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2017年3月22日水曜日

FLL(ファースト・レゴ・リーグ)ジュニア大会報告


日本初開催『FLLジュニア』 
-理想の森をレゴで表現し「モデルデザイン賞」受賞-


2月12日(日)東京工業大学大岡山キャンパスにて『FLLジュニア2016』が開催されました。既に世界では広く開催されていたFLLジュニアですが、日本では今回が初開催となりました。ロボットサイエンス・ベーシックⅡが毎年挑戦しているFLL(ファースト・レゴ・リーグ)は9~16歳が対象ですが、FLLジュニアは6~10歳が対象です。今年のテーマは『動物と人との共生』。ミツバチの生息地に住む動物を1つ選び、その動物と人がお互いにハッピーになる方法を考え、問題解決策をレゴで作ったモデルとポスターを使って発表しました。
 
Truth Academyからは練馬校のジュニア・エンジニアⅠ生を中心とした6人チーム『ねりま大根』が挑戦し、クマが人里に下りて来ない解決策としてドングリが豊富な理想の森を考えました。カムで蝶の羽根を動かしたり、ギアダウンでハチをゆっくり回転させたり、ベルトドライブでドングリを循環させたり、リンク機構でクマを動かしたり、授業で学んだ様々な仕組みを応用して作った理想の森は会場でも大好評でした。観客からの質問に、自信に満ちた表情で説明する姿が印象的でした。
 
また、4分間以内で調べたことを審査員の前で発表するインタビュー審査では、5人の審査員を前に緊張していましたが、自分達が調べたことを堂々と伝えることもできました。審査の結果、「モデルデザイン賞」を受賞し、レゴのトロフィーを手にしました。審査員からは、「リンク機構、ギア、カムの仕組みや、モーターの正転と逆転を上手く利用したプログラミングにより、様々な生き物の動きを表現したところ」が受賞理由として発表されました。
初めての大会で、前日の夜は緊張して眠れなかったと話していたメンバーでしたが、堂々と発表を終え、自信に満ちた顔で一日を終えることができました。大会までの短い準備期間の間に、調べ学習やポスター製作、モデル製作と大変だったと思いますが、頑張ったからこそ経験できたこの成功体験を次の活動に生かして頑張って欲しいと思います。


ブロック・サイエンス ジュニアエンジニア
http://truth-academy.co.jp/bs/je12/