某財団からNESTに対する助成金の申し出がありました。これを受けて今年4月より、学校の先生がロボットプログラミングの指導法をWEBで学べるe-ラーニング・サイトの制作を始めました。当初はどのような形にするか?どのように制作を進めるか?試行錯誤を繰り返していましたが、7月からの3カ月で、役割分担や制作方法や作業手順、WEB上のシステムなどが実質的に固まり、本格的にコンテンツを量産できる体制が整いました。現在はレゴマインドストームEV3の講座を制作していますが、他のロボット教材の指導方法やロボットコンテストの紹介と指導方法を順次加えていく予定です。また、都会から離れていて学べる機会の少ない子供たち向けのサービスも行いたいと思っています。
これまでTruthNESTが培ってきた教育ノウハウを公開することによって、ロボットプログラミングを誰でも教えられる・だれでも学べる社会に実現を目指して、社会貢献できれば幸いです。


NEST

トゥルースの視線【第135回】


ぶんかサイエンスカフェ市民講座
~ AI・ロボットの時代を生き抜く力 ~

去る10/27(土)練馬区役所20階交流会場にて、当アカデミー代表の中島が科学技術教育ネットワーク(NEST)理事として講演を行いました。主催は「ぶんかサイエンスカフェ」(代表:伊藤規志子氏)。生活に役立つ情報提供、文化・科学研究や実践成果を発展的に学び合う異文化を学習することを通して、練馬の市民を元気にすることを目的としている市民団体です。

OECD教育・スキル局長アンドレアス・シュライヒャー「すべての知識はGoogleにある」「今の子どもたちが大人になったときは、65%の職業が今ない職業にとって代わっているだろう」、英オックスフォード大学マイケル A.オズボーン准教授「1020年後に、日本の労働人口の約49%が就いている職業において、AI(人工知能)やロボットに代替することが可能」という時代に、今の子供たちは生きていかなければなりません。「学習とは、人がコミュニティに参加して、そこでのアイデンティティを確立する過程であり、その過程で人の『できること』が変化することである」という、フィンランドを学力世界一に導いた「社会的構成主義」をいかに実現するか?国際的な学力調査PISAに示される「OECDキーコンピテンシー」や国際団体ATC21sが示した「21世紀型スキル」を紹介し、NESTの活動を紹介しながら、この21世紀に求められる教育について語りました。

OECDのキーコンピテンシー」の大項目は、① 社会・文化的、技術的ツールを相互作用的に活用する能力(個人と社会との相互関係)②多様な社会グループにおける人間関係形成能力 (自己と他者との相互関係)③自律的に行動する能力 (個人の自律性と主体性)であり、これは「21世型スキル」や、オズボーン准教授が説く「AIやロボットによる自動化が難しい職業の3つの特徴」①創造的思考②ソーシャルインテリジェンス(社会的知性)③非定型にも相通じるところが多々あります。 

これらの能力を実現する教育的手法として、Activity Based Learning (子供たちの活動をベースにした学習)・Project Based Learning (プロジェクト型学習・問題解決型学習)Future Oriented Education(未来志向の教育)が教育界で現在求められています。その実現には、チームとしてのプロジェクト学習と位置付けられているロボットコンテストを目指す学習活動が有効であることを説きました。ロボットコンテストの意義として、●工学的な知識・科学技術・数学の実践的活用・プログラミング技術●設計力・デザイン力●PDCAサイクルによる企画・開発力●創造力・問題解決力・戦略的思考・クリティカルシンキング(批判的思考)●コミュニケーション能力・チームワーク形成力●プレゼンテーション能力●グローバル・コンピテンシー、などが挙げられます。

早稲田大学公共政策研究所の招聘研究員であり、一般社団法人「途中塾」の代表理事である羽田智恵子氏も聴講しに来て下さり、講演後の懇親会でたっぷり意見交換をさせていただきました、「途中塾」というのは、早稲田大学大学院の修了生12名が、同院の客員教授だったジャーナリスト筑紫哲也氏を塾長に開講した勉強会で、「未来志向の若者に斬新な発想の機会を提供し、引力のある『場』を創出する」ことを理念としていたとのこと。2008年、筑紫氏没後いったん閉鎖となったが、2012年寺子屋流に仮開講。童門冬二氏(作家)や加藤登紀子氏(歌手)を始め幅広い分野から発起人が集まり、2014年本格開塾したそうです。また、教育を目指す高校生からも進路や学習すべき内容についての質問をたくさん受けました。

人の輪が広がって、NESTTruthの目指す教育の共感者や協力者が増えているのを強く感じる講演会でした。


トゥルース・アカデミー代表 中島晃芳


トゥルースアカデミー
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ロボットサイエンス
ロボットマスター

NPO法人 科学技術教育ネットワーク
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2018年11月29日木曜日

第6回宇宙エレベーター競技会 全国大会報告

第6回宇宙エレベーター競技会 全国大会報告
「悔しい!来年こそ」の気持ち芽生えた貴重な経験

10/14(日)中央大学付属中学校・高等学校で、第6回宇宙エレベーターロボット競技会関東予選大会2が開かれました。Truthからは昨年の経験者含むJupiter、初チャレンジメンバーだけで構成された飯田橋校のスペースYRARS、練馬校のSuperStarsの計3チーム、13名が挑戦しました。

同予選会には小学生部門に26チームがエントリー。年々参加者が増加し、今年初開催となった予選会は、調整時間や場所もなく、厳しい条件下でした。各チーム2回の競技を行い、得点の高い方が結果として採用されます。Truthの3チームとも競技順が早いのもあり、1回目は2チームのロボットがテザーを昇ることができませんでした。2回目、微調整をして挑み、SuperStarsは1835点獲得して第3位、Jupiter4位と大逆転して全国大会出場決定。残念ながらスペースYRARSは、2回目も昇ることができず敗退。

終わった直後から「もっとああすればよかった!」と、失敗を誰かのせいにすることなく、みんな仲良く前向きに話し合う姿は、同じ気持ちを味わっメンバー同士で芽生えた結束力が感じられました。


11/11(日)神奈川大学横浜キャンパスで全国大会開催。宇宙ステーションの高さが昨年度から1メートル高く、4メートルのところに設置され、競技会場が、吹き抜けで上から眺められる景色は壮観でした。小学生部門全12チームが出場しました。Jupiterは一度にピンポン球を28個運べる重量感あるマシンで挑みました。1回目の競技で電源が入らないなどのトラブルに焦りましたが、1167点獲得。SuperStarsは軽量でスピード感あるマシンで挑み、1545点獲得。順調な滑り出しでした。2回目。Jupiterは球の落下が多く伸び悩み1693点。SuperStarsは、ステーションにしっかりと入らない球がマシンに残りましたが1969点と得点を伸ばしました。結果は、SuerStars6位、Jupiter8位。

予選会でも優秀な成績を収めていた2000点超えのチームが上位を独占しました。やるべきことはやれていたので、両チームとも満足はできましたが、結果には「ちょっと悔しい」「もっとできた!」との声も。その気持ちをバネに、是非来年再挑戦してくれることを期待しています。


予選会や全国大会までの活動期間中、どのチームもチーム内で意見が合わなかったり、言葉遣いが悪かったりとチームワークが正しくとれないことが多々起こりました。1台のロボットをみんなで製作し、みんなで役割分担して動かすことは、難題ではあるけれども乗り越えなければ良い結果にも結びつきません。また、その問題をいつまでも自分以外の誰かのせいにしていては成長がありません。チームワークは今後社会に出てもずっと続きます。現実的にチームワークがとれない子どもも増えてきました。つい、大人の側から口出ししたくなる時もありますが、ロボコンは子どもたちが自分たちで解決しようと必死に頑張れる貴重な機会でもあります。辛抱強く見守り、子どもたちを信じて行動させた保護者の皆様にも感謝申し上げます。


[参考]宇宙エレベーターロボット競技会
http://space-elevator.tokyo/

トゥルースアカデミー
http://truth-academy.co.jp/

加賀ロボレーブ国際大会2018


加賀ロボレーブ国際大会2018
~ 国際色豊かな熱きロボットコンテスト ~

去る11/9(金)~11(日)石川県加賀市スポーツセンターにて、「加賀ロボレーブ国際大会2018」が開催されました。今年で4回目。アメリカ・中国・台湾・シンガポール・インド・タイ・フィリピンからも参加。エントリーは160チームを超え、参加人数は450名以上と年々増え、会場も使用面積が大きくなっていました。


9/24(月休)にNPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)主催「RoboRAVE東日本大会2018」に参加したチームから、4チーム8人が参加。遠征ツアーを組んで11/9夜に現地入りしました。今年2回目の子もいますが、初めての子は少し緊張気味。全5競技の内、アメージングとラインフォロイング、スモーボットの3競技に参戦。1チームで複数競技に出場できるので、各チーム23競技に挑戦しました。ラインフォロイングは、ライントレースのコース難易度がかなり上がりました。今年2年目のスモーボットは、1つの土俵で3台の対戦となりました。各競技とも3日目の午前11時まで予選が行われ、午後から決勝。スモーボット(小学生部門)で「ROBO ONE-HTMTS」が、アメージング(小学生部門)で「smile」が予選を見事突破して決勝進出。しかし、「ROBO ONE-HTMTS」は1回戦敗退で9位。初出場の「smile」は4位と大健闘。1位~3位を台湾チームが独占しているので、日本チームでは1位の座を獲得しました!国別では、どの競技も圧倒的に台湾が強いのが強烈に印象に残りました。



ロボットコンテストはProject Based Learning (プロジェクトに基づく学習)を実現することができます。中でもロボレーブには初級者でも取り組みやすく、楽しい競技が用意されています。学び始めてから早い段階でこのような大きな大会、しかも国際大会に参加できることが魅力です。参加した子供たちは、全国から集まってきた子供や海外から挑戦しに来た子供と同じ空間で競い合うことで、自分にはない発想や戦略、ロボットの構造や機構、プラグラミングの考え方を実際に目にして学ぶことができたと思います。また、緊張したり落胆したり喜んだり、いろいろな感情も味わえたのではないでしょうか?常にチャレンジしながら、自己の向上を目指すことの大切さを改めて感じました。



加賀ロボレーブ

http://www.roborave-kaga.com/

X’mas ダヴィンチ・スペシャル 『算数ゲーム大会2018』

クリスマス ダヴィンチ・スペシャル
『算数ゲーム大会2018』挑戦者求む!

アルゴ・トリンカ加減部門・トリンカ四則演算部門
3種目で挑戦者を募集します。



12 月23 日(日)、冬休みサイエンス講座の一環として、頭をよくする算数ゲーム「アルゴ大会」(年少~年長対象、年少さんには難易度高です)、「トリンカ大会」(小学1~3年生対象)を飯田橋校で開催します。アルゴ、トリンカは今、子どもたちに求められている考える力【思考力】を育てるゲームとなっています。最初は練習から始めますのでリトル・ダヴィンチ在籍生でなくても、参加できます。参加される方には事前にルール表を配布し、当日、練習から行いますが、幼稚園生は少しお家で練習してから参加されることをおすすめします。リトル・ダヴィンチ在籍生は、授業内で取り組んで練習していきます。

「アルゴ」は、数の大小の並びからカードの数字を推理するゲーム。リトル・ダヴィンチでは「アルゴ」をプレキッズから授業に取り入れて、少ないカード枚数から始め、徐々にカード数を増やして推測する力を鍛えています。

「トリンカ」は、引いた数のカードと四則演算記号を色々組み合わせて正しい数式を作るゲームです。ダヴィンチ・ジュニアⅠの授業では足し算引き算のみで、ジュニアⅡ、Ⅲでは掛け算、割り算も入れて取り組んでいます。今年は、+ーのみの加減部門、×÷も入れる四則演算部門に分けて開催します。

例年、保護者のみなさまに審判のお手伝いにご協力いただきながら、行っております。負けて悔しくて泣いてしまう子もいますが、それも成長の一つの過程ですので、あたたかく見守っていただければと思います。

ぜひチャレンジしてみて下さい!


12月23日(日)
『アルゴ大会』 
ブロックビルダ―Ⅰ~Ⅲ、ダヴィンチキッズ・プレキッズ在籍生 
午前10:30-11:50

『トリンカ大会』
【加減の部】
小1年生、ダヴィンチ・ジュニアⅠ在籍生対象       
午後 12:30- 2:10
【四則演算の部】
小2~小3年生、ダヴィンチ・ジュニアⅡ・Ⅲ在籍生対象  
午後 2:30- 4:10   


リトル・ダヴィンチ理数教室
http://truth-academy.co.jp/lv/


トゥルースの視線【第134回】


World Robot Summit 2018東京プレ大会
~ 人とロボットが共生し、協働する社会の実現に向けて ~


World Robot Summit(WRS)は、経済産業省とNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が主催。国際的なロボットの競技会(World Robot Challenge : WRC)と展示会(World Robot Expo:WRE)で構成されます。第1回となる本大会は2020年に愛知県(10)と福島県(8月インフラ・災害対応カテゴリーの一部競技)で開催されます。それに先駆けて、去る10/17(水)~21(日)にプレ大会「World Robot Summit 2018」が東京ビッグサイトで行われました。

WRC(競技会)は、大きく分けて「ものづくり」「サービス」「インフラ・災害対応」「ジュニア」の4カテゴリーあります。フィールドが大きくて目を引いたのが「インフラ・災害対応」。「プラント災害予防」「トンネル事故災害対応・復旧」「災害対応標準性能評価」の3チャレンジがあり、かなり実践的な研究を行っていることを目の当たりにしました。「ものづくり」の製品組立チャレンジは、メーカーの技術開発が進み、かなり精度が高まってきた気がします。見て楽しかったのは「サービス」。「パートナーロボット」と「フューチャーコンビニエンスストア」の2チャレンジがあり、前者は家庭における片づけをテーマにして、実際にロボットが動く「リアルスペース」とVRを使った「バーチャルスペース」の2競技がありました。後者は、コンビニでの商品陳列やトイレ掃除などに挑戦。現実空間で動くロボットについては、ロボットが人間の作業を代行するにはまだまだ克服しなければならない難しさがあると実感しました。


そして、やはり最大の関心は「ジュニア」です。日本チームの他、ベトナム、タイ、マレーシア、オーストラリア、オランダ、アメリカからの出場。「スクールロボット」と「ホームロボット」の2チャレンジが用意されています。前者は今ではすっかりおなじみのロボット「Pepper(ペッパー)」を使用して、ロボットがいる学校を想定し、学校生活の向上に役立つロボットのプログラミングを考えるというものです。Pepperは数日前から使用することができます。後者は、人とロボットが協力しながら生活する家庭を想定したロボット製作・プログラミングを目的とします。こちらはどんなロボットを使ってもよく、1チーム2台まで出場できます。どちらのチャレンジも、いくつかの決められた課題に挑戦する「スキルチャレンジ(30%)」と「オープンデモンストレーション(50%」「テクニカルインタビュー(20%)」の合計点で競います。残念ながら連日訪問することはできず、私が訪れたのはオープンデモンストレーションの日でした。緊張しながらも審査員の前でデモンストレーションを行っている子供たちの姿は頼もしいものでした。新しい挑戦を見るとワクワクと心躍るものです。2020年の第1回大会にはTruthの生徒たちにもぜひ参加してもらいたい、と強く感じました。
 
WRE(展示会)は「Japan Robot Week2018」と同時開催だったため、多くの企業が参加。ヤマハの倒れないバイクやオムロンの卓球するロボットは人気がありました。「第8回ロボット大賞」の展示も行われ、来場者も多くとても活気がありました。東京ビッグサイト別会場では、「ブロックチェーン2018」や「ビジネスAI2018」も開催されており、まさに人口知能(AI)とロボットの時代に生きていることを痛感しました。

今回のWRCはロボカップを運営している方々が多く、中心となって運営に当たっていました。2020愛知大会は、ロボカップ・アジア・パシフィック大会(RCAP)と同時開催。当然、大人のメジャーだけでなく、ジュニアの競技も全競技行われることになります。WRCRCAP。大人部門もジュニア部門も同時に2つの大会となるので、東京オリンピックだけでなく、想像するだけでワクワクする年になりそうです。


トゥルース・アカデミー代表 中島晃芳


トゥルースアカデミー
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ロボットサイエンス
ロボットマスター

2018年10月13日土曜日

ロボットの鉄人・RoboRAVE東日本大会

ロボットの鉄人2018 & RoboRAVE東日本大会2018
心温まるロボットコンテスト

 去る9/21(土)~23(月休)、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、NPO法人NEST主催「ロボットの鉄人2018」、2泊3日のロボット開発合宿を行いました。

 サッカーワールドリーグ、サッカー日本リーグ、レスキューLine、RoboRAVEチャレンジの4コースに分かれ、ロボカップジュニアの世界大会やジャパンオープンで活躍した5名の「鉄人」たちが後輩をみっちり指導してくれました。
ロボットの鉄人 RoboRAVE 集合写真


 最終日の9/23に「RoboRAVE(ロボレーブ)東日本大会」を同会場にて開催しました。板で作ったコースを走行する「アメージング」、ライントレースをしてゴールにあるタワーにピンポン玉を入れる「ラインフォロイング」の2競技です。まだ2年目と日が浅く、参加は8チーム12名と、まだまだ小規模な大会ですが、参加した小・中学生は少しでも得点を伸ばそうと終始試行錯誤を重ね、全員が1回目の競技よりも2回目の方が得点を伸ばしました。
RoboRAVE アメージング

RoboRAVE ラインフォロイング


 応援する家族からも激励の声や歓声が上がる、とても温かな競技会になりました。貴重な学びの場になったと思います。

 参加者中4チーム8名が、11/9(金)~11(日)石川県加賀市で行われる「加賀ロボレーブ国際大会2018」に出場します。アメリカ・中国・台湾・シンガポール・インド・タイ、・フィリピンなど、海外からの参加者を含め450名程の規模です。皆の活躍をご期待ください。


NPO法人 科学技術教育ネットワーク
http://www.npo-nest.org/

英検対策コース 5級

第3回英検目指して集中レッスン!
10/24から「英検対策コース5級」スタート

 この秋、COCO塾ジュニア練馬駅前教室にて、英検対策コース5級を開講します。

 英語の学習を続けているが英検にチャレンジして目に見える成果を残したい、目標に向け頑張って学習したいなど、そろそろ英検を受けてみたいと思っている方に最適のコースです。

 当コースは試験合格に向け、確実なステップアップを可能とするカリキュラムです。日本語による指導で、詳しい解説と演習がついたテキストを用いながら語彙や文法を中心に学習し、担当講師がそれぞれの強化ポイントについてきめ細かくアドバイスを行います。今から準備をすれば2018年度第3回(2019年1月実施)の英検に間に合います。詳細は練馬校に、お早めにお問い合わせください。

Let’s study English!


《英検対策コース5級》

■5級のレベル:
レベルはおよそ中学初級程度とされています。試験内容は、一次試験(筆記とリスニング)に加え、スピーキングテストも。

■実施日:
10/24(水)から毎週水曜17:40~18:30(全10回)

■費用:
一般生 27,545円 (受講費24,840円・教材費2,705円)



COCO塾ジュニア練馬駅前教室
http://truth-academy.co.jp/coco/

ロボカップジュニア・宇宙エレベーターロボット競技会

ロボカップ2019開幕&第6回宇宙エレベーターロボット競技会関東予選
全国大会&和歌山ジャパンオープン、シドニー世界大会出場をチームで目指そう!

 10月から各種ロボコンの予選が始まります。上位入賞目指し、各チーム鋭意調整中!今年もトゥルースから多数のチームが、全国大会や世界大会出場目指し、チャレンジします。

 ロボット・ベーシックⅡ生はロボカップジュニアOnStageに挑戦します。12歳以上対象のWL(ワールドリーグ)では、2018世界大会から世界大会初出場チーム向けの「プレリミナリー」と、出場経験のある「アドバンスト」に区分けされました。対象年齢考慮の上、WLとNL(日本リーグ)でチーム分けし、いずれもまず和歌山目指して、ロボット開発中です。アドバンスⅠ生はサッカーNLへ、アドバンスⅡ生はレスキューNLまたはWLから選択して参加します。サッカーWLには、経験値が高い2チームが出場します。

 第6回宇宙エレベーターロボット競技会は、年々出場チームが増加傾向にあるため、今年から「関東予選」が行われることになりました。11月の全国大会目指し、小学生部門3チームのロボット・ベーシック、ジュニアエンジニアの生徒たちが参加します。厳しい予選となりそうですが、初ロボコンの諸君は大いに楽しみ、学びに行きましょう!

 コミュニケーション力が重要なロボコン!最近はチームワークに慣れない子どもも多く、問題も頻繁に起こります。「この経験も成長への宝物」と思って、大人は見守り、子供たちが自ら解決できる力が身につくよう、講師一同、ナビゲートしていきます。

ロボカップジュニア On Stage 日本リーグ


ロボカップジュニア On Stage ワールドリーグ

ロボカップジュニア サッカー 日本リーグ

宇宙エレベーターロボット競技会チーム


各大会開催概要

■ロボカップジュニア2019
https://rcjj-kanto.org/

・神奈川西東京ノード大会11月24日(土)
・東東京ノード大会11月25日(日)
・関東ブロック大会12月22日(土)-23日(日)
※いずれも都立産業技術高専品川キャンパス

・ジャパンオープン2019和歌山
http://www.robocupjunior.jp/
2019年4月27日(土)-29日(月祝)
※和歌山ビッグホエール(JR和歌山駅)

・Robocup2019シドニー世界大会
https://2019.robocup.org/
2019年7月1日-8日

■第6回宇宙エレベーターロボット競技会
http://space-elevator.tokyo/
・関東予選10月14日(日)中央大学附属中学校・高等学校
・全国大会11月11日(日)神奈川大学横浜キャンパス



トゥルース・アカデミー
http://truth-academy.co.jp/

トゥルースの視線【第133回】

AIは人間を超えられるのか?(2)
日本の子どもたちはAIに勝てるか?

 前回に引き続き、国立情報学研究所教授、同社会共有知研究センター長、一般社団法人教育のための科学研究所代表理事・所長の新井紀子氏著「AI vs教科書が読めない子どもたち」の内容を簡単にご紹介いたします。まず、なぜ東ロボくんが東大受験を断念したか?それは、AIの限界を証明したからです。

 「真の意味でのAI」が人間と同等の知識を得るには、私たちの脳が意識無意識を問わず認識していることをすべて計算可能な数式に置き換えることができることが大前提になります。しかし、数学が4000年の歴史をかけて発見した数学の言葉のすべては、「論理」「確率」「統計」の3つに限られています。AIといえどもコンピューターは計算機であり、できることは基本的に四則演算だけ、しかも使っているのは足し算とかけ算のみ。数学には「意味」を記述する方法がない。だから、AIには意味を理解する仕組みが入っているわけではなく、あくまで「あたかも意味を理解しているフリ」をしているに過ぎないのです。

 「2016年度第1回東大入試プレ」で、東ロボくんは数学では偏差値76.2を記録したものの、150億もの英文を暗記した英語の偏差値は50.5、国語に至っては49.7にしかならず、東大の挑戦権を得るには遠く及びませんでした。ディープラーニングの限界を証明したことは、東ロボくんプロジェクトがもつ意義ではあります。しかし、多くのホワイトカラーの職がAIに奪われるという予想が現実のものとなることをも示唆しました。1学年の数は約100万人、その半分の50万人がセンター試験を受験し、東大君がその上位20%に入りました。東ロボ君に負けた80万の子供たちに明るい未来が提供できるのか?という疑問を新井教授は抱きました。

 2013年にオックスフォード大学の研究チームが発表した10~20年後に残る職業の共通点は、高度な読解力と常識、加えて人間らしい柔軟な判断が要求される分野で、AIが不得意な分野と一致します。新井教授は、それまで誰も疑問を持たなかった「誰もが教科書の記述は理解できるはず」という授業の前提に疑問を持ち、全国25,000人を対象に、独自で開発をした「基礎的読解力調査(リーディングスキルテスト:RST)」を実施。AIが80%程度の精度を持つ「照応(主述・修飾被修飾の関係)」「係り受け(指示語)」に加え、AIにはできそうもない「同義文判定(2つの文を読み比べて意味が同じであるかを判定)」「推論(生活体験や常識から意味を理解する能力)」「イメージ同定(文章と図やグラフを比べて内容が一致しているかどうかを認識する能力)」「具体例同定(定義を読んでそれと合致する具体例を認識する能力)」を加えた6つの観点から作成しました。

 その結果は、「照応」の正答率が中学生6割・高校生7割、「係り受け」は中学生7割弱・高校生8割弱で意味を理解できないAI並み。「同義文判定」中学生6割弱・高校生7割、「イメージ同定」1~2割・高校生3割前後でした。鉛筆を転がして選択肢を選ぶ程度のランダムさしか示していない結果もあります。PISA読解力2015年世界8位の日本ですが、移民の少ない国で日本語を母国語として育つ子供の割合が極めて高いにも関わらず、3人に1人が教科書を読めない(内容理解を伴わない表層的な読解もできない)子供がいるのは、なぜか?これでは、AIに職を奪われても仕方ありません。

新井氏がこの読解能力調査で分かったことは、
・高校の偏差値との相関は高い
・中学では向上するが、高校では向上していない
・家庭の経済状況とは逆になる
・通塾や読書の好き嫌い、科目の不得意、スマホの利用時間、学習時間とは無関係など。

 私たちも読解力の低下は何となく感じていましたが、理数の能力はとても優れているのに、問題の文章が正しく読み取れていないために正答することができない場面が気になっておりました。リトルダヴィンチ理数教室では問題文を正しく読み取る練習として9月から「算数・数学思考力検定」の過去問を扱う授業を加えたのは、このような背景があるからです。新井教授の研究は進んでいくと思いますが、私共教育に携わる者として、真剣に向き合って考えなければない重要な問題だと思います。

トゥルース・アカデミー代表 中島晃芳


トゥルース・アカデミー
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2018年9月1日土曜日

第2回 算数・数学 思考力検定

2018年度 第2回 算数・数学 思考力検定実施
11/10(土)練馬校、11/11(日)飯田橋校

2020年度から全面実施予定の小学校新指導要領では、「生きて働く“知識・技能”の習得」、「未知の状況にも対応できる“思考力・判断力・表現力等”の育成」、「学びを人生や社会に活かそうとする“学びに向かう力・人間性”の育成」の3本柱を掲げています。

このことにより問題解決型の思考力が「新しい学力」として求められることは必然と考えます。思考力検定は算数・数学の問題を解くことを通じて、子どもの身についている「思考力」の程度を知るための検定です。また受検のための学習を継続的に行うことで、より高い思考力が身につき、目標ができることで学習の励みにもなります。

ぜひチャレンジしてみてください。申込締切は10/9(火)です。



算数・数学思考力検定
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リトル・ダヴィンチ理数教室
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NESTロボコン 報告

小~高校生105人が集結!「NESTロボコン2018」報告
協働で学ぶロボットコンテスト

 去る8月26日(日)東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパスにて、当アカデミーが所属するNPO法人科学技術教育ネットワーク(NSET:ネスト)主催の「NESTロボコン2018」が開催されました。NESTの前身であるRISE(ライズ)が2003年に開始したロボコンから15年の歴史があり、ICTを活用した教育実践事例の全国コンテスト「ICT夢コンテスト」を受賞した、教育的な価値が広く認められているコンテストです。

 競技は、ロボカップジュニアのサッカーとレスキュー、Kokohore!WanWan!(ここほれワンワン)の3種目。どの競技も、ロボカップジュニア世界大会では「スーパーチーム方式」と呼ばれる、学年や出身をまたいでチームを組んで行う形式となっています。「社会的構成主義」という21世紀教育が目指す教育理論を実践していることが評価されています。

 今年は、サッカー33名22グループ、レスキュー49名26グループ、 Kokohore!WanWan!23名23グループ、総勢71グループ105人が参加しました。今年は、Truth生がベストプレゼン賞を独占しました。ロボットの開発だけでなく、プレゼンテーションの力もつけてきてくれたようです。

 競技の他にも、NESTは国際的なロボットコンテストの「ロボカップジュニア」や「RoboRAVE(ロボレーブ)」を支援していますので、RoboCup2018モントリオール世界大会やRoboCup Asis Pacific2017の参加チームによるプレゼンテーションやロボットのデモ、RoboRAVEを題材とした「初めてのロボット・プログラミング講座」や「アメージング」や「ラインフォロイング」の競技に挑戦するRoboRAVEチャレンジコーナーなどを設けました。また、ロボットプログラミング普及活動として、幼児~小学低学年を対象とする「Bee-Botロボットを動かそう!」コーナーも今年から新設。たくさんの子どもたちが楽しんだ1日となりました。

 NESTの活動は、9/22(土)~24(月休)「ロボットの鉄人」合宿、9/24(月休)「RoboRAVE東日本大会」と続きます。対象となる学年の皆さんは自己を高める機会として、奮ってご参加ください。

NESTロボコン2018 結果一覧


赤字がトゥルース在籍生
青字がトゥルースOB・講師


NPO法人 科学技術教育ネットワーク
http://www.npo-nest.org/