ロボットサイエンス2016コース編成
-EV3主流に!レベルに合ったロボコン挑戦!特化したマスターコース!-
2016年度ロボット・サイエンスのコース編成が固まりました。(下表参照)
2013年秋にEV3が発売され、ロボット教材がバージョンアップしたため、それに対応すべく段階的にカリキュラムを改訂してきました。EV3ソフトは、ある程度複雑なプログラミングまで対応できると判断し、アドバンスまで同ソフト・ハードを使用していきます。
チャレンジするロボコンの選択肢も広げました。当アカデミーが主に参加しているロボカップ・ジュニアは、世界の教育学者たちがデザインする唯一のロボコンです。毎年発表されるルールは世界共通問題ですので、子供たちがそれをクリアすると、当然難易度は上がっていきます。そのためロボカップ2015から、世界大会のジュニア部門の参加年齢の下限が、1年ずつ上がっていくことが決定。2019年には14歳以上しか参加できなくなります。
難易度の高いロボカップを最終目標とし、その前段階として、初級~中級者向けのFLL(ファーストレゴリーグ)への挑戦や、その他ロボコンも検討中。「サッカービギナーズリーグ(旧サッカー独自リーグ)」は、ロボカップジュニア世界大会では廃止されため、全国大会までとなりますが、これにも積極的に参加して行きたいと思います。
一方で、ロボカップ世界大会を目指し、各チャレンジに特化したマスターコースを強化。昨年の世界大会からルールが大きく変更しているレスキューLineへの対策として、Arduinoを使用し、自作要素も取り入れてマシンを開発する講座を新設。昨年から講座を新設したレスキューMaze(旧レスキューB)も、今年度大きくルールが変更される予定で、しっかり対応できるように準備しています。
● ロボット・サイエンス 2016年度コース概要
STEP | 対象 相応レベル | 授業 時間 | 使用主教材 ソフトウェア | チャレンジ ロボコン | |
ロボット アドバンスⅠ (RAⅠ) | 小5~中2 | 隔週1回
120分 月2回 | EV3基本セット EV3ソフト | ロボカップジュニアのダンス、レスキューLine、サッカービギナーズリーグ、 または「ファーストレゴリーグ(FLL)」から選択 | |
ベーシックⅡ 修了者 | |||||
ロボット
アドバンスⅡ (RAⅡ) ※2017年度4月~開講 | 小6~中3 | ||||
アドバンスⅠ 修了者 | |||||
ロボット プレ マスター | NXC講座 (NXC) | 小6以上 | 隔週1回
120分 月2回 | NXT基本セット NXC | ロボカップジュニアのレスキューLine/サッカービギナーズリーグ |
サッカーロボット製作
講座〈入門〉 PSⅠ | アドバンス
修了 レベル以上 | TJ3 C-style | ロボカップジュニア・サッカー・ライトウェイト(軽量級) | ||
サッカーロボット製作
講座〈発展〉 PSⅡ ※2017年度4月~ | PSⅠ
修了レベル 以上 | ||||
ロボット マスター | サッカーロボット製作
講座〈ベーシック〉 (MSB) | 中1以上 プレマスター 修了レベル 以上 | 月1~3回
指定の 日曜 1回 180-240分 飯田橋校 でのみ 開講 | 自作 Arduino-IDE | ロボカップジュニア・サッカー・ライトウェイト(軽量級) |
サッカーロボット製作
講座〈アドバンス〉 (MSA) | ロボカップジュニア・サッカー・ライトウェイトまたはオープンウェイト(重量級) | ||||
レスキューMaze
マスター講座 (MRB) | NXT基本セット Arduino、NXC(他言語可)、Arduino-IDE | ロボカップジュニア・レスキューMaze | |||
レスキューLine
マスター講座 (MRL) | NXT基本セット Arduino、NXC、Arduino-IDE | ロボカップジュニア・レスキューLine |
トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス
http://truth-academy.co.jp/rs/
-ロボットマスター1日体験講座2/28(日)開催!-
② NXC入門講座 (時間/12:30~14:30)
③ Arduino(アルデュイーノ)入門講座 (時間/12:30~14:30)
今人気の基盤Arduinoの基本を学びます。C/C++言語をベースとしArduino言語を使用。 サッカー・レスキューを問わず、電子工作ロボットに広く応用できます。
■対 象: 新中1生~高校生
■受講料: 無料 ※教材は持ち帰りできません
■申込方法: トゥルース・アカデミーHPよりお申し込みください。
トゥルース・アカデミー代表 中島晃芳
トゥルース・アカデミー ブロック・サイエンス
http://truth-academy.co.jp/bs/
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新中学生~高校生対象、無料体験会
-ロボットマスター1日体験講座2/28(日)開催!-
4月から始動する「ロボットマスター講座」受講生募集のため、2/28(日)飯田橋校にて、1日体験講座を開講します。
電子工作による自作サッカーロボットを作りたい、ロボットレスキューを極めたい、C言 語を学びたい、Arduino(アルデュイーノ)を使ってみたい…など、さらにロボット開発の技術を発展させたい人 の希望を実現するための講座です。
講師は高専生、理工学部の大学生、大学院生らロボカップジュニアOBたち。 世界大会や日本大会で結果を残した、経験を積んだ先輩達です。世界的なロボットコンテスト「ロボカップジュ ニア」のサッカーやレスキューで、本気で世界大会を目指す諸君、集まれ!
<開催要項>
■開催日:2016年2月28日(日)
■場 所:トゥルース・アカデミー飯田橋校
■コース:
① 電子工作ロボットサッカー講座 (時間/10:00~12:00)
C言語をベースとしたC-Styleでプログラミング学習をし、その成果 としてロボットサッカーに挑戦します。
■開催日:2016年2月28日(日)
■場 所:トゥルース・アカデミー飯田橋校
■コース:
① 電子工作ロボットサッカー講座 (時間/10:00~12:00)
C言語をベースとしたC-Styleでプログラミング学習をし、その成果 としてロボットサッカーに挑戦します。
② NXC入門講座 (時間/12:30~14:30)
LEGOMindstormsを制御するC言語ライクなプログラミング言語「NXC」の基本を、レスキュー競技で学びます。
③ Arduino(アルデュイーノ)入門講座 (時間/12:30~14:30)
今人気の基盤Arduinoの基本を学びます。C/C++言語をベースとしArduino言語を使用。 サッカー・レスキューを問わず、電子工作ロボットに広く応用できます。
■対 象: 新中1生~高校生
■受講料: 無料 ※教材は持ち帰りできません
■申込方法: トゥルース・アカデミーHPよりお申し込みください。
トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス
-入会金¥0!特典満載!-
「やりたいことは、英語の先にある」をコンセプトとするCOCO塾ジュニアでは、3月から開講する新しいプログラムへお得に入会できるキャンペーンを実施中。
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◆COCO 塾ジュニア「春からの入会キャンペーン」概要
■入会特典:期間中に本コース新規受講申し込みをされた方、入会金¥0!(Truth在籍生は常時入会金無料)
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トゥルース・アカデミー COCO塾ジュニア
ロボット・AI(人工知能)の時代に生きる (その2)
- AIが人間のプロ棋士に勝利! -
1月28日、人間に勝つのは少なくとも10年後と言われていた囲碁で、「AIが人間のプロ棋士に勝った」との報道がありました。
1994年コンピュータがチェッカーの世界チャンピオンを打ち負かし、その3年後IBMのスーパーコンピューター「Deep Blue」がチェスの世界チャンピオンから勝利を収め、オセロ、スクラブル、バックギャモンといったゲームでも、コンピュータが人間に勝利しました。将棋に関しては、2010年以降コンピュータ将棋とプロ棋士との対戦を継続してきた情報処理学会が、コンピュータ将棋の実力はトッププロに追いついておりプロジェクトの目的を達成したとして、2015年10月11日コンピュータ将棋プロジェクトの終了宣言を発表しています。囲碁は19×19の格子が描かれていた盤面で展開し得る指し手の数は10の360乗にのぼるそうです。最善の手を求めてそれぞれの手すべてを評価していくことは、コンピュータにとって大変な作業になるため、人間に勝つのにあと10年はかかると言われてきたのです。囲碁で人間に勝ったのは、グーグルが4億ドルで買収したブレイン集団「DeepMind」。15年10月、同社のロンドンオフィスで人間対コンピュータの試合が行われ、「AlphaGo」と呼ばれる囲碁ソフトが、欧州の囲碁大会で三年連続優勝した現欧州チャンピオンであるファン・フイ氏との対局に臨み、従来のコンピュータ囲碁で多く使われてきた小さな碁盤(計算量が少ない)ではなく標準の19路盤でハンデをつけず、5局すべてでチャンピオンを倒したとのことです。
1月27日に『Nature』誌に掲載されたAplhaGoのシステムを説明する論文で、AI技術のなかで近年、特に重要性が増してきている「ディープ・ラーニング(深層学習)」と呼ばれる手法が、非常に優れた形で利用されていることが明らかになりました。
今、「第3次AIブーム」と言われています。第1次ブームはArtificial Intelligence=AIと名づけられた1956年のダートマス会議以来で、自然言語処理による機械翻訳の研究が中心でしたが挫折しました。第2次ブームは1970年代後半から80年代にかけて。この時期に脳の神経細胞の回路に近い仕組みをコンピュータでつくると、脳と同じようなことができるのではないか、という発想から「ニューラルネットワーク」が注目されました。そして、2000年代半ば、ジェフリー・ヒントンという研究者が、ニューラルネットワークの階層を4層、5層と増やし、精度の高い機械学習の実現に成功。この「ディープ・ラーニング(深層学習)」の研究が、今の第3次AIブームのきっかけになったのです。この技術は、画像認識や音声認識等の分野に活用され、2012年Googleの開発したグーグル・ブレインが、猫の概念を学習することに成功しました。従来は顔がどういうものかを人間がコンピュータに教育する必要がありましたが、Googleは1週間にわたりYouTubeの動画をコンピュータに見せつづけたところ、猫がどういうものかを学習し、猫を認識できるようになったというのです。これは、人間の脳の構造をソフトウェア的に模倣し、人間が関与せずに学習を進める、いわゆる「無教師学習」=「self-taught learning(自己教示学習)」の一つです。AlfaGoは、3,000万種類の棋士の手を学んだ後、プログラムが自分で囲碁を打てるように訓練し、ソフトウェア同士を戦わせて打ち手を収集し、これを使って名人を倒すことのできる新しいAIを養成したとのこと。この技術の将来的な目標は、気候変動から複雑な病気の解析まで、実世界の重要な問題を解決することだそうです。
Googleは、来たる3月に現在最強と言われているプロ棋士、韓国のイ・セドル9段とAlphaGoの対局を予告しています。また、様子はYouTubeで世界にストリーミング中継される予定だそうです。果して結果は? 楽しみです。
トゥルース・アカデミー ブロック・サイエンス
トゥルース・アカデミー リトル・ダヴィンチ理数教室
トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス
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