ロボカップジュニア2016関東ブロック大会結果報告
-新世代チーム、強い気持ちで高き目標に挑もう-
12/23(水祝)都立産技高専品川キャンパスにて、関東ブロック大会が開かれました。当アカデミーからはダンス1チーム、サッカー6チーム、レスキュー4チームの計27名が出場、下表の結果となりました。ジャパンオープンへの推薦チームは、全国のノード大会エントリーが終了する2月上旬に発表予定です。
関東ブロック初出場のTruthチームが多かった今大会。やっとノードを通過できた生徒、ロボカップに初チャレンジの生徒、ロボットを学び始めたばかりの生徒など状況は様々でしたが、新世代チームの芽生えを色々な場面で感じました。関東のベテラン強豪チームひしめく中、堂々と闘い、また強いロボットを新鮮な眼差しで見つめる姿が印象的でした。
Truthには先輩たちが培ってきた知識や技術のある恵まれた環境ですが、もっと主体的に活動してほしい!Truth講師陣は強く思っています。自らの課題を明確にし、それを克服するために強い気持ちで粘り強く試行錯誤する姿勢こそが、人生にとって何ものにも代え難い財産になるのです。
ジャパンパンオープンは3/25~27に愛知工業大学で開催されます。推薦チームも、大会詳細もまだ未発表ですが全チーム希望を持って、備えてほしいと思います。
★関東ブロック大会結果:https://rcjj-kanto.org/result/kanto.html
【関東ブロック大会Truthチーム出場チャレンジ結果】
サッカーチャレンジ | ||
ライト セカンダリ | 優勝 | IDB (神西) |
準優勝 | NANO (東東京) | |
3位 | TRXP (神西) | |
ライト プライマリ | 優勝 | れじすたんす (千葉) |
準優勝 | EXIT (東東京) | |
3位 | TRXP (神西) | |
独自 リーグ | 優勝 | TR 35.139(神西) |
準優勝 | panther (東東京) | |
3位 | escalera de caracol(東東京) | |
レスキューチャレンジ | ||
Line プライマリ | 優勝 | NXT-SRT (東東京) |
準優勝 | W・H (神西) | |
3位 | Rettungs (東東京) | |
Line セカンダリ | 優勝 | Discovery (神西) |
準優勝 | ZEKE (東東京) | |
3位 | 2TRy (神西) | |
Maze | 優勝 | しーぼーぐ (千葉) |
準優勝 | Atlantis (神西) | |
3位 | LINQ (東東京) | |
ダンスチャレンジ | ||
プライマリ | 優勝 | 宙ペンギン (神西) |
準優勝 | rescuejo (神西) | |
3位 | 宇宙の運び屋(茨城) | |
ベストプレゼンテーション賞 | ||
サッカーライト(プラ) | ブラック (東東京) | |
ダンス(プラ) | rescuejo (神西) |
トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス
http://truth-academy.co.jp/rs/
トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス
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今年1月6日~9日にアメリカのラスベガスで開催された、全米家電協会主催『CES2016』(Consumer Electronics Show) で、トヨタ自動車が自動運転のデモを行いました。透明の壁に仕切られた3メートル四方のスペースで、最初はぶつかり合って走っていた6台の小さなプリウスの模型が1時間後には整然と走り始める、というものです。内蔵の人工知能がぶつかった失敗を学び、互いに通信して共有していくのです。トヨタ自動車は昨年11月に人工知能の研究子会社である米Toyota Research Institute(TRI)設立し、AIの研究開発に5年間で10億ドルを投じると発表。また、1月5日にはCES 2016に合わせて開催した記者会見で、同社の体制などを発表しました。TRIの米国防高等研究計画局がCEO(最高経営責任者)を務めています。Pratt氏は、「ソフトウエアとデータが、トヨタのモビリティ戦略にとって不可欠の存在になる」と述べ、TRIが米スタンフォード大学や米マサチューセッツ工科大学(MIT)などと提携して、機械学習やビッグデータを核とするAI研究を推進する方針を説明しました。Googleのロボティクス部門長、米Bell Labsの部門長やDARPAのプロジェクトマネージャー、MIT教授など、人口知能やロボット、制御の一流の専門家を集めたとのこと。まさに、ロボットとAIの時代です。
トゥルース・アカデミー代表 中島晃芳
トゥルース・アカデミー ブロック・サイエンス
http://truth-academy.co.jp/bs/
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FLL(ファーストレゴリーグ)東日本第2ブロック大会
-悔しくも楽しかった! 濃密な経験をした一日-
去る12月19日(土)・20日(日) 東京工業大学大岡山キャンパスにて、『FLL2015東日本第2ブロック大会』が開催されました。今年は2日に分けて開催(19日27チーム、20日29チーム)。当アカデミーのチーム「3R」と「ゴミ減らし隊」は20日の参加でした。ロボット競技の本番3回と練習3回に加え、ロボットを紹介する「ロボットプレゼン」、チームの活動を紹介する「コアバリュープレゼン」、今年のテーマであるゴミ問題の問題点と解決策を発表する「プロジェクトプレゼン」という3つのプレゼンテーションを1日で行わなければなりません。
両チームのメンバーとも会場入りした時は、初めての世界までつながる大きなロボット大会に参加なので、とても緊張した面持ち。過密なスケジュールの合間にプレゼンテーションの練習やロボットの調整、活動をアピールするブースの飾り付けや来場者の質問への応対など忙しい一日でした。ロボット競技は、「ゴミ減らし隊」は1回目から2回目に大きく点数を伸ばしたものの、3回目は力が入り過ぎたのかうまくいきませんでした。「3R」は1回目・2回目にできなかった課題を3回目でクリアしたのですが、逆にこれまでできていた課題で失敗。2チームとも全国大会出場(26チーム)のギリギリラインでしたが、残念ながら果たすことはできませんでした。
(優勝は伝統強豪チームを継承する「FIRST FUJISAN Quest」、2位「Infinite rockers」、3位「TRY☆SKY」)
競技中は両チームとも、ロボットを操作する2人だけが頑張るのでなく、周りのチームメートも、競技時間の声掛けや撮影・記録、応援をするなど、チーム全員がひとつの目標に向かって努力する様子が見られました。また、他チームの選手やメンターがブースに来た際にはきちんと応対したり、他チームのブースを見学に行ったり、多くの人とコミュニケーションを取ってロボットの活動を通して繋がる人との輪を広げていました。何よりも印象的だったのは、緊張から多少ピリピリした場面もありましたが、皆が真剣に楽しく笑顔で取り組んでいたことです。この一日を通して、チームメンバー同士の結びつきがさらに強まって、仲間やチームワークの大切さに改めて気付き、目標に向けて精一杯頑張ることの楽しさを経験できたのではではないでしょうか?
メンバーたちから「またやりたい!大会でいろいろなロボットを見て、様々なアイデアが浮かんだ。そのアイデアを試してみたい」という声がありました。FLLはこれまで毎年ロボット・ベーシックⅡの生徒が1回だけしか参加していないので、彼らの経験を蓄積し伝統を作っていくことを検討したいと思います。
トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス
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4月からロボット学習を始めたい諸君へ!
-春のロボットプログラミング体験講座ご案内-
-春のロボットプログラミング体験講座ご案内-
当アカデミーが所属するNPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)」では、ロボット学習を始めたい諸君を対象に、「自律型ロボット講座プログラミング入門」を東京・多摩・埼玉の3地区で開催します。
東京地区は、2月21日(日)に当アカデミー飯田橋校で開講。新年度(2016年4月~)からロボット・サイエンス受講を検討している方には、体験講座として最適です。講座後半には、同コースの説明会も保護者向けに行います。
小3生以上を対象としていますが、ロボット研究は高校生・大学生まで続けられる奥深い学びですから、小学低学年・中学年には少し難しいとお考えください。最適な時期か、自分が熱中できる学びなのか、検討するにもぜひ体験してみて下さい。
申込は以下HP(http://www.npo-nest.org/)で。
トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス
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2016年新年のご挨拶
-ロボット・AI(人工知能)の時代に生きる-
東京は暖かく穏やかな新年の朝を迎えました。
明けましておめでとうございます。
昨年12月2日~5日、未来に向けてロボット技術が飛躍することを願い「RT ロボットと共に創る未来」をテーマに『2015国際ロボット展』が東京ビックサイトで開催されました。産業用ロボットや人と協調するロボット、最新の介護・福祉ロボット、災害時の活躍を目指して開発されたロボット、それらを動かすための最先端の制御技術などが一堂に披露されました。446社・団体が出展し、121,422名(前回103,804名)が来場。2年に1回、今回で21回目を迎える国際ロボット展は過去最大の規模となり、私たちのこれからの生活は、もはやロボットなしには考えられない時代になっていることを改めて痛感します。
(NAVERまとめ http://matome.naver.jp/odai/2144904826109417301 に紹介されています)
一方、最近「IoTの時代」と言われます。Internet of Things(モノのインターネット)の略で、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信したりして、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うことを意味します。これまでロボットの分野として発展してきた技術が、ここでも必要とされることは言うまでもありません。特に今熱いのは、「クルマの自動運転」の分野。IT会社Googleの自動走行車は、子どもを認知すると注意深い運転をするなど、まさにロボットカーとも思えるような進化を遂げています。
googleの自動走行車
レオナルド・ダヴィンチのアンドロイド
ロボットや人工知能の進化・発展に明るい未来を感じます。一方で、2045年に人工知能が人間の知能を超える「技術的特異点(シンギュラリティ)」となり、この年を境にポスト・ヒューマンの時代訪れるという『2045年問題』も取りざたされています。また、現実的には、「10~20年以内に日本の労働者の約49%の仕事が、ロボットや人工知能の発達により代替できるようになる、単純労働だけでなく専門性などを必要とする職業も機械が行うだろう」(野村総合研究所)、「2011年度にアメリカの小学校に入学した子供の65%は、大学卒業時、今は存在していない職に就くだろう」(米国の研究者キャシー・デビッドソン氏)という予測もあり、大きく社会が変わることは間違えありません。
このような未来に向かって巣立っていく子供たちに、どのような教育が必要なのでしょうか? 全国に「未来小学校」(仮)を設立すべく奔走中のサイエンス作家の竹内薫氏は、「答えは明白だ。今の小学生が社会に出るとき、彼らは人工知能(そしてそれを搭載したロボット)と一緒に働かなくてはいけなくなる。その際、彼らの仕組みを理解し、深いレベルで彼らをコントロールするためには、プログラミング言語の習得が不可欠だ。30年後に慌てても間に合わない。プログラミング(と、その背後にある数学)は、小学生から始めるべきなのだ」と述べています。
当アカデミーがロボットやプログラミング、科学技術などのSTEM教育を始めてから早16年が経ち、「コンストラクショニズムという教育理論とその実践が完璧に一致している」という教育者の評価も頂きました。これからも新しいチャレンジに挑戦して、時代の要請に応え、より充実した教育をご提供できるよう、スタッフ一同邁進していく所存です。
本年も宜しくお願い致します。
トゥルース・アカデミー ブロック・サイエンス
トゥルース・アカデミー リトル・ダヴィンチ理数教室
トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス
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