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2013年11月20日水曜日

2013年11月


 

 
2014ブラジル世界大会に向け、チャレンジが始まる!
-ロボカップジュニア2014開幕-




1117()千葉ノード大会を皮切りに、関東各地でロボカップジュニア2014の予選会が始まります。千葉・茨城・神奈川西東京・東東京の4地域のロボカッパーが、1223(月祝)関東ブロック大会を目指し、熱い闘いに挑みます。
 
 
今年は、サッカーチャレンジにおいて、リーグ編成の変更がありました。フィールドが壁に囲まれていたサッカーA競技は、世界大会では廃止。フィールドのサイズも大きくなり、グリーンカーペットに白いラインが引かれたサッカーBのみ開催が決定されました。世界の教育学者がデザインするロボカップルールです。サッカーA競技において、課題の子供たちの達成率があがったゆえに、さらに難題が追加されたルール変更となったわけです。しかし国内では、ロボカップ普及の目的で、初級者でも参加しやすいようにサッカーAが残され、ジャパンオープン(全国大会)までの大会が開かれます。サッカーA、サッBライトウェイト、サッカーBオープンの3リーグが開かれます。
 
 
当アカデミー日吉校のチームは神奈川西東京ノードに、練馬校と飯田橋校のチームは東東京ノードに、全18チームが出場します=下表。サッカーは、世界大会出場の夢を持って、全チームサッカーBを選択。また、久しぶりにダンスセカンダリチームも結成されました。レスキューも実績ある先輩の下、後輩が育ってきています。
 
 
 
2013大会では、ジャパンオープンに13チーム、オランダ世界大会には4チームが選抜されました。今年も、志高い子供たちの輝かしい挑戦に期待したいです。
ぜひ、大会会場に足をお運びいただき、応援して下さい!
 
 
<ロボカップジュニア2014出場チーム一覧>

ノード
チーム名
氏名
学年
ダンスチャレンジ (プライマリ・シアター)
東東京
TOKYO・2020
田畑  A
中1
竹下  H
中1
木村  K
中1
斎藤  T
小6
渡戸 T
小4
樹神 K
中1
神奈川
西東京
恐竜探検隊
菅谷 T
小5
岡田 N
小5
朝田 J
中1
杉山 S
小6
ダンスチャレンジ (セカンダリ・シアター)
東東京
Show道
寺尾 F
高1
宮下 M
中2
安倍 S
高1
駒場 K
高1
清水 S
大1
サッカーBライトウェイトチャレンジ
神奈川
西東京
 MIM
望月 Y
中3
宮﨑 J
中2
飯田  K
高1
chaser
菅原  K
中3
鈴木  A
中3
EXTREME
鈴野 N
中1
久保寺 M
中1
東東京
WYVERN
初貝 K
中2
太田 T
中2
モンスターシューターズ
駒場 D
小6
井上 S
小6
strikercustomⅡ
佐々木 S
中3
松村 K
中3
武井 Y
中3
Enurta
平澤 R
中3
井下 N
高1
柳澤 Y
中3
サッカーBオープン
茨城
TKB11
内村 K
高2
川又 T
高1
城下 M
高2
レスキューAチャレンジ (プライマリ)
神奈川
西東京
Lightning   
植田 Y
中1
荒川 T
中1
渡邉  Y
中1
Prelude    
及川  J
中1
及川  K
中1
東東京
World Rescue
石崎 R
小6
福島  N
中2
snake…au
末吉  T
中1
中山  R
中2
Tether
矢頭  K
小5
田村 T
中1
レスキューAチャレンジ (セカンダリ)
神奈川
西東京
titanium     
岩田 S
中2
萩原 T
高2
鈴木 Y
中3
東東京
Amalgam
川端 Y
高1
畝本 R
高1
 
 
<ロボカップジュニア2014~開催概要>
■神奈川西東京ノード大会 1123(土祝)  都立産技高専・品川  
■東東京ノード大会  1124()  都立産技高専・品川 
 
■関東ブロック大会   1223(月祝) 都立産技高専・品川 
 
◆ジャパンオープン  2014321(金)~23日(日) 大阪国際会議場
 
◆ロボカップ2014ブラジル世界大会(ジョアンペソア)2014719日~25日
 


 
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都立産技高専品川キャンパス・ロボカップ部主催
-産技高専の文化祭「産技祭」でロボカップ競技会開催!-
 

11/3(日祝)、都立産技高専品川キャンパスの「産技祭」の中で、同校ロボカップ部主催の競技会が開かれました。トゥルースOB、当アカデミー講師も多く所属する部活です。
 
サッカー、レスキューの2チャレンジを、当アカデミーチームと同部のチームで本大会同様に行いました。
 
レスキューは、2013世界大会で初めて実施されたルールで競技を実施。多くのチームが、新しく追加された「交差点」や坂に引かれたラインに苦戦していました。
 
サッカーは、2013ルールよりアウトオブバウンズ(白線から出ると故障とみなされる)という難題が追加され、多くのチームがこの課題に対応できていない状況でした。
 
両チャレンジとも、ノード大会本番前に新しく採用されたルールに沿った競技で調整できたことは大変、有意義だったと思います。
 
 
 

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アルゴ・トリンカ大会を冬休みに開催!
-理数脳を競う算数ゲーム大会-
 
 
12 月22 日(日)、冬休みサイエンス講座の一環として、頭をよくする算数ゲームを用いて「アルゴ大会」(年中・年長)、「トリンカ大会」(小1~小3)を開催します。
 
理数教室在籍生でなくても、Truth 生であればどなたでも参加できます。(理数教室在籍生は無料、その他は参加費2,100 円)

アルゴとは大手書店や玩具店等でも販売していますので、ご家庭で練習をしてぜひご参加下さい。

トリンカは残念ながら現在は、DS 版しか販売されておりません。ルールはインターネットで公開されていますし、当日、練習から行いますので安心してご参加下さい。

お申込・詳細は別途配布のお知らせをご覧下さい。



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トゥルースの視線【82回】
進化するロボットと人間社会との関係①

-自律型飛行ロボット「クアッドコプター」-

 

 


今年1にご紹介しましたが、テレビ番組「スーパープレゼンテーション」(NHKEテレ月曜夜1100~)は世界が注目するアメリカのプレゼンイベント「TEDカンファレンス」の様子を放映しています。

2/11放映の「協力し合う飛行ロボット」で、インド生まれのロボット工学者・米ペンシルバニア大学工学応用科学研究科教授ヴィジェイ・クマールが見せた、ペンシルバニア大学ヴィージェイ・クーマー研究室で開発している飛行ロボットは圧巻でした。直径20㎝程で重さ50g、消費電力15Wのクワッドコプター(4個のモーターでプロペラを回転させる基本的なマルチコプター)は、とても小さく実に俊敏な動きをします。しかも、自律型のロボットです。小さいので自然災害で崩れた建物や核施設内にロボットを送り込んで状況の確認や放射能レベルのチェックができるようになります。GPSがないところでも、Kinectカメラ(自分のジェスチャーでゲームをするときに使うカメラ)とレーザーファインダーを搭載して、ロボットがどこにいて何を見ているかに基づいて座標を定義し、周辺環境の3次元地図を作れるとのことです。この機能により、見知らぬ建物の内部の地図を自律的に作成できるのです。

さらに驚くのは、20台のクワッドが編隊飛行を行うのですが、2次元でも3次元でも自由自在に編隊を組み、障害物があれば別の編隊に組み替えることもできることです。これは中央の1つのロボットが指令しているのではなく、お互いに他のロボットとの距離を監視し、この距離を許容範囲に保つというアルゴリズム(問題を解くための手順)を組み込み、分散的に行わせているのです。これは、アリが協力して餌を運ぶ時に明示的なコミュニケーションをしていないが、集団として暗黙の調整を行っていることにヒントを得たとのこと。
 
 
そればかりではなく協力した作業も行うことができます。このプレゼンテーションでは、2台のロボットが協力して物を運んだり、3台のロボットが3つの異なった構造物を同時に組み立てたりしていました。ロボットに設計図だけ渡せば、手順はロボットが自動的計算をして作業を行うそうです。また、9台のロボットが飛行しながら6種類の楽器を自動演奏するパフォーマンスも最後に披露しました。

教育者であるクマールは、「このようなロボットは小中高の教育を大きく変え得ると思います」と述べています。

今年6月、TEDGlobalのロボット・ラボで行われた、スイス連邦工科大教授ラファエロ・ダンドリーアの「クアッドコプターの驚くべき運動能力」にも目を見張りました。空中で静止したり、手で押すと跳ね返して来たり、重力を変えたかのような行動をしたりします。棒を立てたまま飛行したり、水の入ったワイングラスを乗せて水をこぼさずに飛行したり、投げたボールを正確に手元に跳ね返したりします。人間のスポーツと同じように、動きを反復練習させることによって、推測と制御のアルゴリズムを実行しているそうです。しかも、3台のロボットが協働して1つの網を持ち、ボールをキャッチして手元に跳ね返すという例を挙げ、協調行動ができることも証明しました。さらに、運動選手が怪我しても運動しているようにと4つのプロペラのうち2つをはさみで切り、2つのプロペラで飛ぶことができるのには驚きました。最後に、Kinectカメラを使って複数のロボットを人間の動作と協調させて操るデモンストレーションも楽しむことができました。

ダンドリーアは最後にこう締めくくっています。「機械のスピードが私たちの生活にもたらす影響は何でしょう? 過去のあらゆる発明と創作と同様、それは人々の生活の改善にも使えるだろうし、誤った使い方もできるでしょう。私たちが直面しているのは、技術的ではなく、社会的な選択です。正しい選択をして未来の機械から最善のものを引き出しましょう。ちょうどスポーツが私たちの最善の部分を引き出すように」


トゥルース・アカデミー代表  中島 晃芳
 
 

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