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2015年2月19日木曜日

2015年2月

ロボットサイエンス2015

-中級~上級者向けの講座が充実、より多くの選択肢が!-
 
 
 
ロボットサイエンスの2015年度クラス編成が決まりました。


昨年度のアドバンスⅠでは、NXTソフトウェアを使用しましたが、生徒のプログラミングが高度化しボリュームも大きくなるにつれ、ソフトウェアが十分に対応できなくなりました。そのため、ROBOLABソフトウェアに変更することにします。それに伴い、アドバンスⅠ・ⅡともROBOLABを使用するので、両ステップを統合し、2015年度に限り「アドバンス」としました。

プレマスターでは、段階的なレベルアップを図るために、ロボカップジュニア・レスキュー希望者にはNXTを制御するC言語NXCを、サッカー希望者には自作ロボット製作の基本を行います。

マスターでは、より高度な技術を身につけるために、レスキュー希望者には迷路探索(レスキューB)とバーチャル(CoSpace)を、サッカー希望者には、Arduino(アルデュイーノ)基盤を使った電子工作による自作ロボット製作とその発展を行います。

どれも、国際的なロボットコンテスト「ロボカップジュニア」の競技に対応するものです。ロボカップジュニアは世界の教育学者たちがデザインする唯一のロボットコンテストです。毎年発表されるルールは世界共通問題ですので、子供たちがそれをクリアすると、当然難易度は上がっていきます。初心者には敷居が高くなってきますが、反面、上級者のチャレンジ精神をどこまでも刺激してくれます。そのため、全国から、どのように学んだらいいか?というご相談が寄せられたり、Truth Academyのような教室が地方にもあったらいいのに、というお声を頂いたりしています。

プログラミング・スキルのレベルアップや電子回路の製作とその制御学習など、自分の目標に合った講座を自由に選んでください。
 
 
 ● ロボット・サイエンス 2015年度コース概要
STEPコース対象
相応レベル
授業時間授業概要
ロボットアドバンス
(RA)
小5~中1隔週1回120分


月2回
世界的なロボットコンテスト「ロボカップジュニア」ダンス/レスキューA/サッカー基本リーグのプライマリ(中2以下)部門に対応。ROBOLABソフトウェアを使用。様々なセンサーの制御方法を身につけ、より複雑なプログラムを習得し、参加する競技に向けて、各自のロボット開発への応用を図る。
ベーシックⅡ アドバンスⅠ 修了者
ロボット
プレ
マスター
C言語 レスキュー 講座 (PCR)中1~ アドバンス 修了レベル
以上
隔週1回 120分


月2回
ロボカップジュニア・レスキューA(被災者救出)・セカンダリに対応。C言語ライクなNXC言語のプログラムを基礎から学習。LEGOマインドストームNXT・EV3を使用したロボットで、細かい制御が可能で複雑なプログラムを組むのに適している。また、各種センサーの増設も可能。
サッカーロボット 製作講座 <入門> PSロボカップジュニア・サッカー・ライトウェイト(軽量級)に対応。自作向け製作キット「TJ3」を使用。C言語の学習となるプログラムソフトC-styleで制御する。オムニホイール、各種センサー搭載可能。自作ロボット製作の入門に最適。
ロボット
マスター
サッカーロボット製作講座 <基本> (MS1)中1~

プレマスター

修了レベル
以上
月1~3回 指定の日曜日

1回 180~240分    

飯田橋校
での
み開講
ロボカップジュニア・サッカー・ライトウェイト/オープンリーグに対応。Arduinoを用いて、C∔∔ライクなArduino言語で制御。本格的な自作ロボット製作を行う。段階的に世界大会レベルまでロボットを進化させていく。
サッカーロボット製作講座 <発展> (MS2)ロボカップジュニア・サッカー・ライトウェイト・セカンダリ/オープン(重量級)に対応。Arduinoでプログラミングや各センサーの処理方法を深く学習することでさらにロボットの強化を図り、世界大会入賞を目指す。基本講座の既修者限定。
迷路探索 レスキュー 講座 (MRB)ロボカップジュニア・レスキューB(迷路探索)に対応。被災者救出をテーマとしたレスキューAに対して、迷路探索と熱源をテーマとした、より高度な技術を要するレスキューBの攻略を目指す。NXCもしくはRobot-Cを習得していることが条件。
バーチャル ロボットレスキュー 講座 (MRC)ロボカップジュニア・CoSpaceレスキューに対応。世界大会ではバーチャルと実機を連動させて行う競技。国内大会では、バーチャルのみ。CsBot Simulaterを使用。ロボット製作よりプログラミングに興味が強い人向け。
 
 

トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス

 

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4月からロボット学習を始めたい諸君へ!

-春のロボットプログラミング体験講座ご案内-

 
2月~3月、当アカデミーと所属するNPO「科学技術教育ネットワーク(NEST)」では、これからロボット学習を始めたい諸君を対象に、プログラミング体験講座を各地で開催します。
 
最新のEV3のロボットを使っての講座になります。
基本的には小学校高学年がプログラミングを始めるには最適な学齢です。小学3年生以上を対象としていますが、ロボット研究は高校生・大学生まで続けられる奥深い学びですから、小学低学年・中学年には少し難しいとお考えください。

最適な時期か、自分が熱中できる学びなのか、検討するにもぜひ体験してみて下さい。
 
 
★NEST自律型ロボットプログラミング入門
http://www.npo-nest.org/workshop/jiritsu.html
 
★春休みサイエンス講座2015「ロボットプログラミング講座」
http://truth-academy.co.jp/spring-lecture/
 
 
 
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ロボカップジュニア2015神奈川西東京ノード

-「RCXレスキュー隊」が特別賞受賞!-
 
 
昨年11/23(日)に行われたロボカップジュニア2015神奈川西東京ノード大会から、注目すべきロボットの特別賞の発表がありました。

当アカデミー在籍生出身であり、現在は講師として活動しているスタッフが結成したチーム、レスキューAセカンダリ「RCXレスキュー隊」が見事、受賞いたしました。
 
授賞理由として、「新しいスペックの高いロボットキットが次から次と発売される中、敢えて既に発売中止となっているレゴ・マインドストームRCXを使用し、豊富な技術と知識を最大限に駆使して上位成績を収めたから」。
 
新しいチャレンジをし続ける姿勢を評価していただけました。
 
詳細は、同ノード大会ブログで。
http://blog.goo.ne.jp/rcjj-kanagawa-nishitokyo
 
 
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COCO塾ジュニア 新年度準備コース開講中!!
 
-日本語がわかる講師のオールイングリッシュ授業-
 
 
入会金無料!他の英語スクールからの乗換特典、テキスト代無料!
COCOくるキャンペーン実施中!


3月からスタートする新年度にさきがけ、日吉本町教室(日吉校)・桜台教室(練馬校)では、「新年度準備コース」を実施中です。
 
45分×4回が1コースで5,560円(入会金・テキスト代なし)の手軽さで、COCO塾ジュニアならではのオールイングリッシュ・少人数クラス制(1クラス6名限)・習熟度別授業を体験できる!と大変ご好評をいただいております。
「子供の表情を見ながら、きちんと言えた時はしっかり褒め、ちょっとつまった時は、根気よく反復練習をしてくださるきめ細やかさが魅力です!レッスンの中でたくさん発言するので、『英語が通じる喜び』を毎回感じて楽しい!と帰ってきます。」とA君のお母様。
 
今なら、とてもお得な「COCOくるキャンペーン」実施中!ぜひこの機会に、COCO塾ジュニアで英語のステップアップをはかってみませんか?
 
COCOくるキャンペーン概要>310日までに入会された方対象
★特典①「入会特典」→入会金¥0
★特典②「のりかえ特典」→初年度テキスト代¥0
 ※昨年4月以降に他英語教室で受講経験のある方
 
トゥルースアカデミー COCO塾ジュニア
http://truth-academy.co.jp/coco/

COCOくるキャンペーン
http://truth-academy.co.jp/coco/cocokuru2015/

 
 
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 トゥルースの視線【95回】

21世紀型スキル」によって変わるPISA
ICTと社会的構成主義との融合 -

 
前号で「21世紀型スキル」について簡単に触れましたが、今回は「21世紀型スキル」とは具体的に何を意味するのか? PISA2015にどのように影響するか? ご紹介したいと思います。
 
21世紀型スキル」には諸説ありますが、その定義や能力測定などについて研究をしている国際団体「ATC21s」(The Assessment and Teaching of 21st-Century Skills )は、下記のように定義しています。

■思考の方法:
 ①創造力とイノベーション
 ②批判的思考・問題解決・意思決定
 ③学びの学習・メタ認知(認知プロセスに関する知識)

■仕事の方法:
 ④情報リテラシー
 ⑤情報通信技術に関するリテラシー (ICT literacy)

■仕事のツール:
 ⑥コミュニケーション
 ⑦コラボレーション(チームワーク)

■社会生活:
 ⑧地域と国際社会での市民性
 ⑨人生とキャリア設計
 ⑩個人と社会における責任(文化に関する認識と対応)
 
ここで、「創造力とイノベーション」が最初に挙げられていることは注目すべきです。2003年フィンランド教育相は、「知識、創造性、イノベーションは社会とその発展における基礎である」こと、12年には、常に変化する社会においては「学習するスキル(Learning Skill)」が重要であることを提言しています。
 
21世紀型スキル」の考え方の背景には、コンピューターやインターネットが中心となった現代の情報化社会においては「知識のあり方そのもの」がこれまでの工業化社会と比べて変化していることが挙げられます。工業化社会では体系的な知識が有効でしたが、情報化社会においては知識がすぐに陳腐化します。このような知識観の変化の中で教育(Education)から学習(Learning)への変容が求められているのです。工業化社会では、教師が中心(Teacher Centered)となり、体系化された知識をいかに線的(Linear)に効率良く生徒に伝達できるかが重視されます。そこでは、よき市民、労働者として教育を受けた生徒(Educated Student)が「優秀」とされます。一方、情報化社会では、むしろ中心となるのは生徒=学習者(Learner Centered)であり、そこでは教育を受けるというよりも知識を結びつけ、学習者同士がつながり(Connected)ながら、自ら学ぶ生徒(Learning Student)であることが重要となります。いわゆる、フィンランド教育が成功した理由の一つであり、当アカデミーが採用している「社会構成主義的な知識観」が重視されるのです。
 
次回15年のPISAでは「協調型問題解決能力」の出題が予定されており、複数の人と一緒に課題解決に取り組む課題が設定される見通しです。主要3分野も含め、全面的にコンピューター使用型に移行することにしています。さらに18年のPISAでは「グローバルコンピテンシー」が問えないか模索しているそうです。ますますグローバル化が進むこれからの世界では、決まった正解のない課題に対して、文化的な背景の違う人ともコミュニケーションを取りながら、最適と思われる解答を導き出す力が求められることになります。
 
今の、そして、これからの子供たちは、私たち大人が子供の頃に求められていたものとは全く性質が異なる能力を社会から要求されて生きていかなければなりません。その能力を十分に育てる教育が求められており、大人はどのような教育(学び)を子供に与えていくか? 賢明に選択していかなければならない時代の渦中にあることを、正しく認識しなければならないでしょう。

 

【参考文献】
『フィンランド社会における教育と学習-21 世紀におけるICTとソーシャル・ラーニング―』

松下慶太(実践女子大学人間社会学部准教授)




トゥルース・アカデミー代表 中島 晃芳
 
 
 
トゥルース・アカデミー ブロック・サイエンス
 
トゥルース・アカデミー リトル・ダヴィンチ理数教室
 
トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス



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