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2017年12月25日月曜日

【COCO塾ジュニア】英語スピーチ発表会


年に一度の英語スピーチ発表会を開催!


去る10月15日(日)ニチイ学館本社ビル(神田駿河台)にて、COCO塾ジュニアの英語スピーチ発表会が行われました。発表のテーマは、「わたしの家族」「放課後の活動について」から選択します。練馬駅前教室(練馬校)からも7名が参加しました。

全体の参加者40名程の中で、最初は皆緊張した表情をみせていました。しかし、教室でも事前にリハーサルなどを行ったこともあって、練習の成果を活かして本番では堂々とした発表ができました。外国人講師から講評をもらい、それも励みになったようです。来年に向けて、さらなるレベルアップを目指したいと思います。


ロボカップジュニア2018神奈川西東京&東東京ノード結果報告



全12チーム、30人が関東ブロック大会へ! 
~We are Robocuppers ! ~ 

東東京ノード大会集合写真
11/25(土)に神奈川西東京ノード大会(神西)、11月26日(日)に東東京ノード大会が、都立産技高専品川キャンパスで開催されました。 ワールドリーグ(WL)のレスキューMaze・サッカー・OnStageはエントリー数が規定に満たなかったため、ノード大会での選抜を行わずに関東ブロックへ推薦。日本リーグ(NL)のサッカービギナーズは、エントリーした全チーム関東ブロックへ推薦となりました。

 例年チーム数が多く、レベルも高い関東ブロック地域のレスキューLineは、ノード突破も厳しいのが現状です。被災者救出のポイントで差をつけて、神奈川西東京ノードでは、優勝・準優勝のワンツーフィニッシュ果たしてくれたfunction()、ARCoはお見事。世界大会を目指している彼らは、まだまだ先を見ているようです。
function()とARCo
function()
 OnStage日本リーグ・神西ノードは全12チームと激戦の中、本番で100%のパフォーマンスはできませんでしたが、マーチングロボッツは準優勝。次の機会の切符は得られたので、関東ブロックでは完璧な演技を期待したいです。東東京はエントリー3チームと少なかったため、関東ブロック大会推薦は1枠を目指して、Truthチーム同士で闘うことになりました。わずか4点差でギョギョッと深海探検隊が優勝。準優勝のアニマリンピックは、関東ブロック大会への推薦は逃したものの、Truth唯一のベストプレゼンテーション賞と、OnStageカテゴリー賞のW受賞でした。
マーチングロボッツ
ギョギョッと深海探検隊 と アニマリンピック
アニマリンピック
東東京ノード大会ベストプレゼンテーション賞(アニマリンピック)
ジュニアロボコンの中でもやや地味なイメージのあるロボカップを、他ロボコンのように明るく元気なかけ声を作ろうと、今大会から「We are Robocuppers!(ウィアー・ロボカッパーズ)」をキーフレーズにしました。「ロボカッパー」は、ロボカップに出場する選手諸君のこと。次大会のときも、“ロボカッパー”みんなで力強く大きな声で、大会を盛り上げていきましょう!

Truth Academyチームの結果

ロボカップ2018開催概要
【関東ブロック大会】https://rcjj-kanto.org/
 2018年1月13日(土)-14日(日)
 都立産技高専・品川キャンパス

【ジャパンオープン2018和歌山】http://www.robocupjunior.jp/
  2018年3月31日(土)-4月1日(日)
 和歌山ビッグホエール(JR和歌山駅)

【Robocup2018カナダ・モントリオール世界大会】   
 https://www.facebook.com/RoboCup2018/
 2018年6月16日-22日

■ロボットサイエンス
http://truth-academy.co.jp/rs/
■ロボットマスター
http://truth-academy.co.jp/rm/

2017年度 第3回「算数・数学思考力検定」

2/17(土)練馬校、2/18(日)飯田橋校で実施


年3回行われる「算数・数学思考力検定」の2017年度第3回が、2018年2月17日(土)練馬校18日(日)飯田橋校にて実施します。

文部科学省は小中高の学校教育の基準となる「学習指導要領」を約10年ぶりに全面改訂、小学校は2020年度から導入予定。今回の改訂ではこれまでの知識偏重型から脱却し、思考力や表現力を主体的に育むアクティブラーニングを重視する内容となるそうです。

当アカデミーが教育理念としてずっと前から掲げてきた「アクティブラーニング(先生から一方的に教えられるのではなく、思考力や判断力といった自ら考える力を育てる)」が、今まさに重要視されようとしています。

この検定内容は算数・数学の問題を解くことを通じて、子どもの身についている「思考力」の程度を知るための検定となっており、受検のための学習を継続的に行うことで、より高い思考力が身につくようになっています。

前回行われた第2回目の検定試験は第1回目よりも問題の難易度が高くなっていたようで、全体の合格率が低い結果となりました。この結果から学校教育で求められるようになってきた背景もあるのか今後検定内容の難易度が上がってくるかもしれません。
当教室でも今後受検者全員合格を目指して対策していきます。

今年度はこれが最後の検定となりますので是非チャレンジしてみてください。公開会場となっている当アカデミーでは、どなたでも受検できます。申込締め切りは2018年1月16日(火)です。受検希望の方は別途お知らせを配布しておりますので、そちらを記入の上当教室までお申し込みください。

トゥルースの視線【第124回】

国際会議RoboRAVE 2017 Global Summitに参加して
~ 世界に広がるロボット教育・プログラミング教育の輪 ~


前回、11月に石川県加賀市で開催された「加賀ロボレーブ国際大会 RoboRAVE Kaga Japan 2017」のご報告を致しました。2日目11/11(土)に行われた「RoboRAVE 2017 Global Summit」も同時開催されました。そこで、2020年にRoboRAVE世界大会開催を決定した加賀市長からは「加賀市をロボット教育のメッカにしたい!」という強い決意が示され、加賀市教育長は「RoboRAVEの活動を通して、シェアリング(共有)・コラボレーション(協働)・インターナショナルコミュニケーション(国際交流)といった新しい教育の形を実現していく」方針を示しました。


RoboRAVE International代表Russ Fisher-Ives氏は、教育者とは、いろいろな物や人をつなげるコネクターの役割を果たす存在であり、子供の視線に立った教育の重要性を説きました。教育はあくまでPassive Learning(受動的な学び)ではなく、Active Learming(能動的な学び)でなければならないと。また、「INPUT-PROCESS-OUTPUT」という身体を使ったアクティビティを紹介。これは、システム設計の時によく聞きます。システムはIPO(input→process→output)の組み合わせで成り立っており、入力されたデータ(input)に処理を加え(process)、所定のフォーマットでアウトプットする(output)。子供たちが学んだもの(input)を、あれこれと考えたり調べたりして(process)、問題解決に応用していく(output)という、まさにPISA型学力を目指す教育にも通じると感じました。

Project Based Schoolの教師であるアメリカ代表は、子供たちの好奇心を刺激し、失敗を恐れない心を育てることの大切さを主張。来年2月にRoboRAVEアジア大会を北京で開催するアジア代表は、STEM(科学・技術・工学・数学)教育の難しさにぶつかり、ロボットコンテストをカリキュラム化したProject Based Learning(プロジェクト型学習・問題解決型授業) 、Future oriented Education(未来志向の教育)で明るい道が開けたと、自らの体験を紹介しました。21世紀の教育に求められる在り方が模索されていることを実感します。

シリコンバレーの技術者でありながら自国の教育に関心をもったインド代表は熱弁をふるった。Activity Based Learning(子供たちの活動をベースにした学習)には、現実的なプロジェクトが必要であり、問題解決力(いかに新しいことを学ぶか?)の育成が重要である。ビッグデータの時代になり、この膨大なデータをどのようなアルゴリズム(問題を解くための手順を定式化した形で表現したもの)で処理するかが人類の課題となる。この力を育てるためには、数学・科学・プログラミングの学習が不可欠である。しかし、自分が学んだ小学校でロボット教育を始めたが、そこにはパソコンが1つしかない。ロボットも1台。それ以上に、教えられる先生がいない。そこで、WEBを利用して、先生を介さずに、“生徒が生徒に教える”オンライン・システムのプラットフォームを構築をしていると。この考えに賛同した中国代表が、先生役となる生徒に与える褒賞システムを付加すると発言。加賀市もこのプロジェクトに参加する意向を表明しました。


 ロボカップジュニアの活動、ロボットサイエンスやブロックサイエンス、リトル・ダヴィンチ理数教室の教育を2000年から実践してきた私共としては、今まさに世界規模で有力な協力者を見出した思いです。これからも、世界のロボット教育のリーダーを意見を交換したり、アイデアを出し合ったり、新しいプロジェクトを興したりすることを通して、Truthの教育をさらに進化させていきたいと存じます。

2017年11月25日土曜日

第5回宇宙エレベーター競技会 全国大会報告

日吉校チーム「Saturn (サターン)」 1球差で悔しくも準優勝

11/5(日)神奈川大学横浜キャンパスで、宇宙エレベーターロボット競技会全国大会が開かれました。

年々参加者が増え、今年は全国大会に加え、9/10(日)関西大会・11/19(日)東北大会と3大会が開催されるまでになりました。同全国大会は全112チーム(中高生部門86、小学生部門26)、参加者約400名と最大規模。当日は天気に恵まれ、絶好のコンディションの中、熾烈な戦いが繰り広げられ、小学生部門に出場した日吉校・Saturn(サターン)=写真=は、堂々準優勝に輝きました。


地上3~4mに設置された宇宙ステーションまで、物資に見立てたピンポン玉を時間内により多く運ぶ競技です。昨年度から年齢別(中高生中級部門・中高生初級部門・小学生部門)に部門分けされ、部門ごとに細かくルールが設けられました。今年はさらにルールが変更され、小学生部門では、宇宙ステーションの設置高さが4m⇒3mに、また、運ぶピンポン玉の数が100球⇒50球へと、やや出場者に優しいルールとなりました。

 

Saturnは9月末から活動をスタートし、1度に24球を運べるマシンを完成。1回目の競技では2往復で47個を運び、暫定1位。ミスを犯して減点されるより、そのままの結果で競技終了を待つ戦略を取りました。この戦略には周りの大人たちも感心していました。しかし、後続のチームが50個運び、暫定2位に。そこで、2回目の競技では3往復(2分弱)で50球パーフェクトを狙う作戦で挑戦しましたが、1球だけこぼれ落ちてしまい、宇宙ステーションに運べたピンポン玉は49球。惜しくも2位となりました。まさに1球に泣いた結果となりましたが、1か月余りの活動時間の中で、よく頑張ったと思います。


競技後の「ポスター展示」では、ポスターの前に立ち質問者に答える時間が設けられました。Saturnの前には多くの指導や小学生・中学生の他チームのメンバーからピンポン玉を運ぶ仕組みを中心に質問され、熱心に解説をしていました。また、当日競技解説をしていたOBが熱心にアドバイスしてくれました。


「チームによるプロジェクト学習」を通して、目標を達成するために努力する姿勢と方法・実現への時間管理や役割分担・競技本番の戦略など、様々な「自分で考える力とスキル」を学ぶ良いチャンスとなったことでしょう。この経験をこれからの様々な経験に活かして欲しいと思います。

【小学生部門結果】
優勝  アルティメット・ビスマス(豊洲北小学校・第二辰巳小学校)50pt/2m07s
準優勝  Saturn(Truth Academy 日吉校) 48pt/1m48s
第3位  Project Elevator(レゴスクール湘南C-X) 46pt/3m00s

■ロボットサイエンス
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■ロボットマスター
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クリスマス ダヴィンチ・スペシャル 『算数ゲーム大会2017』開催!

アルゴ・トリンカ加減部門・トリンカ四則演算部門
3種目で挑戦者を募集します。!

12 月23 日(土祝)、冬休みサイエンス講座の一環として、頭をよくする算数ゲーム「アルゴ大会」(年少~年長対象、年少さんには難易度高です)、「トリンカ大会」(小学1~3年生対象)を飯田橋校で開催します。

最初は練習から始めますのでリトル・ダヴィンチ在籍生でなくても、参加できます。参加される方には事前にルール表を配布し、当日、練習から行いますが、幼稚園生は少しお家で練習してから参加されることをおすすめします。リトル・ダヴィンチ在籍生は、授業内で取り組んで練習していきます。

「アルゴ」は、数の大小の並びからカードの数字を推理するゲーム。リトル・ダヴィンチでは「アルゴ」をプレキッズから授業に取り入れて、少ないカード枚数から始め、徐々にカード数を増やして推測する力を鍛えています。


「トリンカ」は、ひいた数のカードと四則演算記号を色々組み合わせて正しい数式を作るゲームです。ダヴィンチ・ジュニアⅠの授業では足し算引き算のみで、ジュニアⅡ、Ⅲでは掛け算、割り算も入れて取り組んでいます。+ーのみの加減部門、×÷も入れる四則演算部門に分けて開催します。


例年、保護者のみなさまに審判のお手伝いにご協力いただきながら、行っております。負けて悔しくて泣いてしまう子もいますが、それも成長の一つの過程ですので、
あたたかく見守っていただければと思います。

12月23日(土祝)飯田橋校
『アルゴ大会』午前10:30-11:50
 ブロックビルダ―Ⅰ~Ⅲ、ダヴィンチキッズ・プレキッズ在籍生 

『トリンカ大会 ― 加減部門』午後 12:30- 2:10
 小1年生、ダヴィンチ・ジュニアⅠ在籍生対象       

『トリンカ大会 ― 四則演算部門』午後 2:30- 4:10 
 小2~小3年生、ダヴィンチ・ジュニアⅡ・Ⅲ在籍生対象  

★リトル・ダヴィンチ理数教室
 http://truth-academy.co.jp/lv/

ロボカップ・アジアパシフィック大会に2チーム出場決定!

サッカー「IDB」、「Heavey Weather」が12月タイへ!

来る12月に第1回RoboCup Asia Pacific(http:// www.robocup-ap2017.org/)がタイ・バンコクで開催されます。ジュニア部門の日程は12/13(水)~17(日)。仮登録後、チームの紹介などを映像を含めて紹介する文書をWEB上に載せ、その内容を審査の上、正式に参加できるかどうかが決定されます。Truthからは、レスキューやOnStageのチームも参加を検討していましたが、スケジュールが合わず断念。サッカー・ライトウェイト・セカンダリの2チームが書類審査に合格して出場決定しました!

 

初めての大会で々な不安があると思いますが、熱心に活動してきた両チームですので、アジア・パシフィックの頂点を目指して両チームとも思う存分実力を発揮してくれることを期待しています。

■ロボットサイエンス
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■ロボットマスター
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トゥルースの視線【第123回】

加賀ロボレーブ国際大会2017に参加して
~ アメリカ発のロボットコンテストに東日本勢、初参加 ~


去る11/10(金)~12(日)石川県加賀市で「加賀ロボレーブ国際大会 RoboRAVE Kaga Japan 2017」が開催されました。この大会は今年で3年目ですが、Truth Academyが所属するNPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)が東日本での普及を依頼され、今年初めて「RoboRAVE東日本大会」を主催。加賀国際大会にチームを送り出しました。今回の大会では、日本112チーム、中国6チーム、台湾18チーム、シンガポール3チーム、インド1チーム、アメリカ2チームの計142チーム、405人の小学生から高校生が参加。日本でも初めて大阪、東海、東日本から参加し、東日本からは6チーム、14名で遠征ツアーを組んで参加しました。


競技は、Line Following(小~高各部門)、a-MAZE-ing(小・中各部門)、Jousting(小・中各部門)、Sumobot(小~高)、プレゼンを行うRobotovat(中・高)の全5競技9部門が行われました。RoboRAVEが他の競技と異なるのは、練習は何度でもできて、自分で申し出て競技に臨むことができる点。Line Followingは10回まで、a-MAZE-ingは何度でも競技ができ、上位成績5回の合計で予選の得点が決まります。決勝は、8チームのトーナメントで競います。“Today’s Play, Tomorrow’s Pay.”をモットーにしているコンテストだけに、国際代表Russ氏の「さあ、遊ぼう!1・2・3・ワオ!」で開幕した競技会では、子供たちは自由(過ぎるくらい?)に楽しみながら取り組んでいる様子が印象的です。結果は、台湾が圧倒的に強く、ほとんどの部門で上位を独占しました。東日本のチームは、Line Followingとa-MAZE-ingに参加しました。Line Followingの予選では2チームが9位で惜しくも決勝進出を逃しましたが、小学生1チームが決勝に進出し5位。同チームは、a-MAZE-ingでも6位入賞を果たしました。


大会2日目に競技とは並行して、ロボット教育について意見を交換することを目的に、「RoboRAVE 2017 Global Summit」という国際会議が行われました。加賀市市長、加賀市教育長、RoboRAVE International代表Russ Fisher-Ives氏、アメリカ・アジア・インド代表や日本を含めた各国の先生が参加。大会でも子供たちに話をしてくれたNASA太陽系探索部長のJoseph Minafra氏も加わりました。また、ロボカップジュニアに参加している西堀栄三郎記念館の方が、南極探検など多方面で活躍した西堀栄三郎の精神を受け継ぎ、「JARE杯」というロボカップジュニアのレスキューLineをベースした、南極での救助活動などストーリー性のある競技を行っていることを紹介しました。

加賀ロボレーブ国際大会は、宮元陸・加賀市長の肝いりで始まり、空港から会場や宿泊施設の送迎もバスをチャーターして行うなど、加賀市が一丸となって運営しています。市長主催の歓迎パーティーも主要人物や海外チームを招待して、ホテルの会場で行われました。2020年には、世界大会を加賀市で行うことが、プレス発表されました。一方で、まだ大会運営の経験が少ないこともあり、相撲をテーマとした新しい競技のSumobotでは運営が混乱し、1位が22チームになったり、ライントレースしながらピンポン玉を運ぶLine Followingでは、数回に分けて2000個を超すピンポン玉を運ぶチームも出て、用意したピンポン玉が不足して競技ができないチームがあったり、と想定外のことが起きたようです。また、ロボカップジュニアとは異なり、指導者や親の助けが多く目立ち、子供たちの自主的かつ自立した活動を実現する仕組みが構築できていない印象も受けました。

ロボカップジュニアの運営を十数年行ってきたNESTですので、今回の参加で感じたことや改善点などを大会側にフィードバックして、今後さらに楽しくも教育的な意義の高い大会に育つよう貢献し、東日本を含め全国に普及していければと思っています。

■ロボットサイエンス
http://truth-academy.co.jp/rs/
■ロボットマスター
http://truth-academy.co.jp/rm/

2017年10月28日土曜日

トゥルースの視線【第122回】

Truthのロボットサイエンスは何が違うの?
~ 理論・カリキュラム・実践の三位一体による高い実績 ~

当アカデミーは、2000年から教育用レゴブロックを教材とした科学技術教育、2001年からロボットを教材としたロボット製作・プログラミング教育、2008年からScratchなどを使用したプログラミング教育を行ってきたパイオニアとして知られています。いわゆる今はやりの「STEM教育(科学・技術・工学・数学の教育分野の総称)」の先駆けです。当時はロボット製作やプログラミングの教室はほとんど皆無であり、一般世間の大人からはまだまだ玩具、お遊び程度に思われていた時代です。
しかし、昨今はロボット教室やプログラミング教室が全盛の時代。そんな中、今年のロボットサイエンス体験会で初めて次のようなご質問を受けました。「ロボット教室はたくさんありますが、この教室は他と何が違うのですか?」と。そこで、改めて何が違うのかをまとめてみました。

1) 根底として、プログラミング教育・ロボット教育の元祖、マサチューセッツ工科大学メディアラボのシーモア・パパート元名誉教授が唱える「コンストラクショニズム」という教育理論(21世紀教育の最大のテーマ「社会的構成主義」に通じる考え)に基づく教育を実践し、教育関係者からは「理論と実践が完璧に一致している」と高い評価を受けています。

2) 実践に基づいたオリジナルのカリキュラム・授業案に対する信頼が高く、教師用の指導書として出版され、学校の先生を始め多くの指導者が活用していたり、科学館や行政機関、学校での授業提供も15年以上継続して行ったりしています。国立教育政策研究所の論文でも、私共の指導書に基づいた実践事例が紹介されています。

3) 初心者から上級者までが学習できる豊富なカリキュラムを提供しています。ブロックサイエンスでは2・3年生からレゴ社WeDoから始めますが、ロボットサイエンスではレゴマインドストームEV3から始まり、ロボットの自作からセンサー製作、C言語によるプログラミング、Arduino(アルデュイーノ)基盤を使ったロボット製作やプログラミングなど、小学生から高校生まで学べる内容を用意しています。

4) 教室の授業での指導は、当アカデミーの卒業生を中心に、国際的なロボットコンテスト「ロボカップジュニア」でジャパンオープン(全国大会)に何度も出場したり世界大会に出場したりして、現役時代(19歳以下)に活躍したOBが担当しています。彼らのロボット製作やプログラミングの思想や技術、考え方の文化が伝承される環境を用意しています。

5) ロボットコンテストを「これまでの学習の発表の場、広い地域からの人々との交流による学びの場」と捉え、積極的に参加しています。ロボカップジュニアでは、2004年からほぼ毎年日本代表として世界大会に参加し世界チャンピオンも輩出している、最も実績ある団体の一つです。また、宇宙エレベーターロボット競技会でも昨年は小学生部門で1位と3位に入賞。FLLジュニアでも高い技術力が評価され、モデルデザイン賞を受賞。今年から参加を始めた、アメリカ発祥の国際的なロボットコンテスト「ロボレーブ」では、当アカデミーが参加するNPO法人科学技術教育ネットワーク(略称NEST)が東日本大会の運営を依頼され、東日本での普及を図っています。

 また、当アカデミーが全面協力しているNESTでは、現在世界的に科学教育として必要とされる「制御」と「データロギング」をテーマに、「NESTロボコン」や「ロボットの鉄人合宿」「ICTサイエンスキャンプ」などを毎年行い、ICTを活用した教育実践事例のコンテスト「ICT夢コンテスト」で3年連続CEC奨励賞を受賞。その教育の質の高さが評価されています。

  この17年間パイオニアとして日本のSTEM教育をリードしてきましたが、時代が私たちに追いついた今、さらなる魅力ある先進的な教育を提供していきたいと存じます。Truthの新たなチャレンジをご期待ください。

ロボカップ2018&第5回宇宙エレベーターロボット競技会

ロボコンの秋!
ロボカップ2018開幕&第5回宇宙エレベーターロボット競技会
全国大会連覇&カナダ世界大会出場目指して!

トゥルースの秋と言えば、ロボコン!11月から、各大会が始まります。


今年から、ロボット・ベーシックⅡ生はFLL(ファーストレゴリーグ)から、ロボカップジュニア日本リーグOnStageに挑戦します。アドバンスⅠ生は、サッカー日本リーグへ、アドバンスⅡ生は日本リーグのサッカーまたはレスキューから選択して参加します。昨年からロボカップジュニア国内大会は、世界大会出場を目指す「ワールドリーグ(WL)」と、ジャパンオープンを頂点とする「日本リーグ(NL)」に分かれました。世界大会出場が小・中学生にはハイレベルな狭き門となっていく中、日本リーグは初級者でも取り組める内容で、アジアパシフィック大会出場の可能性もあります。


第5回宇宙エレベーターロボット競技会全国大会には、昨年優勝したTruth日吉チームのメンバーも含む1チームが出場。小学生部門2連覇を目指します!飯田橋校・練馬校では参加希望者が集まらずチーム編成できなかったのが残念です。ロボコン出場は、メカニズムスキルやプログラムレベル向上のきっかけになるだけではなく、忍耐力・プレゼン力・コミュニケーション力が凝縮して体験できる素晴らしい機会です。ぜひ、次回はチャレンジしましょう!


大会予定は以下の通り。いずれも見学できるので、ぜひ応援に来てください!

■ロボカップ2018         
・神奈川西東京ノード大会 11月25日(土)
・東東京ノード大会 11月26日(日)
・関東ブロック大会 2018年1月13日(土)-14日(日)  https://rcjj-kanto.org/
 ※いずれも都立産技高専・品川キャンパス
・ジャパンオープン2018和歌山    
 http://www.robocupjunior.jp/
  2018年3月31日(土)-4月1日(日)
 ※和歌山ビッグホエール(JR和歌山駅)
・Robocup2018カナダ・モントリオール世界大会
 https://www.facebook.com/RoboCup2018/
2018年6月16日-22日

■第5回宇宙エレベーターロボット競技会全国大会  
http://space-elevator.tokyo/
・11月5日(日)神奈川大学横浜キャンパス




●ロボットサイエンス
http://truth-academy.co.jp/rs/
●ロボットマスター
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第1回RoboRAVE東日本大会2017




何度も何度も挑戦して、大いに楽しんだ!

去る9月18日(月祝)「ロボットの鉄人」合宿の最終日に、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、NPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)が主催して「第1回RoboRAVE(ロボレーブ)東日本大会」を開催しました。


“Today’s Play, Tomorrow’s Pay.”(今日の遊び、明日への学び)をモットーとするRoboRAVEは、2001年にアメリカで始まったロボットコンテストで、RAVEとはRobots Are Very Educationalの頭字語です。現在世界各地で行われていて、米国、ニューメキシコ州のアルバカーキでは、毎年5月始めに10カ国、延べ3,000人以上が参加する世界大会が行われます。日本では加賀市(石川県)で国際大会を開いていますが、今後の日本での普及のために日本代表から協力を求められて開催することになりました。


今回の東日本大会では、「a-Maze-ing(アメイジング)」(ジグザグの板の上を落ちないように走行する競技)と、「Line Following(ラインフォロイング)」(ピンポン玉を乗せてライントレースし、ゴールにある箱にピンポン玉を入れる競技)の2種目を行いました。a-Maze-ingには12チーム、Line Followingには、都立産技高専チームを含め9チームが参加しました。2種目とも挑戦することができます。


時間の関係で、それぞれの競技に4回挑戦することができ、高い方から3回の得点合計で順位を決めました。練習は回数制限なく何度もできます。そのため、参加メンバーは何度も何度も調整したり、競技に挑戦したり、忙しそうに楽しみながらも熱心に取り組んでいました。最も会場を沸かせたのはa-Maze-ingに参加した中学生の女子。普段ロボカップジュニアのサッカーに挑戦していますが、サッカーに適した全方位に移動ができるオムニホイールで参戦。そもそも直線を走るには向かないタイヤです。それでも何度も何度も諦めずに調整と挑戦。自己記録を伸ばすたびに歓声が起こっていました。


今回参加したチームから6チームが、来る11/10(金)~11/12(日)の加賀国際大会に参加します。中国やシンガポール、アメリカ、台湾、インドからも参加するとのこと。皆の健闘を祈っています。


■ロボットサイエンス
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■ロボットマスター
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【2017年秋】COCO塾ジュニア


英語の秋、イベント続々と開催!
~スピーチ発表・ハロウィンイベント・外国人レッスン~


COCO塾ジュニアでは、この秋次々と英語のイベントが行われます。

■スピーチ発表:10/15(日)神田駿河台のCOCO塾本社ビルにて、レベルによって決められたテーマに沿って絵やスクリプトを使って英語で発表します。出場者43名、練馬駅前教室からは9名が参加します。皆の健闘を祈ります。

■ハロウィンイベント:10/29(日)COCO塾池袋東口校にて開催。年少~小6まで3つのレベルに分け、定員8名で、どなたでも参加できます。この機会にCOCO塾ジュニアの英語体験をなさってみてはいかがでしょうか?

http://jr.cocojuku.jp/event/openhouse.html?cid=ls_coj_ya_kw_7170913_1568
■外国インストラクターレッスン:11/22(水)練馬駅前校には受講生対象に外人講師による特別授業を行います。年2回の普段とは違ったスタイルの授業です。受講生にはこれを機に気持ち新たに学習に取り組んでもらいたいと思っています。

http://truth-academy.co.jp/coco/


2017年9月30日土曜日

トゥルースの視線【第121回】

ロボカップ2017名古屋世界大会報告
 ー ジュニアにカメラによる画像解析を求める傾向に ー

去る7/27(木)〜31(月)、ロボカップ2017世界大会が名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)と隣接する武田テバオーシャンアリーナで行われました。約400か国、約3000人の参加者、13万人の来場者となりました。1997年第1回ロボカップが名古屋で行われてから20年、再び名古屋に戻ってきたロボカップは、規模もレベルもはるかに大きく成長しています。



武田テバオーシャンアリーナでは、メジャー(大人部門)とジュニア(19歳以下の部門)が同じ会場で行われ、今年からメジャーとジュニアの懸け橋となる「The Rapidly Manufactured Robot Competition (RMRC)」がスタート。都立産技高専の4年制チーム「TUPAC 」が3位に輝きました。レスキューを同一過剰にすることによって、ジュニア参加者が自分たちの活動が将来どのようなものにつながるかを実感できたように思います。



ジュニアのルールに関して大きな変化があったのは、サッカー・オープン・リーグとレスキュー・メイズではないでしょうか? サッカー・オープン・リーグでは、これまで赤外線を発光するボールからオレンジ色に塗ったボールに変更、レスキュー・メイズでは壁に書いた文字を読み取ることが要求されました。どちらもロボットにカメラを搭載し、画像処理をする必要があります。ジュニア部門が新しい時代に突入したことが痛感されるルール変更です。



世界大会のジュニア部門の目玉の一つは、「スーパーチーム」。複数の国のチームがスーパーチームを編成し、協力して競技に臨むというものです。サッカーのビッグフィールド方式(5台vs5台)はかなり定着してきた感があります。面白いのはレスキューで、毎年前日の夕方にルールが発表され、翌朝から競技スタート。ラインは、緑の交差点の数を1台が数え、もう1台に伝え、その数で決められた被災者の避難場所に運ぶという内容。ボランティアで参加した元世界チャンピオンチームの高校生スタッフの意見が採用されたそうです。メイズは、1台がフィールドにばらまかれた救援物資を集め、もう1台が青色の壁を見つけて相手ロボットに教え、救援物資を1つの部屋に集めるというものです。例年通り、ロボット間通信をどのように行うかがテーマになっていました。




今回の世界大会は残念ながら当アカデミーのチームは参加できませんでしたが、テクニカル・ボランティアとして、サッカー・ライトウェイトやレスキュー・ライン、CoSpaceレスキューに7名が参加。途中からOBも参加し、十数名がボランティアとして活躍しました。今回の大会は、大学の試験と重なっていたため大学生がスタッフ参加できないので運営にはかなりの心配がありましたが、その分高校生ボランティアが活躍し、運営者からとても感謝されたようです。スタッフとして参加したことは、選手としての目とは違った目で競技を見ることができ、また世界トップクラスのロボットを研究する機会にもなったのではないかと思います。



競技が終わった後の最終日にシンポジウムが行われました。そこで、OnStageチーム「三代目Show道」(ジャパンオープン準優勝)の斎藤尊君と樹神清正君が、ダンス競技「TOKYO2020」(2014年世界大会テクニカル・チャンピオン受賞)の体験から、それぞれサッカーとレスキューの道に進み、「三代目Show道」に至った過程を、それぞれの段階で学んだことをどのように活かしてきたか、ということを中心に発表しました。



単に参加者としてだけはなく様々な関わり方で、ロボカップジュニアとは子供を成長する機会を与えてくれる場であることを改めて痛感しました。皆、とても貴重な体験をしたと思います。次は、12月のRoboCup Asia Pacific(タイ・バンコク)です。参加が許可されたチームは、大いに頑張ってほしいものです。

■ロボットサイエンス
http://truth-academy.co.jp/rs/
■ロボットマスター
http://truth-academy.co.jp/rm/

2017年度【第2回】算数・数学 思考力検定

11/11( 土 ) 練馬校、 11/12( 日 ) 飯田橋校
算数・数学の検定試験にチャレンジしよう!

思考力検定は、算数・数学の問題を解くことを通じ て、子どもの身についている「思考力」の程度を知るるための検定です。  物事を論理的に考え解 決することや新しいもの を発見したり創造するこ とが大切になっている今、 様々な角度から、子ども たちの考える力を探り、 思考力を育くむことに役 に立つ試験内容です。  
この機会にぜひ受検を 検討してみて下さい。
申 込締切は 10/10( 火 )。

検定級出題する内容(検定する思考力)受検のめやす合格
基準
検定
時間
検定料
(税込)
10級● いくつかの簡単な情報の中から必要な情報を選び出す力
● 試行錯誤しながら考える力
● 平面の図形を捉える力
小学1年~
2年程度
65%
程度
45
2,000円
9級● いくつかの簡単な情報の中から必要な情報を選び適用する力
● 試行錯誤しながら、ねばり強く考える力
● 平面における位置関係を把握する力
小学3年
程度
65%
程度
45
2,000円
8級● 与えられたいくつかの条件を適用する力
● いくつかの観点で整理された情報の一部から、他の情報を導く力
● 図や表を用いて情報を整理する力(問題場面を図示し、問題の構造を把握する力)
● 平面における移動や回転を想像する力
小学4年
程度
65%
程度
45
2,000円
7級● 与えられた複数の情報から必要な情報を見つけ適用する力
● 与えられた情報(条件)を、使いやすい情報(条件)に作り直す(言い換える)力
● いくつかの場面に分けて、丁寧に考える力
● 空間における位置関係を把握する力
小学5年
程度
65%
程度
50
2,000円
6級● いくつかの情報の共通点や、いくつかの情報から性質(法則)を帰納的に見つける力
● 与えられた情報(場面)から法則を見つけ、その法則を適用する力
● 逆向きに(結論から)考える力
● 平面や空間におけるものの移動を想像する力
小学6年
程度
65%
程度
50
2,000円
5級● ある条件を満たすものの集合を作り、それに他の条件を加えて絞り込んでいく力
● 複数の条件を満たすかをチェックし、条件に当てはまらないものを排除していく力
● 二つの立場からの情報を、一方の立場に統一して考える力
● 数量の関係を文字を用いて表し、関係を把握する力
中学1年
程度
65%
程度
60
2,000円
4級● 与えられたいくつかの情報を組み合わせて必要な情報を導き、それを用いる力
● 推移律を利用して結論を導く力(問題を解決する力)
● 図・表・式に表して問題の構造を把握する力
● 命題の矛盾を認め、修正する力
● 空間において複雑に回転したり移動したりするものを想像する力
中学2年
程度
65%
程度
60
2,000円
3級● 条件過剰の場面から必要な条件を選択して処理する力
● 与えられた情報(条件)を組み合わせて、使いやすい情報(条件)を作り出す力
● 仮定をおいて推論し、他の条件も満たすように訂正しながら解決に接近する力
● 視点を変えて命題を作り直す力
● 否定命題を作って考える力
中学3年
程度
65%
程度
60
2,500円
準2級● 与えられた場面の条件を整理し、解決しやすく再構成する力
● 複数の条件をたがいに関係させながら推論していく力
● 問題を解決するために必要な数学的知識を選び出し、それらを組み合わせて問題を解決する力
高校1年
程度
60%
程度
90
3,000円
■算数・数学 思考力検定

■リトル・ダヴィンチ理数教室

10月スタート!年中対象「リトル・ダヴィンチ プレキッズ」受講生募集 !

数、図形&立体、プログラミング、を楽しく学ぼう!

10 月よりプレキッズ ( 受講対象: 年中 ) が開講いたします。プレキッズ ステップでは、カリフォルニア大学 バークレー校ローレンスホー科学教育 研究所が全米の先生向けに開発した 「GEMS」(ジェムズ:Great Explorations in Math and Science/数学と科学の偉大なる冒険)というカリキュラムを導入。こ れは、幼稚園から高校生対象の科学・数学領域の参加体験型プ ログラムです。



これに加えて、推理・推論・記憶力を育てる算 数ゲームや「クリックス」という正方形の形をしたベルギー生 まれの知育ブロックを使った立体図形の構成などを学びます。 これらを通して、数理センスの根底にとなる「規則性があるも のに美しさを感じる心」を育てます。



また論理やアルゴリズム、 図形の学習として、年間を通して毎回の授業内で、タブレット を使ったプログラミングの演習を行います。



受講希望の方は、希望教室に直接お申込みください。体験希 望の方は、10 月以降に開講クラスにて体験を受け付けます。
http://truth-academy.co.jp/lv/