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2012年11月15日木曜日

2012年11月

今年の世界大会はオランダ。輝け!トゥルース生たちよ
― ロボカップジュニア2013いよいよ開幕 ―

まだ6月メキシコ世界大会の思い出が鮮明に残っている中、来月15日(土)神奈川・西東京ノード大会(予選会)を皮切りに、関東圏内におけるロボカップジュニア2013の熱戦の火ぶたが切られます。

2012大会よりロボカップジュニア(18歳以下)の大会が、大学の研究室を中心としたロボカップ・サッカー、レスキュー、@ホーム(これらは「シニア」と呼ばれています)の大会と切り離され、3月末に行われるようになりました。しかし、2013大会では玉川大学(東京都町田市)がジャパンオープン開催の名乗りを上げ、20135GWにジュニアとシニアの合同開催となりました。玉川大学は、@ホーム部門において2010シンガポール大会優勝、2012メキシコ大会準優勝に輝いています。

また、2013大会より、これまで関東ブロックに所属していた群馬ノード(支部)と埼玉ノードがそれぞれブロックとして独立しました。全国的に小ブロック化が進行しているので、その一つの流れと言えるのではないでしょうか?このことにより、関東ブロックに所属するノードは、東東京、神奈川・西東京、千葉、茨城の4ノードとなります。
当アカデミー日吉校のチームは神奈川・西東京ノード大会に、練馬校と飯田橋校のチームは東東京ノード大会に出場します。


2012大会では、ジャパンオープンに10チーム、世界大会には4チームが選抜されました。レスキューAでは世界大会出場3チームが全て決勝に進出し、内1チームは個別チームとスーパーチームの両部門で優勝。サッカーAライトウェイトでは、スーパーチームで3位。輝かしい記録を残すことができました。

果たして今年は、どのような活躍を見せてくれるでしょうか?とても楽しみにしています。
 
なお、今年はロボットサイエンスの授業カリキュラム再編成に伴い、各校からダンスチームを出場させることができませんでした。しかし、女子2名を含む有志がチームを結成し、9月に行った「ロボットの鉄人」合宿から活動を始めています。

当アカデミーは、毎年全国で最も実績を上げているロボット教室です。皆様の応援、よろしくお願いいたします。


★当アカデミーからの出場チーム一覧★

ノードチーム名氏名学年教室
ダンスチャレンジ (プライマリ)
東東京i-Wedding飯山 T中1日吉
高橋 R中1
宮下 R中1
石崎 R小5練馬
末村 E中1飯田橋
戸井田 K中1
サッカーAライトウェイトチャレンジ (プライマリ)
神奈川・西東京チーム心拓宮﨑 J中1日吉
ムシェ J中1
久保寺 M小6
chaser菅原 K中2日吉
鈴木 A中2
武匠瀬戸 I中2日吉
菅谷 S中1飯田橋
東東京サムライS井上 S小5飯田橋
近藤 R小5
WIMAX
 とんでます
林 T中2飯田橋
梶 H中1
サイレンズ駒場 D小5飯田橋
福島 N中1
Mercurius柳澤 Y中2練馬
杉浦 S中1
Supermarket初貝 K中1練馬
太田 T中1
サッカーAライトウェイトチャレンジ (セカンダリ)
神奈川・西東京AIツインズ赤荻 D高1日吉
井下 N中3
東東京ストライカー
カスタム
武井 Y中2練馬
松村 K中2
佐々木 S中2
最強
 キッカーズ
鈴野 N小6飯田橋
大豆生田T高2
サッカーAオープンウェイトチャレンジ 
東東京コジョチーノ望月 Y中2練馬
飯田 K中3
レスキューAチャレンジ (プライマリ)
神奈川・西東京neos新美 S中2日吉
鈴木 Y中2
浜辺 K中2
R3植田 Y小6日吉
荒川 T小6
東東京B2岩田 S中1飯田橋
寺島 H中1
レスキューAチャレンジ (セカンダリ)
神奈川・西東京Amalgamζ小林 A中3日吉
川端 Y中3飯田橋
√H塙 K中2日吉
萩原 T高1
AIbot角田 W中3日吉
天城 K中3
飯島 I中3
東東京Battery平澤 R中2練馬
佐藤 H中2
T.A.R.寺尾 F中3飯田橋
安倍 S中3
Amalgam φ畝本 R中3飯田橋
駒場 K中3
レスキューBチャレンジ
神奈川・西東京Inertia持田 S高1飯田橋
清水 S高3日吉

 ≪ロボカップジュニア2013開催概要≫

■神奈川・西東京ノード大会:
1215日(土)都立産技高専品川キャンパス

■東東京ノード大会:
1216日(日)都立産技高専品川キャンパス

■関東ブロック大会:
331日(日)都立産技高専品川キャンパス ※予定

■ジャパンオープン2013
53日(金)~5日(日)玉川大学(東京都)

■ロボカップ2013世界大会
624日(月)~30日(日)アイントホーフェン(オランダ)


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アルゴ大会・トリンカ大会を冬休みに開催!
- 理数脳を競う算数ゲーム大会 -


12月23日(日・祝)、冬休みサイエンス講座の一環として、リトル・ダヴィンチ理数教室では、頭をよくする算数ゲームを用いて、「アルゴ大会」(年中・年長対象)、「トリンカ大会」(小1~小3対象)を開催します。

理数教室在籍生(参加費無料)でなくても、Truth生であればどなたでも参加できます。(参加費:2,100円)

アルゴとトリンカは、書店でも販売していますので、ご家族で練習をしていただき、ぜひご参加ください。



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SNSを活用して情報発信力を強化します
-トゥルースのFacebookページがスタート!-


教室の情報をより多く、より早く配信できるように、Facebookページを立ち上げました。

Facebookに参加していらっしゃるご父母の皆様に「いいね!」をクリックしていただけると、さらに多くの方々にご覧いただけるので、ぜひご協力をいただければ幸いです。

また、これまでホームページ内に掲載してきました「Truth通信」と「トゥルースの視線」をブログとして独立させました。こちらもご覧いただければと存じます。

<Truth AcademyのFacebookページ>



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★トゥルースの視線(第73回)★
環境教育プログラム幼児版が日本に上陸!
-幼児向けプロジェクトワイルド指導者養成講習報告


アメリカで開発された環境教育プログラム「プロジェクトワイルド」の幼児向けカリキュラムが、平成25年度から日本に導入されることになりました。それに先駆け、10月に行われた指導者養成講習会に参加してきました。東京会場はすでに満員となっており、大阪会場の方に出向かなければならないほど人気だったようです。

「プロジェクトワイルド」は、当アカデミーの夏期特別授業や、NEST主催サイエンス・キャンプのプログラムの中でもたびたび導入しています。

「自然や環境のために行動できる人」の育成を目的としていますが、アクティビティはそんな堅苦しいものではなく、子供たちにとっては「楽しい!」とまず印象に残る内容に仕上がっています。幼児から大人までを対象とした、100以上ものアクティビティがあります。その中から幼児向けのものを抽出し、さらに幼児に実施するうえでの工夫の仕方や追加アクティビティの紹介などでまとめられたのが、今回のテキスト「Wild About Early Learners」です。同テキストの著者であり、米国アイダホ州プロジェクトワイルドのコーディネーター、ロリ・アダムス氏が来日しての講習会という貴重な機会でした。

アクティビティに入る前にロリ先生が語ったのは「家庭での学習」の重要性でした。復習や宿題ではなく、どんな活動でも、その日経験したことを家庭で親に話し、親と共有する時間を持つということです。幼児には、活動内容を記憶しておくことや、文字で記録するのが難しいので、絵で描いたり、見つけた植物を貼りつけたり、自由に使える「ジャーナル(活動日誌)」を用意します。その作り方を、不要となったチラシや紙で制作することから始めました。


様々な活動をロリ先生の指導のもとで体験していきましたが、いずれのアクティビティにも楽しげなグッズや、ビジュアルの効いた絵や写真、ポスターなどが豊富に準備されていることが印象的でした。幼児は「感覚」で吸収し、また「感じる」ことが重要な時期であるということでしょう。

生きているもの、生きていないものを分けることから始めて、野生と家畜を考える「野生ってなんだろう?」、様々な色をしたカエルのおもちゃをかくれんぼさせて擬態(カモフラージュ)を体験する「ジャングルゲーム」、鳥のえさに見立てた数種類のものをくちばし代わりのどの道具で食べるのがふさわしいかを考える「すばらしき適応」…などなど、全部で約20種類のアクティビティのうち5~6本を体験できました。1日がかりの講習会でしたが、大人でもいずれも楽しく夢中になってしまうので、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

活動の中で指導者が大切にすることは、
  ①子どもの答えはすべて受け入れる、
  ②子どもの発言を待つ、
  ③答えを教えない、
の3点であることをロリ先生は繰り返されていました。

「わかったか、わからないか」ではなく、「発見する」「体験する」ことこそ幼児の環境教育なのです。

また、幼児向けのテキストには、工作や絵を描く活動、歌を歌ったり音楽を聴いたりすることも組み込まれています。子どもたちが創作しやすいような準備の方法、歌っているだけで植物や動物の特徴を感じられる歌の披露など、著者だからこそ知る苦労や体験を聞くことができました。カリキュラムを生む苦しみ、届ける喜びを共感できました。

この素晴らしい環境教育プログラムをいち早く子どもたちに届けていきたいと思いますが、アメリカと日本という環境の違い、教室での活動などの制限を、どうクリアしてくか、ここから私たちのカリキュラム開発が始まります。

今年のダヴィンチ・キッズ科学の活動では、昨年当アカデミーオリジナルで開発し、区立の保育園で実施したプログラム「四季のお天気観察」の内容を抜粋して行っています。一度実施したアクティビティをブラッシュアップして子どもたちに届けられる一方、園庭など環境的に教室ではできない活動もあります。その部分はご父母様にご協力いただき、ご家庭での活動でサポートしていただいていること、心より感謝申し上げます。ご家庭での協力をいただいてこそ、幼児の科学教育が実践できます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

池田Y