生徒同士の友人としての絆
-FC日吉よ、永遠に!-
かなり昔の文章になりますが、2008年6月~09年3月のトゥルースの視線第36回~第42回にかけて、ロボカップジュニア(以下、RCJ)の紹介、Truth AcademyとRCJの歴史、参加者や支援する大人の関わりについてお話いたしました。その中で、2001年から開講した当アカデミーのロボットサイエンスの生徒たちの中から生まれた「FC日吉」という4人のグループについても触れました(視線第39回)。
時の経つのは早いものです。メンバーの一人の瀬戸匠君は小学3年生から通い、Truthの講師になって6年間ロボットサイエンスを引っ張ってくれました。2015年には自分が育てたチームをRCJ世界大会に出場させ、引率もしてくれました。その瀬戸君も今年大学院を卒業し、この4月から有名ロボットメーカーの社員として働き始めました。FC日吉の幹事役です。小3から通ったKK君は、都立高専に進学しロボカップ研究部の部長を務め、高専ロボコンにも出場して卒業後就職。この4/16(日)に結婚式を挙げました。FC日吉の兄貴的な存在です。小2から通っていた、優秀で明晰な頭脳を持つTM君は大学院の博士課程に進学して研究職を目指して現在も研究活動を行っています。FC日吉の番頭役です。レゴのサッカーロボットの様々な機構を考案していました。小2から通った、鉄道好きのHS君は建築学科に進学し、世界中を旅してフランスにも留学し、現在も大学院で研究しています。FC日吉のムードメーカーです。Truthを卒業した後も皆、RCJの大会運営やTruthロボット合同練習会、NESTのロボコンやサイエンスキャンプなど、事あるごとに手伝いに駆けつけてくれていました。
定期的に会っていたFC日吉が、今年1月にKK君の結婚の前祝いに池田と私を4人の集まりに招待してくれました。皆通ってきた当時と変わらず、KK君が出張に向かう電車に乗るまで、皆笑顔で笑いながら語り合い、楽しい時を過ごしました。別れた後、涙がこぼれそうになりました。素直に育ち、立派になって社会に羽ばたいていく4人の姿と彼らの子供のころの姿が重なって脳裏から離れません。その後、KK君の結婚式に流すビデオメッセージやダンスの撮影に日吉校の教室を貸してくれないか?と相談があり、KK君を除く3人の笑い声が夜10時半頃まで教室に響いていまいた。そこにはFC日吉を尊敬していた後輩の卒業生RS君の姿もありました。
FC日吉だけではなく、RCJに参加したチームメンバー同士が固い絆でつながり、Truthを卒業した後も長く友人関係が続いているグループがいくつもあります。長い間ともにチームとして戦略を練り、ロボットを開発した仲間、ジャパンオープン(以下、JO)や世界大会に出場して何日も一緒に過ごした仲間、競技のたびに苦楽を共にした仲間との経験は強烈な思い出を残すのでしょう。また、彼らを支えた保護者の皆様の育て方や支援の仕方、保護者同士の協力の仕方などが上手く機能していた、ということも忘れてはならないと思います。
Truth卒業生では現在、世界大会出場者の持田先生・名村先生・畝本先生が、幼い頃に通っていた高木先生が講師として後輩指導に当たってくれています。今年から、世界大会でダンスの賞を取り、サッカーでもJOに参加した柳澤君、ダンスとサッカーでJOに出場した瀬戸君(FC日吉の瀬戸君の弟)が講師に加わってくれました。卒業生以外では、RCJ-OBの宮下先生、森田先生、戒田先生が世界大会に出場しています。
自分が輝いていた場として、Truthに通っている子供たちがいつまでも思い出してくれる教室づくり、RCJで活躍したOBが後輩に自分の知識や技術、文化を伝えたくなるような教室づくりを肝に銘じ、今後も真剣に子供たちの成長を願い、本気で子供たちと向き合っていきたいと存じます。保護者の皆様にも多々ご協力を仰ぐこともあるかと存じますが、よろしくお願いいたします。
トゥルース・アカデミー ブロック・サイエンス
http://truth-academy.co.jp/bs/
トゥルース・アカデミー リトル・ダヴィンチ理数教室
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トゥルース・アカデミー 代表 中島晃芳
トゥルース・アカデミー ブロック・サイエンス
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トゥルース・アカデミー リトル・ダヴィンチ理数教室
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