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2019年11月9日土曜日

第7回宇宙エレベーターロボット競技会全国大会報告

 ~  悔しい思いもあり、学びもあり、貴重な体験をした一日  ~

天の川

去る11/4(月休)神奈川大学横浜キャンパスにて「第7回宇宙エレベーターロボット競技会」の全国大会が行われました。予選会となる関東オープンAおよびB、関西オープン、東北オープンの「グローバルリーグ」を勝ち抜いた全48チーム(小学生部門18チーム・中高校生30チーム)が参加しました。地上4m(予選は2.5m)に設置された宇宙ステーションまで「テザー」と呼ばれる布製の帯をたどってロボットが昇っていき、宇宙ステーションにあるピンポン玉を取って地上(アースステーション)に下ろし、地上にあるピンポン玉を宇宙ステーションまで運んで載せるという競技内容です。

Truthからは、小学生部門に練馬校の「天の川」「ホタル」、飯田橋校の「YSK」が参加。「天の川」は1回目の競技では2位の成績でしたが、2回目にミスをしてしまい、結果11位。「ホタル」も練習の成果が発揮できませんでした。宇宙ステーションのピンポン玉を取りに行く課題に挑戦したチームが少ない中、果敢にチャレンジしたものの、ロボットが宇宙ステーションに引っかかってしまい、残念な結果となってしまいました。

ホタル
YSK

全国大会では、事前に準備した自分たちのチームの活動やロボットを紹介するポスターを前に、プレゼンテーションをしたり、質疑応答をしたりする「ポスターセッション」と呼ばれる時間が設けられています。3チームとも緊張しながらも、発表や応答をしていたようです。また、中高校生部門で優勝・準優勝したチームの説明を聞き、質問をして戦略やロボットの機構、プログラミングについて多くのことを教えてもらっていたようです。お互いに技術を公開して学び合える貴重な機会だと思います。

ポスターセッション
ポスターセッション

Truthの中島と池田は、車検(ロボットが規定に合っているかどうかの検査)を担当しましたが、マインドストームのNXTやEV3のバージョンによって、部品の長さや仕様が異なるので大変苦労しました。また、学校などで旧バージョンのセットをそのまま使っているチームは規定に合わず、残念な思いをしたチームもあるので、今後規定の見直しなども課題となるように思います。

全国大会という大きな舞台で経験したこと、学んだことをこれからのロボットの開発だけではなく、日頃の学習や人生の経験として活かしてくれることを期待しています。

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