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2014年12月4日木曜日

2014年12月



ロボカップジュニア2015神奈川西東京&東東京ノード大会結果報告
-全11チーム26人で、関東ブロック大会へ!-
 
 
11/23(日祝)に神奈川西東京ノード、11/24(月休)に東東京ノード大会が、東京・町田のサレジオ高専で開催されました。二日間ともに快晴で、丘の上の開けた景色、開会式・閉会式が行われた厳かな教会の雰囲気などが印象的な会場でした。

サッカーオープン、レスキューB、Cospaceレスキュー、ダンス・セカンダリ、東東京ノードのダンス・プライマリの競技は、関東ブロック全体のエントリー数が少なかったため、ノード大会でも行われず、全チーム関東ブロックへの推薦が決定されました。


激戦は、全国一と言っていいほどのレベルの高さを誇るレスキュー・セカンダリ。両ノードとも10チーム以上がエントリーし、関東ブロック大会への狭き門を目指す形になりました。そんな中、現トゥルース講師チームで挑んだ「RCXレスキュー隊」が神奈川西東京ノードで第3位と健闘。このチームは、初代mindstormの「RCX」でロボットを制作したことで大注目を浴びました。
98年に誕生したRCXは、2006年に誕生した2世代目のNXT登場とともに、徐々にロボカップの大会からも姿を消していきました。この9月にモンゴル高専にTruth寄付したのは、この初代RCXです。まだまだ使える優秀な教材ですが、競技会では性能の高いNXTが現在はほとんどで、3世代目のEV3も登場し始めています。そんな中、Truth史上最高の5回も世界大会出場した、現トゥルース講師、同チームメンターのチーム名を引き継ぎ、RCXで果敢にチャレンジ!丁寧なプログラムとロボットの作りは、機体の性能に超える力があることを証明し、会場を沸かせてくれました。


12月21日、Truthからは全11チーム26名で、関東ブロック大会に出場します。皆さん、引き続き応援をお願いします。
 
【ロボカップジュニア2015— 開催概要 —】
 ◆尼崎ジャパンオープン 2015年3月27日(金)-28日(土)
 ◆ロボカップ2015中国世界大会(合肥) 2015年7月
 ◆関東ブロック大会 12月21日(日) 玉川学園
  (小田急線「玉川学園前」駅)
  ベイコム総合体育館http://rcjjsoccer.blogspot.jp/2014/10/20153.html
 
【Truthチーム結果】
 
 
■東東京ノード
レスキューAプライマリ
プライマリ優勝 Ein 
準優勝 ロボQ 
3位ZERO零
セカンダリ優勝Amalgam
ベストプレゼンテーション賞
レスキューAセカンダリAmalgam
 
■神奈川西東京ノード
サッカーライトウェイト セカンダリ
優勝EXTREME
3位VAIO
レスキューA チャレンジ
プライマリ優勝助け隊
セカンダリ3位RCXレスキュー隊
4位neos
ベストプレゼンテーション賞
レスキューneos
青字=当アカデミーOBチーム


トゥルース・アカデミー ロボットサイエンス

 
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第2回宇宙エレベーターロボット競技会報告
-中・高生のチームに挑んだ熱い一日!-
 
 
1123日(日・祝)、神奈川大学附属中・高等学校の体育館にて、第2回宇宙エレベーターロボット競技会が開催されました。今回は、北は新潟、西は京都からチャレンジャーが集まる33チーム(120名)がしのぎを削る大会となりました。
スタート位置から4m上に設置された宇宙ステーションに、レゴのミニフィグ20体をいかに安全に早く運べるかを競いあうこの競技。Truthからは、飯田橋校・日吉校の56年生4人のチーム「スリモリンク」が出場しました。皆、ロボット大会は初参加。ほとんどが中高生の参加者(33チーム中、小学生はわずか3チームのみ)にちょっぴり緊張の様子で競技はスタート。スリモリンクが集まれたのは6回のみでしたが、各自が役割を自覚し、スケジュールを考えながら自主的に活動してきたメンバーです。チームワークは抜群で、パドックでも最後まで懸命に調整を繰り返していました。
 
 
33チーム中11チームが満点を記録する高レベルな争いの中、残念ながらスリモリンクは、空気圧を利用した「人形を入れたかご」の動きが悪く、得点が伸びずに入賞は逃してしまいました。リハーサルでは上手くいっていただけに、メンバーの「悔しい!」想いもひとしおだったようです。競技終了後のポスターセッションでは、日本の宇宙エレベーター第一人者である日本大学理工学部の青木教授に「僕たちのロボットを見てください!」と積極的にアピール。空気圧を使ったシステムはスリモリンクだけでしたので、その独創性に賞賛の声があがりました。
「もう一度、このメンバーでチャレンジして確実に満点をゲットしたい!」最後につぶやいたリーダーの言葉に、うなずいたメンバーたちの姿が印象的でした。
 
トゥルース・アカデミー ロボットサイエンス
 
 
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少人数制、オールイングリッシュの45分授業
-新年度準備コース」1月・2月に開講!-
 
 
来年3月からスタートする新年度授業にスムーズに参加できるよう、COCO塾ジュニアでは新年度準備コースを開催します。Truth自慢のバイリンガル講師による、45分間オールイングリッシュの少人数クラス制(1クラス6名限)。キメ細かい指導が可能です。この機会に、COCO塾ジュニアの授業をぜひご体験ください。
 
【COCO 塾ジュニア「新年度準備コース」概要】

■ 開催期間:2015年1月~2月の指定日

■ 開講教室/開講曜日
  COCO塾ジュニア日吉本町教室(日吉校)/火曜・水曜
  COCO塾ジュニア桜台教室(練馬校)/水曜・木曜

■ 受講料:4回コース5,560円、8回コース11,120円(教材費・入会金不要)

■ 対 象:年中~中学生
 
トゥルース・アカデミー COCO塾ジュニア
 
 
 
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2014年度 第3回「算数・数学思考力検定」
-2/14(土)日吉校、2/15(日)飯田橋校で実施-
 
 
 
年3回行われる「算数・数学 思考力検定」の2014年度第3回が、2015年2月14日(土)日吉校、15日(日)飯田橋校にて実施されます。
 
公開会場となっている当アカデミーでは、どなたでも受検できます。この検定試験は、算数・数学について世界が求めるPISA型の単元横断型の総合力を判定し分析するものです。
 
対象は小1~中3。10級~3級まで受験できます。申込〆切は2015年1月13日(火)です。
 
詳しくはホームページで。http://www.shikouryoku.jp/

 
 
トゥルース・アカデミー リトルダヴィンチ理数教室
 
 
 
 
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トゥルースの視線【93回】
 
STEM教育支援プログラム」いよいよ始まる!
-日本の教育にコンストラクショニズムを!-
 

今年9月に当アカデミーのホームページを刷新し、その際「STEM教育支援プログラム」を発表しました(http://truth-academy.co.jp/stem/)。
STEM教育とは、サイエンス(science)、テクノロジー(technology)、エンジニアリング(engineering)、数学(math)に重点を置いた教育です。

 アメリカでは、間違いなくこの4分野が経済発展の中心を担うと言われ、この分野のリーダーを育成しアメリカ経済の牽引役となる人材を社会へ輩出することを目的に、国家戦略として力を入れています。2010年、オバマ大統領は一連のSTEM教育改革を実施するにあたって、STEM教育のイニシアチブを取るNPO団体「CTEq」(Change the Equation)を設立しました。CTEqが目指すのはSTEM教育プログラムの質的向上を図り、科学技術分野に対する子どもたちの興味関心を高め、STEM分野の優秀な人材を養成することです。また、今年1月に開催されたホワイトハウスの大学進学サミットにて、アメリカの低所得層および中所得層を中心に500人の学生を選抜し、STEM教育の強化プログラムを受けた後、米国のリーダー的な大学10校に進学させるという新しいプロジェクトをPosse財団が発表しました。

 当アカデミーは1988年に進学塾としてスタートし、2000年から「ブロックとロボットで学ぶ科学教室」すなわちSTEM教育を実践しています。その間、ブロックサイエンス、ロボットサイエンス、リトル・ダヴィンチ理数教室の全ステップ・全授業だけではなく、夏休み・冬休み・春休みサイエンス講座の全講座について、オリジナルのカリキュラム、授業案、ワークシートを作成してきました。また、日本科学未来館や杉並区立科学館を始めとした科学館や中学・高校にロボット授業や、幼稚園・保育園に科学の授業を提供してきました。今年はモンゴル高専でも授業を行い、情報科担当の先生にも指導法を学んでいただきました。「STEM教育支援プログラム」は、その膨大な蓄積を公開するものです。
 
ホームページ掲載から2カ月ほどの間に7件の問い合わせがあり、この11月から3名の方が指導者研修に参加していらっしゃいます。また、NPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)でも、「ロボット教育指導者養成講座」を開催。STEM教育の重要性に気付き、関心を持つ方が増えてきた気がします。

 当アカデミーが目指すのは、今世界の子供たちが求められているPISA型学力の養成に最も有効とされる「社会的構成主義」に基づく教育を、日本の教育現場に広めていくことです。この教育で指導者に求められる資質は、Teacher(先生)やInstructor(インストラクター)ではなく、良きFacilitator(ファシリテーター)として、生徒たちの学習を正しく援助していくものです。その資質を持った指導者を育成することが、私共の使命の一つであると信じています。当アカデミーに通う子供たちのように、好奇心と探求心で目を輝かせる子どもがもっともっと増えてくれることを願ってやみません。
 

【参考文献】

STEM教育がグローバルリーダーを育てる」宮崎晴人氏
(ハルデザインコンサルティング株式会社取締役会長)


 
トゥルース・アカデミー代表 中島 晃芳


 
トゥルース・アカデミー STEM教育支援プログラム
 

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http://anchor-store.com/

2014年11月20日木曜日

2014年11月


ロボカップジュニア2015、いよいよ開幕!
-中国(合肥)世界大会を目指して挑戦が始まる!-



ロボカップジュニア2015は、11/23(日)神奈川・西東京ノード大会(サレジオ高専)から始まり、関東ブロック圏内の4ノード大会が相次いで行われます。関東ブロックは全国でも規模の大きいブロックですので、来年3月末のジャパンオープン(尼崎)を目指して、ノード大会からレベルの高い、厳しい激戦が繰り広げられます。

年々競技数も増え、サッカー3種目(世界大会推薦のない「独自リーグ」含む)、レスキュー2種目、ダンス2種目に加え、PC上のバーチャル競技と実際のロボットを使った実機競技を連動させるCoSpace2種目があり、種目によっては、14歳以下のプライマリ、15歳以上のセカンダリという年齢区分もあります。

当アカデミー日吉校のチームは神奈川西東京ノードに、練馬校と飯田橋校のチームは東東京ノードに、全15チームが出場します=下表。サッカーは、フィールドの白線から出るとペナルティとなるルールが導入されてから一気に難易度が上がり、初心者の参加が難しい現状となっています。世界大会出場を目指して自作ロボットのチームが多くなっています。ダンスは年齢区分の関係から、プライマリの内にサッカーやレスキューに挑戦したいという生徒もかなりいたため、飯田橋校の1チーム。世界大会出場の意欲満々です。レスキューも世界大会出場経験者を含め、実績ある先輩の下、後輩が実力を伸ばしています。

皆、全国レベルの激戦となるノード大会を見事突破し、12/21に行われる関東ブロック大会(玉川学園)に着実に駒を進めてもらえればと期待しています。熱きご声援お願いいたします。
 
 ★当アカデミーからの出場チーム

チャレンジチーム名ノード名前学年
ダンス チャレンジ プライマリMFM (エムエフエム)東東京飯塚 M小6
小倉 S中1
杉浦 T中1
細谷 H中1
サッカー  ライト ウエイトEXTREME (エクストリーム)神奈川 西東京鈴野 N中2
久保寺 M中2
VAIO (ヴァイオ)神奈川 西東京林 T高専1
井下 N高2
Freedom (フリーダム)東東京斎藤 T中1
小林 H小5
田村 T中2
サッカー オープンAltessimo (アルテッシモ)茨城嶋本 R高専3
川又 T高2
MSM (エムエスエム)神奈川 西東京鈴木 A高1
望月 Y高1
宮﨑 J中3
レスキューA プライマリ忍びJAPAN神奈川 西東京杉山 S中1
及川 J中2
助け隊神奈川 西東京岡田 N小6
及川 K中2
ロボQ (ロボキュー)東東京渡辺 T中1
秋山 Y中1
Ein (アイン)東東京竹下 H中2
樹神 K中2
国境なき救助隊東東京矢頭 K小6
木村 K中2
ZERO零 (ゼロ)東東京石崎 R中1
渡邉  Y中2
レスキューA セカンダリRCXレスキュー隊神奈川 西東京名村 K大1
相澤 S大1
Rievo (リーヴォ)神奈川 西東京末吉 T中2
荒川 T中2
neos (ネオス)神奈川 西東京浜辺 K高1
宮下 M中3
新美 S高1

【ロボカップジュニア2015 開催概要】

■神奈川西東京ノード大会 11月23日(日祝) サレジオ高専(京王相模原線「多摩境」駅)
http://blog.goo.ne.jp/rcjj-kanagawa-nishitokyo/

■東東京ノード大会  11月24日(月休) サレジオ高専 
http://blog.goo.ne.jp/east--tokyo/

■関東ブロック大会 12月21日(日) 玉川学園(小田急線「玉川学園前」駅)
http://rcjj-kanto.org/news.html

◆尼崎ジャパンオープン 2015年3月27日(金)-28日(土)  ベイコム総合体育館

◆ロボカップ2015中国世界大会(合肥) 2015年7月


トゥルース・アカデミー 
ロボットサイエンス
http://truth-academy.co.jp/rs/


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NESTロボット教育指導者養成講座
-ロボットで創る白熱授業 EV3入門編-
 
 
来る11/30()12/14()Truth Academy飯田橋校にて、NPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)主催「ロロボット教育指導者養成講座」を開催します。今回は、昨秋発売開始されたLEGO Mindstorms 3世代EV3の入門編となります。
2世代のNXT発売時に教師・指導者向けのカリキュラムをCDにて提供いたしましたが、今回はカリキュラム集の書籍として発売されました。指導者養成講座では、このカリキュラム集を授業としてどのように具体化するのか、ロボット教育をこれから行おうと考えている方や既に行っている方に、理論と実践を交えて伝えたいと思っております。PISA型学力が求められる時代において、「何を学ぶか?」よりも「どのように学ぶか?」を重視する教育が期待されています。ロボットという教材を使って、いかに自主的かつ主体的な問題解決型の学習を実現するか、その手法を体得して、日本の教育を変えていく先生や指導者の方々が少しでも増えてくれることを期待しています。
 
NPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)
 
 
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アルゴ・トリンカ大会を冬休みに開催!
-理数脳を競う算数ゲーム大会-
 
 
12 23 日(火)、冬休みサイエンス講座の一環として、頭をよくする算数ゲームを用いて「アルゴ大会」(年中~小1「トリンカ大会」(小1~小3を開催します。
理数教室在籍生でなくても、Truth 生であればどなたでも参加できます。(理数教室在籍生は無料、その他は参加費2,160 円)。
 
ルゴは大手書店や玩具店等でも販売していますので、ご家庭で練習をしてぜひご参加下さい。
 
トリンカは残念ながら現在は、DS 版しか販売されておりません。ルールはインターネットで公開されていますし、当日、練習から行いますので安心してご参加下さい。
 
 
トゥルース・アカデミー 
リトル・ダヴィンチ理数教室
 
 
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ハロウィンに続き、オールイングリッシュ・イベント第2弾!
-60分間、英語だけの X’mas Party!開催-
 
 
 
気持ちの良い秋晴れの10/19(日)COCO塾ジュニア桜台教室、10/26(日)日吉本町教室で、それぞれハロウィン・パーティを行いました
スパイダーマンにバズ・ライトイヤー、妖精やプリンセス・・・、素敵な仮装をしたお友達がたくさん集まり、“HelloHow are you?” でパーティーがスタート。もうそれからはAll Englishの時間です。歌やダンスですっかり緊張が解け、笑顔がはじけたところでカードを使ってJack-O-LanternWitchなどHalloweenに関する単語の練習。スケルトンのクラフトを作りながらも“This is a head.” Here you are.” "Thank you!” …と自然に英語の会話が続きます。
最後はハロウィンならではのお楽しみ、“Trick or Treat!”でお菓子をゲット!“Happy Halloween!”の声と共に記念撮影をして、60分が終了しました。
大好評だったハロウィン・パーティーに続き、12月にはクリスマス・パーティーを行います。もちろん、COCO塾ジュニアならではの「オール・イングリッシュ」の60分で、自然と正しい英語が身につく体験をお楽しみいただけます。歌やダンスに加え、今回はクリスマスオーナメント作ります。皆さまお誘い合わせのうえご参加ください!
 
★ALL ENGLISH X´mas Party 開催概要★
 
【日時】
12月 7日(日) COCO塾ジュニア日吉本町教室(日吉校)
12月14日(日) COCO塾ジュニア桜台教室(練馬校)

【時間】 ※両日・両校とも同じ
11:00~12:00 幼稚園・保育園に通っているお子様
13:00~14:00 小学校に通っているお子様

【内容】
クリスマスの歌・ゲーム・クラフトなどを楽しみます。

【参加費】
1人500円 ※当日、会場でお支払いください。
 
※クリスマスパーティーのお申し込みは以下のホームページへ。
 
 
トゥルース・アカデミー
COCO塾ジュニア

 
 
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 トゥルースの視線【第92回】
NESTモンゴル高専支援プロジェクト(2)
-モンゴルにともった未来の灯火-

 

モンゴル高専では、第1期生3クラス99名にロボットの授業を行いました。

情報化の授業と教師指導のために先にモンゴル入りしていた黒木先生(都立産技高専准教授)が、毎晩一所懸命奮闘してくださったのですが、なかなかロボットを動かすデジタルの環境が確保できませんでした。直前にガンバト学長の決断で新しいパソコンを購入。到着した授業前日9/8の夜、何とか動く環境を創ることができました。しかし、初日の午前中は、前日テストしたにもかかわらず、PCが固まったり、ロボットのファームウェアが飛んだりと思わぬアクシデントが続出。富永先生(都立産技高専教授)と黒木先生が懸命に対処して下さったお陰で、午後の授業からは安定した授業を進めることができました。

3クラスを2分割し、1グループ1617名に対して、それぞれ3時間半の授業を行いました。8301630(昼休み1時間)、3日連続の授業です。まず、富永先生より挨拶とロボットについてのブレインストーム、ロボカップジュニアの紹介を行いました。次に、当アカデミー統括マネージャーの池田がロボットカーの走行プログラムを、続いて中島よりタッチセンサーと光センサーの使い方の授業。各単元の終わりに競技を行い、その定着を図りました。

授業には必ず女性の通訳がついてくれました。通訳の方々はとても優秀で、一度授業の通訳をすると、その内容をきちんと覚えていて、私共の説明を補ってくれるなどしてくれ、本当に助かりました。授業が円滑に進んだのも通訳の方々のお蔭です。 

新入学生たちは初めて受けるロボットの授業に目を輝かせ、競技になると熱中して取り組んでいました。モンゴルでも富裕層の子供たちですが、素朴な素直さを感じます。授業の開始の時は全員が起立して当番の生徒が「礼、おはようございます」と号令をかけます。また、廊下ですれ違う時も「こんにちは」「さようなら」と声をかけてくれます。


テレビや新聞、雑誌の取材を受け、ロボットの寄贈式も行っていただき、驚くほどの歓迎を受けました。ガンバト学長やビルゲイン校長が初日には昼食会を、最終日には夕食会を開いて下さいました。夕食会は、外務省所有のハントルチ宮殿で行われました。この宮殿は、モンゴル独立に人生のすべてを投入し、初代外務大臣となったハントルチの元住居で、ウランバートル最大のゲル(主にモンゴル高原に住む遊牧民が使用している伝統的な移動式住居)です。2つの大きなゲルをつないでおり、ハントルチの所蔵物などが展示されています。ここで、感謝状と記念品を贈呈して下さいました。

10/18にウランバートルで行われたロボットコンテストにモンゴル高専の教え子たちが参加し、4つの競技の内1つの競技で優勝したとの連絡がありました。また、10/23に東京の青山で「モンゴル高専支援の会」の懇親会が行われ、モンゴル工業技術大学(IET)の理事長や理事、学長、9/25に第1期生の入学式を行った2校の高専の校長(なんと30歳-おそらく日本の高専卒業生)を迎えました。日本の高専関係者だけではなく、産業界の方々も多数列席し、モンゴルのこれからの発展に熱いエールを送っていました。

モンゴルの高専生たちは将来卒業して社会に出て、産業を興し発展させ、新しいモンゴル国を作っていくことでしょう。NPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)Truth Academyは、そんな目を輝かせ、熱い情熱を秘めたモンゴルの子たちの教育を支援していきたいと思います。
 
トゥルース・アカデミー代表 中島 晃芳
 
 
NPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)
Truth Academy
 
 
    
 
 
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