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2025年10月14日火曜日

Truth継承チーム* TruthOB指導&保護者ご協力で2チーム活動中!

  3月にTruthの教室が閉じることになり、それまで通っていた在籍生たちは今後どのように学習を続けたらいいか、途方に暮れてしまった方もいらしたのではないでしょうか?ご迷惑をおかけして、本当に申し訳なく思っております。いくつかの他教室をご紹介いたしましたが、自分に合った教室を見つけて通われている方もいらっしゃるようです。

 そんな中、一昨年ロボカップジュニアのOnStage日本リーグに参加しジャパンオープンで優勝、昨年はサッカーエントリーに出場した「チーム・ノーブル」の4人が、この4人で活動を続けたいという強い希望を訴えました。保護者の皆様も4人の活動を全面的にバックアップしたいと。では、何をするのか?-OnStageで世界大会を目指すのか?サッカーロボットの自作を通してC言語の習得するのか?逡巡した結果、サッカーを選択することにしました。他の教室ではできない内容なので、Truth講師の須田先生が指導に当たり、卒業生で産技高専ロボカップ研究部の部長を務めている緒方宏太朗君が補佐を務めることになりました。しかし、かなり大きいサッカーフィールドを保管し、広げて活動する場が必要になります。そこで、卯野君のお父様が経営する会社の東京オフィスをお貸しくださると申し出てくださいました。また、これまで一緒に活動してきた「ツチノコ・キッカーズ」の3人は、これからArduino(アルディーノ)という基盤を使った一段レベルアップしたサッカーロボット製作に進むことを希望し、一緒に活動することになりました。先輩として後輩にアドバイスを与え、対戦相手になって互いに切磋琢磨することになりました。1か月に平均2回のペースで活動しているとのことです。

NESTロボコン2025後のチーム・ノーブル&ツチノコキッカーズ
ミニロボットの鉄人2025

そして、8/24(日)産技高専品川キャンパスで行われた「NESTロボコン」に参加、9/13(土)~15(月祝)オリンピックセンター(代々木)でこの2チームだけの「ロボットの鉄人」合宿を行いました。目標を明確にしてロボットの鉄人に参加したため、両チームともかなりロボットは進化したようです。東東京ノード大会、関東ブロック大会、ジャパンオープンにスタッフとして中島も池田も参加しますので、現地で応援したいと思います。世界大会に出場することになれば、同行したいものです。皆様にもこの2チームの応援をお願いできれば幸いです。よろしくお願いいたします。

2025年2月4日火曜日

ロボカップジュニア・ジャパンオープン2025名古屋

 ~ 最後のTruthチームとなる5チームが出場! ~

 

 来る3/28(金)~30(日)、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)第3展示館にて、ロボカップジュニア・ジャパンオープン2025名古屋が開催されます。現時点では、210チーム560人の参加を予定しています。

 

 今年から競技の構成が変わり、サッカー・レスキュー・OnStageという各競技の中のカテゴリーとしてワールドクラス(WC)とチャレンジクラス(CC)が置かれ、さらにリーグが分かれます。今年は、CCにサッカーライトウェイト・ユースが加わりました。ライトウェイトのチーム数が大変多く、ジャパンオープンでの競技運営が限界になってきていること、小学生~高校生までと年齢層が広く実力差も大きいため、中学生以下が参加できるリーグを新設することになったのです。そのため、全13競技が行われることになりました。

 

Truthからは最終的に、関東ブロックの成績が、サッカーCCエントリー2位「チーム・ノーブル」、レスキューWCライン1位「蒲焼き」、レスキューWCメイズ1位「GTR」、レスキューCCメイズ4位「スパサト」、オンステージCCエントリー3位「チーム・ダイナソー」の5チーム13名が関東ブロックから推薦され、関東代表として出場します。今回もNPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)で遠征ツアーを組み、トゥルースとエレファントアリー(八王子)、エルプレイス(さいたま・戸田公園)、都立産技高専の15チームがツアーに参加し、メンター(指導者)やご家族を含め総勢70名を超えるツアーとなりそうです。ツアーでは競技以外は団体行動なので、寝食や行動を共にすることで、新しい友達や先輩後輩ができ、その密度の濃い交流を通して、質のの高い有意義な学び合いが実現されています。今年は、関東ブロックで敗退したチームのメンバーである中学生3人が学びのために、副審などのボランティアスタッフとして大会に参加すします。彼らには大きな学びが待っていると思います。

また今年も、会場はレゴランド・ジャパンの隣、近くには「リニア・鉄道館」もあります。昨年同様、会場内に「レゴランド・ジャパン連携コーナー」が設けられれます。入場無料ですので、お時間がありましたら、ぜひTruthチームの応援、お願いいたします。

RCJJ2024名古屋サッカー

RCJJ2024名古屋OnStage

RCJJ2024名古屋NESTツアー

RCJJ2024名古屋レスキューメイズ

 

2025年1月25日土曜日

ロボカップジュニア関東ブロック大会2025報告

~僅差の大きさを知った大会~
1/12(日)・13(月祝)東京都立産業技術専門学校(産技高専)品川キャンパスにて、ロボカップジュニア関東ブロック大会2025が開催されました。東東京、神奈川西東京、千葉の3つのノード大会(予選大会)から推薦されたチームが出場します。今年はチーム数80チームで全国2位、参加者数290名(選手のみ)で全国1位の大きなブロック大会です。
サッカーライトウェイトユース「ツチノコキッカーズ」関東ブロック2025
サッカーライトウェイトユース「ツチノコキッカーズ」は、練習競技会での課題だったアウトオブバウンズ(フィールドの枠線から出てしまう違反)の回数を減少させることに成功し、その少なさはリーグトップレベルでした。しかし、ボール追従の精度やゴールにボールを押し込む瞬発力がやや足りず,予選リーグは1勝1敗1分で他のチームと総合的な実力が拮抗。総得点1点差という僅差で惜しくも決勝トーナメント進出を逃しました。サッカーライトウェイト「TOM」はマイコンをArduinoに換装するなど練習競技会から大幅改造。初戦はTruthOBのチーム「RYOF」に手も足も出ず大量失点する洗礼を浴びるも,残りの試合は1勝1分と健闘します。予選リーグは勝ち点では2位タイに浮上するも,初戦の大量失点が響き、僅かな得失点差で決勝トーナメント出場を逃します。サッカーエントリー「チーム・ノーブル」はオフェンスとゴールキーパーで役割分担する戦略を採用。昨年OnStage競技で日本一に輝いたメンバーだけあって、抜群のチームワークと明るさで、会場を沸かせていました。予選リーグ3連勝,決勝トーナメント2勝で決勝戦にまで進出。決勝戦では2対1と1点リードし逃げ切りを図るも,試合終了数秒前に同点に追いつかれ,僅差を守り切れませんでした。2分間の延長戦にもつれ込みます。しかし、ここでも決着がつかず、1台ずつで戦う再延長戦に。話し合いの結果、オフェンス機での出場を選択するも,相手ゴールに引っ掛かってしまっている隙に相手ロボットにゴールを決められ試合終了。手に汗握る試合に大勢の観客から拍手が沸きました。
サッカーライトウェイト「TOM」関東ブロック2025
サッカーエントリー「チーム・ノーブル」関東ブロック2025
レスキューラインワールドクラス2年目の「蒲焼き」は、ブロック大会に向けて被災者の発見・救出を目標に活動してきました。カメラを使った被災者発見の機能開発は間に合いませんでしたが、救出機構を搭載して大きくなったロボットでも安定したライントレースを行い見事優勝しました。「continue」は、ノード大会でうまく動かなかった自作のラインセンサーを機能させて大会に挑みました。しかし、調整と作り込みの不足によるミスが目立ち上位に食い込むことができませんでした。

 レスキューメイズワールドクラス初挑戦の「GTR」は、チャレンジクラスからの課題の違いに苦戦した1年でした。カメラの研究とセンサーの拡張に比重をおいたスケジュールで取り組んで来ました。開発してきた機能を組み合わせる時間を十分に割くことができず、得点の獲得に繋がりませんでした。しかし、出場チーム2チームで相手チームに僅差で勝ち、優勝。レスキューメイズエントリー2年目の「スパサト」はセンサー数を増やすために自作の回路とLEGOのハイブリッドに挑戦。マイコンとLEGOの通信やセンサーの読み取りに取り組んできました。しかし、回路の不調でロボットが安定して動かず実力を十分に発揮できませんでした。

 OnStageエントリー「チーム・ダイナソー」はロボカップジュニア初出場。恐竜好きの少年の夢の中に、恐竜が次々と現れ、動く様子を表現しました。この競技は、審査員によるインタビューとパフォーマンス(舞台演技)の採点によって順位が決まります。インタビューでは緊張のせいか、少し声が小さく、早口になってしまった、アピールする点が漏れてしまったと反省していましたが、この時点で3位。パフォーマンスでは、恐竜の卵が開かず、3方向に首を動かすブラキオサウルスの首が1方向にしか動かず、練習ではいつも成功していたプテラノドンが空を上って下りるはずが上がったところでスタックしてしまい、なかなか思うような演技になりません。しかし、かなり間が空きましたが最後のティラノサウルスが見事に動いて演技終了。他のチームと比べ、ロボットが大きく、ステージ全体を広く使っているため観る人には大変インパクトがあったようです。ロボット間通信と内蔵タイマーによるfail safeをもう少し綿密に設定すると失敗も少なかったのではないかと思います。

今年は実力が拮抗しているチームが多いのか、僅差が明暗を分けたケースが多かったように思います。たとえ僅かな差であれ、それで敗れた場合は、その僅かな壁を乗り越えられなかったのが、勝ちきれなかったのが実力だとも言えます。今回の大会では他のロボットを見たり、プレゼンポスターを見たりして、いろいろなことを学んだと思います。その僅かな差を埋め、さらに飛躍できるよう、さらなる努力を期待しています。
レスキューライン優勝「蒲焼き」関東ブロック2025
レスキューメイズ優勝「GTR」関東ブロック2025
レスキューライン「continue」関東ブロック2025
レスキューメイズエントリー「スパサト」関東ブロック2025
プレゼンテーション賞「GTR(レスキューメイズ」=中央、「チーム・ダイナソー(OnStage)=右端
関東ブロック2025「We are Robocupper!」
OnStage「チーム・ダイナソー」関東ブロック2025
<サッカー>
チャレンジクラスサッカーライトウェイトユース「ツチノコキッカーズ」は練習競技会での課題だったアウトオブバウンズの回数を減少させることに成功。
アウトオブバウンズの少なさはリーグトップレベルでしたが,ボール追従の精度やゴールにボールを押し込む瞬発力がやや足りず,予選リーグは1勝1敗1分で他のチームと総合的な実力が拮抗。
総得点1点差で惜しくも決勝トーナメント進出を逃しました。

ワールドクラスサッカーライトウェイト「TOM」はマイコンをArduinoに換装するなど練習競技会から大幅改造。
初戦はTruthOBのチーム「RYOF」に手も足も出ず大量失点する洗礼を浴びるも,残りの試合は1勝1分と健闘します。
予選リーグは勝ち点では2位タイに浮上するも,初戦の大量失点が響き得失点差で決勝トーナメント出場を逃します。

サッカーチャレンジクラスエントリー「チーム・ノーブル」はオフェンスとゴールキーパーで役割分担する戦略を採用。
車検をいち早く通過させ,フィールドでの調整を十分に行い,万全の態勢で試合に臨みました。
調整も十分せずに4人仲良くお喋りしていた練習競技会の頃に比べ,大きな成長を感じられました。
試合前には毎回4人で「We are RoboCupper!」で結束力の高さを見せつけ,予選リーグ3連勝,決勝トーナメント2勝で決勝戦にまで進出します。
決勝戦では2対1と1点リードし逃げ切りを図るも,試合終了10秒前に2対2と同点に追いつかれ,延長戦にもつれ込みます。
ロボットを1台づつ出して戦う延長戦では,チーム・ノーブルはオフェンス機での出場を選択するも,オフェンス機が相手ゴールに引っ掛かってしまっている隙に相手ロボットにゴールを決められ試合終了。
味方のロボット同士で連携が取れず邪魔し合ってしまうチームが多い中で,2台のロボットで連携するチーム力の高さで決勝戦まで上りつめるも,最後の最後はロボット1台での実力で競り負ける形で,準優勝となりました。


<レスキュー>
レスキューラインワールドクラス二年目の「蒲焼き」は、ブロック大会に向けて被災者の発見・救出を目標に活動してきました。
カメラを使った被災者発見の機能開発は間に合いませんでしたが、
救出機構を搭載して大きくなったロボットでも安定したライントレースを行い見事優勝しました。
競技進行の停止数は2競技を合わせて1回と、昨年度の大会から大きく成長を見せました。

「continue」は、ノード大会でうまく動かなかった自作のラインセンサーを機能させて大会に挑みました。
しかし、基本的なライントレースでラインから外れてしまったり、
坂の下りや障害物回避といった課題で競技進行の停止をしてしまったりと、
調整と作り込みの不足によるミスが目立ち上位に食い込むことができませんでした。

メイズワールドクラス初挑戦の「GTR」は、チャレンジリーグからの課題の違いに苦戦した1年でした。
カメラの研究とセンサーの拡張に比重をおいたスケジュールで取り組んで来ました。
開発してきた機能を組み合わせる時間を十分に割くことができず、得点の獲得に繋がりませんでした。

レスキューメイズチャレンジクラス2年目の「スパサト」はセンサー数を増やすために自作の回路とLEGOのハイブリッドに挑戦。
マイコンとLEGOの通信やセンサの読み取りに取り組んできました。
しかし回路の不調でロボットが安定して動かず実力を十分に発揮できませんでした。

2024年12月25日水曜日

ロボカップジュニア2025東京ノード大会

 ~ 明暗を分けたアクシデント ~

11/16(土)・17(日)東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパスにて、「ロボカップジュニア2025東京ノード大会」が神奈川・西東京ノード大会と合同で開催されました。前号でご紹介したように、競技の細分化により、ノード大会(予選競技会)において関東ブロック大会への選抜が必要な競技が少なくなったため、ワールドクラス(WC)のレスキューラインとチャレンジクラス(CC)のレスキューラインエントリーの2競技が行われました。Truth Academyからは、CCエントリーに参加するチームがおらず、WCラインに3チームが参加しました。

WCラインでは、2回競技を行い、その合計点で順位が決まります。今回の大会では、被災者を救出できたチームが全体で1チームだけで、ライントレースをどれだけ競技進行の停止なしで行い、チェックポイントタイル到達によるタイル得点を得られたかかが分かれ目だったようです。

WCライン2年目の「蒲焼き」は、1回目2回目の競技ともに練習と同様の安定したライントレースを見せ、関東ブロック大会進出を決めました。救助ゾーンでの得点は取れなかったものの参加チーム中唯一救助ゾーンを自力で出口まで行くことができました。得点が困難な救助ゾーンで、いかに得点するかが今後の課題になりそうです。「continue」は、マインドストームEV3と自作のハイブリッド機で挑みましたが、調整中に自作回路が故障。1回目はコースを時間内に走破できず得点が伸び悩みました。2回目の競技では、競技中に障害物に引っかかったセンサーが外れてしまうトラブルが発生。リタイアもあり得る状況でしたが、懸命にその後の得点要素をクリアして粘りを見せ、辛くも関東ブロック大会進出。「FujiRuri」は、1回目の競技中にEV3と外部基板をつなぐケーブルが断線してしまい、2回目は残念ながらあえなくリタイア。今年1年、可動式の超音波センサーや自作のラインセンサーの作成など新しい試みをたくさん取り組んできましたが結果に思うように繋がらず、関東ブロック大会進出を逃し、悔し涙をのみました。やはり、本番でのアクシデントをいかに回避できるように準備をするか?起こりうるアクシデントを事前に想定して対応できるように準備しておくか? ― 大人でもなかなか難しいことですが、そのような力も育ってもらえればと願っています。

また、サッカーの練習競技会も行われました。WCライトウェイト「TOM」はTruth・高専合同チームです。高専のメンバーのロボットは初出場ということもありうまく動きませんでしたが、出場経験のあるTruth多賀君のロボットがフォローでき、3勝1敗と好調でした。合同チームを組む特殊な状況ですが、高専側メンバーと積極的にコミュニケーションをとってロボット同士の連携ができるように進化できれば、ブロック以降でも活躍できそうです。CCライトウェイトユース「ツチノコキッカーズ」は1勝1敗2分。試合前に回路が故障するなどトラブルありましたが、試合前に無事に自力で修理成功。しかしその影響で調整時間が短くなり普段の実力はあまり発揮出来なかった様子でした。関東ブロックで勝ち抜くには、「敵陣を向き続ける」「白線からでない」など、ロボットの基礎的な動きについて、確実にできるように大会会場での細かな調整が必要なようです。CCサッカーエントリー「チーム・ノーブル」は、昨年度のジャパンオープンにおいて日本リーグOnStageで優勝したチームです。ロボカップジュニアのサッカーは、2台vs2台で対戦しますが、4人でチームを結成しています。結果は3勝1敗とまずまずの成績。この調子で実力を伸ばしてほしいものです。

関東ブロック大会は、年明け1/12(日)・13(月祝)に行われます。サッカー、レスキュー、OnStageの各競技にTruthチームが参加しますので、ぜひ応援の程よろしくお願いいたします。
continue(レスキューライン)
チーム・ノーブル(サッカーエントリー)
蒲焼き(レスキューライン)
FujiRuri
TOM(サッカーライトウェイト)
チノコキッカーズ(サッカーライトウェイトユース)

2024年4月25日木曜日

ロボカップジュニア・ジャパンオープン2024名古屋報告

~ Truthチーム、大活躍! ~

3/22(金)~24(日)、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)第3展示場にて開催された「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2024名古屋」に、NEST13チーム(Truth5チーム含む)が遠征ツアーを組んで参加しました。186チーム(海外4含む)、選手数459名(海外14含む)、スタッフ260名、メンターのべ186名、同伴者188名が参加した大会になりました。Truthチームは4チーム計5枚の賞状を手にして帰京しました。

日本リーグ(NL)サッカー「T・Kザムライ」は、初戦を2-0と幸先の良いスタートを切るも、2戦目ではスピードが速く相性の悪い相手と対戦、調整不足もあり0-3で敗北。しかし、そこからプログラムの調整を重ね改善していき、3〜6戦目では3勝1分と善戦。特に6戦目ではこれまで負けなしの強豪チーム(総合順位第2位)を打ち負かす活躍を見せました。惜しくも競技順位での表彰台は逃しましたが、勝ち点では2位・3位のチームに並び、24チーム中4位の結果を残すことができました。また、優秀プレゼンテーション賞を受賞。

NLレスキュー・メイズは、3回の競技を行い、その合計点で順位付けがされます。関東ブロック大会優勝の「Pivotさん」がジャパンでも優勝。全体を通して帰還のボーナスや全発見には至らなかったものの安定した走行性能と高得点の被災者を狙っての競技進行の停止などに見られる競技理解が優勝につながったようです。関東2位「Messiah」は、優秀プレゼンテーション賞を受賞。練習フィールドでは安定した走行ができていたものの会場での調整に難航。Round1と3で一回目の競技進行の停止時に 超音波センサーを回して距離を測るシステムの初期化のプログラムが上手く動かずリタイアしてしまったため得点が伸びず、8位。関東3位「Equator」は、全体を通じて競技進行の停止回数は少なく安定して動作できていたものの、移動に時間がかかるため競技進行の停止によるロス時間が響いた結果、得点に結び付けなかった場面が多くみられ、惜しくも4位。
日本リーグサッカー「T・Kザムライ」競技中
日本リーグサッカー「T・Kザムライ」プレゼン賞
日本リーグレスキューメイズ調整中「Equator」「Pivotさん」「Messiah」
日本リーグレスキューメイズ「Pivotさん」優勝
日本リーグレスキューメイズ「Messiah」プレゼン賞
平安時代の蹴鞠をテーマにした、NL OnStage関東優勝の「チーム・ノーブル」は、毬を発見するカメラとLEDテープを使った光る鞠靴を加えてバージョンアップを図って臨みました。審査員によるインタビューの得点は41/50点で同点1位。パフォーマンスは、リハーサルでは完璧。しかし、本番ではうまくいっていない箇所があり、減点覚悟でリスタートするか、人の手でロボットの位置を修正するか、ハラハラ見ていましたが、そのまま演技を続行。結果はなんと、パフォーマンスの得点が41.67/50点で単独トップ!合計得点82.67/100点で堂々の優勝です。加えて、スポンサー賞「CKD賞」も受賞。

日本リーグ(NL)はジャパンオープンを頂点とするリーグですが、今回出場した全員が優勝を始めとする上位成績を残し、大活躍となりました。今回特に感心ことは、どのチームも(レスキューメイズは1人チームですが出場した3チームの)メンバーたちがとても仲が良く、中学生を中心にスケジュール管理や行動管理が的確にできていたことです。楽しみながら自己管理もしっかり行い、そしてそれが結果につながったのだと思います。

なお、全競技の結果と全チームのプレゼンテーションポスターは以下から見られます。
>https://www.robocupjunior.jp/2024nagoya_results.html
優秀なポスターを見て、どこが優れているのかを考えてみましょう。また、今後ロボカップジュニアの競技に参加する際に、参加希望競技のポスターを参考に、戦略やロボット製作、プログラミングのヒントが得られるかと思います。また新たな挑戦が始まります。ロボットサイエンス在籍生全員が高い目標を掲げ、貪欲な向上心と研究心をもって、日々の活動に取り組んでくれることを期待しています。
日本リーグOnStage「チーム・ノーブル」パフォーマンス
日本リーグOnStage「チーム・ノーブル」優勝

2023年12月25日月曜日

ロボカップジュニア2023東東京&神奈川西東京ノード大会報告

 ~ 鍵を握るのは「現場の調整力」 ~

去る11/18(土)・19(日)、東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパスにて「ロボカップジュニア2023東東京&神奈川西東京ノード大会」が開催されました。今回の大会では、関東ブロック大会推薦に必要な選抜が行われた競技は、ワールドリーグ(WL)と日本リーグ(NL)のレスキュー・ライン、NLサッカー・ビギナーズの3種目となりました。それぞれ、19チーム中8チーム、27チーム中11チーム、24チーム中15チームが関東ブロック大会に推薦される結果となりました。

 WLレスキュー・ラインでは、チーム「改造乱麿」は経験豊富なメンバーで結成されたチームで、レゴマインドストームEV3とArduino(アルドゥイーノ)という基板を連携させながら制御することに挑戦。果敢な技術的な挑戦を試みたものの結実させることができず、残念ながら敗退。本番ではロボットが思い通り動いてくれませんでしたが、この活動から多くのことを学べたことは良かったのではないでしょうか?「蒲焼き」は、初めてPython(パイソン)という言語でプログラミングを書くメンバーを、先輩が面倒を看ながら臨んだチーム。お互い忙しく、なかなか二人のコミュニケーションがうまくいかない部分もあり、ロボットがあまり進化できずに臨んだ競技1回目はほとんどクリアできず、急遽プログラムを修正した2回目は本人たちが満足できる状態ではありませんでしたが、それなりに動けました。結果、10位。上位チームが辞退するなどといったことがあり、関東ブロック大会に出場できることになりました。関東大会では自分たちが満足できる成果を出してくれることを期待しています。

 NLレスキュー・ラインの「YK」は2回の競技とも、動きは悪くなく、1回目は被災者の発見もあと1人を残すのみというところまで行きました。ただ、競技進行の停止が少し多かった気がします。そのため、取れる得点を落としてしまったのが残念です。関東大会では、より精度を上げて競技進行の停止をしなくて済むように万全の準備を行って臨んでもらいたいものです。

 NLサッカー・ビギナーズでは、「丈輝莞」は活動時や大会当日もメンバー全員が揃うことができず、思うようなチームメーキングができずに臨むことになりました。当日も電池が切れてしまうなど様々な不具合が出て、3連敗で敗退。「T・Kザムライ」は、1回戦はボールを探すセンサーのしきい値調整が上手くできていなかったため敗戦。2・3回戦は、フィールドのコーナーからドリブラーでボールを引きつけ、後退してから相手ゴールにシュートするなど華麗な動きを見せたものの、サイドが逆になると途端に想定外の動きをし始めました。おそらく床の下の電線による磁気の乱れも原因の一つだと思われます。しかし、2戦とも勝利し、関東大会出場を決めました。関東大会も同じ会場で行うため、正常に動く時間帯でいかに多くの得点を得られるかを考えて改良してもらいたいと思います。

 今回の大会を見ていて思ったことは、やはり「現場での調整力」です。普段の教室の環境と大会当日の環境は当然異なるため、その会場の、そのフィールドに適合するように、限られた時間ではありますが、徹底して調整できるかどうかが結果の勝敗を分けてしまいます。このことを肝に銘じて次の大会に臨むように期待します。

 年明け1/7(日)・8(月祝)に、ジャパンオープンへの選抜を行う関東ブロック大会では、上記3競技の他、WLとNLのレスキューメイズ、WLサッカー・ライトウェイト、WLとNLのOnStageと、全8競技が行われます。見学自由ですので、ぜひ実際のロボットや競技をご覧になり、Truthチームを応援してくださるよう、お願いいたします。
WLレスキューライン「蒲焼き」
WLレスキューライン「改造乱磨」
NLサッカーエントリ「丈輝莞」
NLサッカーエントリ「T・Kザムライ」
NLレスキューライン「YK」

2023年4月25日火曜日

ロボカップジュニア・ジャパンオープン2023名古屋報告

 ~ 4年ぶり、フルスペックの対面での開催  ~

ジャパンオープン23名古屋NESTツアー
去る3/24(金)~26(日)ポートメッセなごやで、ロボカップジュニア・ジャパンオープン2023名古屋が開催されました。この会場は2017年ロボカップ世界大会が行われた会場です。名古屋市は21年からの3年間開催を予定していましたが、コロナ禍の2年間開催することができず、やっと開催することができました。昨年はボランティアによる運営で「けいはんな」で急遽開催しましたが、セレモニーもなく、淡々と試合をこなした大会でした。2020年はオンライン開催でしたが、1つの会場で全競技が行われるフルスペックの大会は実に4年ぶりです。193チーム477名が一堂に会し、各競技とも熱戦が繰り広げられ、開会式では河村たかし名古屋市長の激励もありました。
Truthからは、6チーム12名が参加。例年通り、NPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)で遠征ツアーを組んで参戦しました。選手17チーム39名、スタッフ10名、保護者10名、総勢59名のツアーになりました。初日はロボットの調整日、残り2日間が競技に当てられました。
OnStageNL出港!HOKORI丸_河村名古屋市長が見学

サッカーでは、日本リーグが6試合、ライトウェイト9試合、オープン7試合を予定していましたが、ライトウェイトの2試合ができず7試合となりました。サッカーではスイス式トーナメント方式を採用しています。これは、第1試合で勝った者同士、負けたもの同士を組ませて第2試合を行い、以下同様に対戦相手を決めていく方式です。メリットは、同じ対戦は一度のみ実施する、その時点で成績ができるだけ近い者同士が対戦するようにする、ということにあるそうです。ライトウェイトの第7試合の組み合わせがプログラムで算出できず、手作業で行ったため試合数が減ったとのこと。「SAS」はメンバー2人の内1人が急遽参加できなくなったため、残りの一人で2台のロボットを調整し操作して挑みました。欠席したメンバーのロボットが当初動かず敗戦を重ねましたが、最後は3連続勝利。あと2試合できればもっと順位を上げられたかもしれません。一人で孤軍奮闘し、本当によく頑張りました。
SoccerWLlinghtweight_SAS

レスキューは、3回競技を行い、その合計点で順位が決まります。今年初競技となったメイズ・エントリーの「メテオ」は、第2試合終了時に3位でしたが、最終競技で逆転し3位と僅差で2位に。ライン・エントリーは、上位チームと下位チームの2極分化が見られ、2試合終了時には上位数チームが僅差で争っている状態でした。その中で「HT」は、競技進行の停止が参加チーム中最も少なかったのですが、発見した被災者の数の差で、1位と僅差で惜しくも2位に。「輝-EV3」は、第2試合終了時9位でしたが、最終日は丁寧に調整して6位まで順位を上げました。
RescueMazeNL_メテオ
メテオ準優勝
RescueLineNL_HT
HT準優勝
RescueLineNL_輝-EV3

OnStageは、審査員によるインタビュー得点とステージ上のパフォーマンス得点で順位が決まります。「Back To The Summer」は、パフォーマンスでいくつかのミスがあり十分な演技を見せられませんでしたが、インタビューでは自分たちの取り組みを審査員にきちんと伝えることができて1位だったため、見事優勝。ポスター審査により、優秀プレゼンテーション賞も受賞しました。「出港!HOKORI丸」のパフォーマンスはほぼ完璧にできていたのですが、ちょっとしたミスが気になったらしく、制限時間があまりない中でリスタートをしたことが大きな失点を招いてしまいました。しかし、技術力はワールドリーグでも通用すると高く評価され、スポンサー賞が授与されました。

 生徒たちの作文には、いろいろな場面を想定した準備をもっとすべきだったこと、チームワークが大切なこと、そして、他のチームとの交流や他競技からいろいろなことを学んだことなどが書かれています。ジャパンオープンという限られた人にしか与えられない、貴重な学習の機会で得たものを、今後の活動に活かしてくれることを心より期待しています。皆、よく頑張りました。
OnstageNL出港!HOKORI丸_パフォーマンス
OnStageNLBackToTheSummer_パフォーマンス
OnStageNL_BackToTheSummer_インタビュー
出港!HOKORI丸「CKD賞」
BackToTheSummer_OnStageNL優勝+ベストプレゼン賞

2023年1月25日水曜日

ロボカップジュニア2023関東ブロック大会報告

 ~ OnStage チーム、 トゥルース1 ・ 2フィニッシュ!受賞~

1/8(日)・9(月祝)の2日間、ロボカップジュニア2023関東ブロック大会が、東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパスで行われ、東東京・神奈川西東京・千葉の各ノードから選抜された75チームが、3月に名古屋で行われるジャパンオープン出場を賭けて挑みました。

1/8(日)。TruthとしてはロボットキットKOROBOで日本リーグ・サッカーに初参戦の「ゆうき100%」はお揃いのTシャツで参加しましたが、まだコンテストに慣れていないこともあり、調整がうまくいかなかったようです。「SKY」はベスト8に残りましたが、決勝1回戦で惜敗。プログラムの丁寧さがわずかな差を生んだ気がします。日本リーグ・レスキューLineは、ブロック大会になるとレベルが上がり、直前の調整力によって順位の差が出たようです。ノード大会13位でギリギリ関東ブロック大会に出場できた「輝‐EV3」がリベンジを果たし準優勝。
【NLサッカー】ゆうき100%
【NL OnStage】Back To The Summer
【NLサッカープレゼン表彰】SKY(左)
【NLレスキューライン】輝-EV3

1/9(月祝)。ワールドリーグ・サッカーLightWeight「SAS」は、メンバーの一人が体調を崩し欠席したため、1人で2台のロボットを扱わなければなりませんでした。にもかかわらず、決勝トーナメント進出。準決勝では強豪チームに敗れましたが、3位決定戦で勝利。よく頑張りました。ワールドリーグ・レスキューLine「Diamond Fuji」は、カメラを使った画像処理によって被災者を発見するという画期的なチャレンジをしましたが、前日はうまくいっていたものの本番で不具合が起き、惜しくも5位。新設された日本リーグ・レスキューMazeに果敢に挑戦した「メテオ」は、Maze競技の伝統と実績を持つ玉川学園チームに大きく差をつけられ2位。日本リーグ・OnStage「Back To The Summer」は、インタビュー得点・パフォーマンス得点ともトップで堂々の優勝。「出港!HOKORI丸」は、インタビューとパフォーマンスでもう一歩点数が欲しいところでしたが、準優勝。Truthワン・ツー・フィニッシュを飾ることができました。
【WLサッカーライトウェイト】SAS
【WLレスキューLine】 Diamond Fuji
【NL OnStage】Back To The Summer
【NL OnStage】出港!HOKORI丸
【NLレスキューライン】アーマードザナルカンド
【NLレスキューライン】表彰


今回ポスター審査は初めての試みとして、審査員による評価と参加者による投票という2つの部門で行われました。プレゼンテーションポスターの重要性を、トゥルースの視線・第174回で述べましたが、5部門で受賞することができ、嬉しく感じます。
SASポスター
Back To The Summerポスター
SKYポスター

なお、Truth講師のOBでロボカップジュニアOBの宮下充さんがブロック長として執り行う初めての大会です。各競技のLIVE配信も行い、アーカイブは今でも見られますので、ぜひご覧ください。
https://rcjj-kanto.org/kanto/archives/1611

 次は3月に名古屋で行われるジャパンオープンです。出場するチームも、惜しくも出場を果たせなかったチームも、関東ブロック大会という大きな舞台で得た貴重な体験を、これからの活動に、そして、これからの人生に活かしてもらえることを期待しています。