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2022年12月25日日曜日

ロボカップジュニア2023東京神奈川ノード大会報告

 ~ 競技数も増えて熱いシーズンが始まる! ~

11/19(土)・20(日)の2日間、東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパスにて、「ロボカップジュニア2023東京神奈川ノード大会」が行われました。ノード大会は、関東ブロック大会、ジャパンオープン、そして世界大会やアジアパシフィック大会へとつながる入口になります。コロナ感染防止対策のため、開会式や閉会式は行われず、日時を分けた分散開催でしたが、対面で競技ができたことは喜ばしいことです。関東ブロック(東京・神奈川・千葉)全体で参加チーム数が少なくノード大会での選抜が必要のないサッカー・オープンとライトウェイト、レスキュー・メイズ、OnStageの競技は行われませんでしたが、日本リーグ(NL)サッカー36チーム、ワールドリーグ(WL)レスキューLine21チーム、日本リーグ(NL)レスキューLine39チームの3競技が激戦を繰り広げました。

Truthからは、NLサッカー2チーム、WLレスキューLine2チーム、NLレスキューLine8チームが参戦しました。サッカーは4チームのリーグ戦のみでしたので、勝ち点が同じチームが続出し、全勝チーム以外は得失点差で順位が決まりました。Truth2チームはどちらも2勝1敗でしたが、大きく順位が変わりました。レスキューは例年ですと2回の競技を行いますが、今回は分散開催のため一発勝負です。WLレスキュー「Diamond Fuji」は、被災者(黒と銀の球)を発見するのにカメラによる画像認識に挑戦。全国でも2~3チームしか行っておらず、チャレンジしているのはおそらく全国で唯一の中学生。本番で見事に黒の被災者を1人発見することができました。今後の活躍を期待したいところです。「藤通テック」はチームのコンビネーションがうまくいかなったのか、実力はあるにもかかわらず、不本意な結果になってしまいました。残念!NLレスキューはまだ経験が浅いのか、練習ではよくできているのに本番になると、思わぬところでロボットがミスするチームがいくつかあったようです。練習の際に「今」うまく動いているかどうかも大切ですが、「本番の時に」どのように動いてほしいか?ということも視野に入れて調整できるようになるといいかと思います。
ゆうき100%
DiamondFuji(レスキューWL)

HT(レスキューNL)
ししゃも刺身技術研究所(レスキューNL)
レスキューNLTruthチーム
SKY(サッカーNL)

一方で、3競技のベスト・プレゼンテーション賞をTruthのチームが独占しました。しかも、NLサッカーとNLレスキューLineでは、惜しくもベストは逃しましたが、2位もTruthのチームでした。視線第174回(https://truth-academy.co.jp/blog/article.html?page=24)でプレゼンテーションポスターの重要性を説きましたが、その大切さを十分に受け止めて頑張ってくれたと思います。
自分のロボットを紹介するためにポスターを作成する、そのことによって自分のロボットをよく知り、さらにロボットを改良していく―このサイクルが身についてきてくれたことをうれしく感じます。

 年明けの関東ブロック大会では、さらに進化したロボットを期待しています。応援、よろしくお願いいたします。
 
 <プレゼンポスター>
ゆうき100%
DiamondFuji
EV3救助員