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2016年6月23日木曜日

2016年6月

NEST主催「ロボット・サッカープロジェクト」
初めてのロボット製作から目指せロボコン!-
 

当アカデミーも所属するNPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)は、今夏から「ロボット・サッカープロジェクト」を始動します。同プロジェクトは、「サッカー競技ができるロボット」製作から始まり、ロボットをさらに進化させる講座や練習競技会の場も設け、ロボカップジュニアへの参加を目指す継続的な活動ができる企画です。

当アカデミー、ロボット・サイエンスが目指す、世界的なロボコン「ロボカップジュニア」は、昨年より参加者の下限年齢が徐々に引き上げられています。また課題レベルもどんどん上がり、初めての小・中学生では難しい内容になってきました。

NESTではロボカップの活動を、より多くの子供たちが段階的に理解し、スキルアップして取り組めるよう、国内でのビギナーズリーグ(初級者向けチャレンジ)の普及に力を入れていきます。


当アカデミーでは、夏休みサイエンス講座に初回活動(1)の講座を実施。
その後、NEST会員になって、右表のように12月の大会に向け活動に参加できます。
対象は小学4年生以上。ぜひ、チャレンジしてみて下さい!
詳細はNESTのHPで(http://www.npo-nest.org/)。

◆ロボット・サッカープロジェクトの流れ

7~8活動(1)サッカーロボット入門講座 
基本サッカーロボットを製作する1日講座(4.5時間)。東京・埼玉・神奈川の各会場で開催。 ※当アカデミーは各校で夏期特別授業内で実施
8月28日活動(2)サッカー競技交流会
都立産技高専で開催されるNESTロボコン内で実施。活動(1)で製作したロボットを使ってサッカー競技を行う。 ※当アカデミーロボット・サイエンス在籍生は、NESTロボコン競技に参加。
9月17日 〜19日活動(3)オリジナルサッカーロボットへ進化
合宿「ロボットの鉄人」内で、センサー搭載など、さらにロボットを進化させる講座を開催。
活動(4)サッカー競技交流会、エントリー説明会
合宿「ロボットの鉄人」内で、ロボコンに向けてチーム組のための競技交流会、エントリー説明会を開催。
10~11活動(5)(6)ビギナーズリーグ練習会
都立産技高専ロボカップ部協力の下、ロボコンに向け競技の練習を行う。
12月全国大会(3月)出場目指し、ロボカップジュニア・ビギナーズリーグブロック大会へ出場! ※関東ブロック大会は12/23(金祝)




NEST ロボット・サッカープロジェクト
http://www.npo-nest.org/workshop/soccerproj.html



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ICT科学キャンプ2016 開催
★★ICT 夢コンテスト平成23 年度「CEC 奨励賞」受賞プログラム★★
 
 
◆開催概要
 
■開 催 日:8月9日(火)~11日(木) 2泊3日

■開催場所:高尾の森わくわくビレッジ

■募集対象:小学4年生以上 ■定員:32名  
 

■参加費:35,640円(NEST会員は34,560円)

申込:NESTのHP(http://www.npo-nest.org/)で
 
 
 
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ICTオーシャンプロジェクト2016
-海と生き物を探る-
 
 
◆開催概要
 
■開 催 日:8月2日(火)~3日(水)1泊2日

■開催場所:真鶴・琴が浜海岸 
        
■募集対象:小学4年生以上

■宿 泊 先:入船旅館 ■定員:24名

参加費:29,800円(NEST会員は28,720円)

■申込:HP(http://www.npo-nest.org/)で
 
 

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OnStageプライマリ、追加推薦へ
-rescuejo、ライプツィヒ世界大会出場決定!-
 
 
5月末、嬉しいニュースが舞い込んできました。

6月末から開催されるロボカップ2016ライプツィヒ世界大会(ドイツ)において、他国チームが辞退により推薦枠を返上、日本チームに追加枠が下りてきました。ダンス・プライマリ部門でジャパンオープン準優勝のチームが辞退、第3位の日吉校のチーム、rescuejo(レスキュージョ)の追加推薦が決定しました!

このような形での推薦は当アカデミーにとっても初めてですし、残りあと1カ月と時間がない状況での出場決定…メンバーたちも悩みました。しかし、一致団結し、残りの時間を日本代表として精一杯頑張りぬくことを約束し、4人全員で出場の意思を固めました。

英語資料の準備、ツアー準備、ロボットの調整…と過酷な忙しさですが、正々堂々と世界の舞台で自分たちの演技を披露してきてほしいと思います。

今世界大会からはダンス部門は「OnStage」と名称変更し、ルールや審査方法に若干変更が出ています。OnStageプライマリ部門出場のrescuejoを、みんなで応援しましょう!



トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス
http://truth-academy.co.jp/rs/



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COCO塾ジュニア
フォニックスを学んで、話す力をアップ!
-サマーショートコースのご案内-


COCO塾ジュニア桜台教室(トゥルース練馬校内)・日吉本町教室(トゥルース日吉校内)では、夏期限定のサマーショートコースを開講します。
今年度のカリキュラムは、英語での発話力アップに特化し、知らない単語でも読めるようになる「フォニックス」を中心に学びます。夏休みを利用して英語に挑戦してみたいとお考えの皆さま、是非、COCO塾ジュニアのサマーショートコースで本格的な英語学習をご体験ください!

 
【サマーショートコース概要】

 ■通塾レッスン4回(145分)+自宅オンラインレッスン4回(125分)

■入会金: ¥0

■受講料:¥5560(税込)

■教材費:¥1944(税込)

■特典 :サマーショートコース受講後、8/31(水)までに本コースお申込の方は、入会金・テキスト代¥0
 
 
※開講コース・開講時期は、教室により異なります。詳しくはCOCO塾ジュニア桜台教室(トゥルース練馬校内)・日吉本町教室(トゥルース日吉校内)各教室の「サマーショートコースご案内」をご覧ください。


トゥルース・アカデミー COCO塾ジュニア


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【トゥルースの視線109回】
 
ロボット・サイエンスが目指すもの
-ロボット教育の意義を実現するには? -

 
 当アカデミーは、2000年にブロックとロボットを教材としたSTEM教育を始め、2002年からロボカップジュニアに参加、ロボカップ2004ポルトガル・リスボン世界大会以来、ほぼ毎年世界大会に子供たちを送り出し、世界チャンピオンも輩出しています。子供たちの華々しい活躍の舞台裏で、私たちが常々気にしているのは、教育的意義が実現できているかどうかという点です。

 では、ロボット教育の意義とは、どこにあるのでしょうか? ロボット白書2014では、「ロボットを用いた教育は、人間の持つ動きや形に対する認知のメカニズムに強く働きかけることから、学習者に強い印象を与えることができる。結果として、出力されるロボットの動作も、理解しやすいという特長を持つ。また、ロボットは、思った通りではなく作った通りに動作することから、学習成果のリアルな評価を容易に実現できる。さらに、ロボット技術は、コンピュータからモータ制御、センシング技術、機械要素といった横断的、総合的な技術の結晶である。そのため、課題発見能力、自己解決能力を涵養するPBL(問題解決型学習)法等により、複数の要素技術を統合し、統合したシステム全体を最適化する能力を身につけさせる構成論的な教育に適しているといった特長がある。(中略) さらに、ロボットコンテスト活動の多くは、グループで行う製作活動を中心としており、協調作業のスキル獲得やリーダ人材教育にも適用可能である」と記述しています。

 Mindstormsの生みの親シーモア・パパート(視線106)は、『デバグの効用』を唱えます。「学校では間違いは悪いものだと教える。(中略)デバグの哲学は、これと正反対の態度をとるようにと勧める。間違えは、何が起こったのか調べ、何が間違ったのかを理解し、理解することによって修正するように我々を導いてくれるから、有益なものである」(未来社「マインドストーム」)。「デバグ」とは、プログラムのバグ(誤り)を発見し取り除く作業であり、プログラム作成における最も難しい段階である、と言われます。原因を推理して仮説を立て、その証拠を集めて問題の所在を絞り込むデバグの作業は、科学的思考訓練そのものなのです。

 また、ロボット白書2014では、次のような批判にも言及しています。「教育という側面から見ると ロボット教育にどのような教育効果があるかわからない、単に体験して終わりになっていないかとの批判を受けてきている。(中略) さらに、ロボット教育を効果的に使える学習手法であるPBL等の問題解決型教育手法を用いた場合、技術的な問題に対して付け焼き刃的、場当たり的な解決手段をとる習慣がついてしまうという意見がある。抜本的、理論的な解決を探索しようとしない、探索するためのスキルも身に付かないという指摘である」

 ロボットコンテストWROWorld Robot Olympiad2014年世界大会で優勝をした奈良教育大付属中学・科学部を指導する葉山泰三教諭も、「すぐに教えてしまうと、子どもが与えてもらうことが当たり前だと思ってしまうんです。そして、創造する側の楽しさを知らない子どもが多いと感じます。(中略) 生徒が『先生冷たい、先生いじわる』と思わずに、それを楽しめる関係を築けることが大切だと感じています。それは学校だけで構築されるものではなく、家庭教育も重要です。いくら学校で私がそのように伝えても、家で親が『教えてくれないなら辞めたら』と生徒に言ってしまうと、子どもたちもそう思ってしまうんです」と述べています。(東洋経済ONLINE)

 当アカデミーのロボット・サイエンスの講師は、全員がジャパンオープン、世界大会出場経験者の先輩たちで、理工系の大学や大学院に進学し、中にはロボットの研究を続けている者もいます。その講師たちが首を傾げることがあります。それは、自分たちがかつて小中学生だった頃と、今自らが指導する小中学生との取り組み方の違いです。分からないと自分でよく考えもせずにすぐ質問をする、家では何もしていないで授業中しかロボットに触れていない…等々。彼らは言います。「授業ではどんな難しいことでも扱うことはできるが、基本的なことは日々の積み重ねでしか定着することはできない。だから、もっと家でロボットをいじってほしい」

ロボカップジュニアのルールの歴史は、大人の過干渉から子供の自主的な学習をいかに守るか? その闘いの歴史である

-ロボカップジュニア関東ブロック初代委員長 中島晃芳-

 

                               




トゥルース・アカデミー ブロック・サイエンス
http://truth-academy.co.jp/bs/

トゥルース・アカデミー リトル・ダヴィンチ理数教室
http://truth-academy.co.jp/lv/

トゥルース・アカデミー ロボット・サイエンス



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