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2014年2月25日火曜日

2014年2月


『対話力』を重視した英語教室開校へ
― 真の国際人育成を目指して ―



当アカデミーは、26年前進学塾としてスタートし、14年前に「コンストラクショニズム」という教育理論に基づいたSTEM(Science, Technology, Engineering, Mathmatics)教育を実践する『ブロックとロボットで学ぶ科学教室』に転身いたしました。「世界を舞台に活躍できる子供に育てる」をモットーに、PISA型学力を育成するために、できるだけ世界基準となっている教育を提供しています。生徒たちが世界大会に出場することが恒例化してきた現在、真の国際人に育てるためには、英語教育の必要性を日々痛感するようになり、今春の開校に向けて準備を始めております。

この度導入する英語教育のコンセプトは、「英語を通して、グローバルに活躍できる人材を育成すること」にあり、問題解決スキルや異文化理解、コミュニケーション・スキル、発信力、批判的思考(クリティカル・シンキング)などを育成するプログラムです。単に英語力だけではなく、英語の学習を通じて国際人として必要な資質を身に付けることが可能であると確信しました。60分間英語だけの授業では、テキストだけではなく、英語圏の子供が実際に使用し学習している教育動画サイトを取り入れたり、自由に自分の考えや気持ちを論理的に文字で表現できるようWritingにおいて書く過程を大切にしたり、他の英語教育にはない特色があります。これは、これからさらに様々なコンピテンシー(能力)を求める方向に進むPISA型学力を形成していく中で、非常に有効な方法の一つと考えています。

詳細は追ってご連絡いたします。ご期待ください。


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「ロボットマスター2014」新設コース続々!
新開発に挑む研究生募集!
レスキューB・電子工作サッカー・Arduino
 
 
 上級者を対象とした「ロボットマスター・オープン講座」(RMO講座)の2013年度は、「電子工作サッカーロボット製作講座」として、ロボカップジュニアのサッカーBルール対策に絞って研究開発してきました。まだ、3月のジャパンオープン、7月のブラジル世界大会に向け、チャレンジは続いています。昨年度のオランダ世界大会、今年の関東ブロック大会までの状況を見て、つくづく技術開発は日進月歩であると感じました。
 
 2014年度に向け、早速、新たな研究課題に取り組むべく、新コース含む下表の4コースで「ロボットマスター」を始動したいと思います。
 
 競技者として、また大会スタッフとして、多くのロボット大会に積極的に携わっている当アカデミー講師陣たちで話し合い、考えた“今”取り組むべき課題を究めるコースです。新たなチャレンジ無くして、世界大会への道は開かれません。
 
 来年の「ロボカップ2015タイ世界大会」へ向け、果敢にチャレンジする研究生、募集します!!
 
 
 
コース
プレマスター
(旧アドバンス3)
電子工作サッカー
ロボット製作
レスキューB対策Arduino
(アルデュイーノ)
講座
概要
NXC言語のプログラムを基礎から学習。NXTを使用したロボットで、サッカー、レスキューいずれにも有効。ROBOLABやNXTソフトよりも、細かい制御が可能。プログラム容量も軽いため、複雑なプログラムを組むのに適している。TJ3−COREをメイン基盤として、オムニホイルやモーター、センサー等、徐々に搭載し、“世界大会で勝てる”オリジナルサッカーマシン製作を目指す。C-Styleで制御。年間を通して、段階的にロボットを進化させていく。ロボカップでも主流とった、レスキューB競技にチャレンジしたい諸君向けのコース。NXTでレスキューB競技を攻略します。NXC、あるいはRobotC等のC言語で制御。Truthチームの実績は、2013オランダ世界大会で、準優勝チームを輩出。初心者でも比較的簡単に扱えるマイコンボード、Arduinoで学ぶ。ポート数がNXT使用よりも多く、センサー、モーターが増やすことが可能。ダンス、サッカー、レスキューのいずれのチャレンジでも有効。C言語で制御。C言語を基礎から学ぶ。
日程月2回、隔週土曜日月1〜3回で規定の日曜日(午後)月2回、隔週で規定の日曜日(午前を予定)月2回、隔週で規定の日曜日(午後を予定)
時間第2.4土曜5:20-7:201回4時間1回3時間1回2時間
開講校飯田橋校(他校でも必要な定員数いれば検討します)
受講料月謝制で月13,760円+システム費1,080円 
※チケットは不要
月々登録料9,720円+システム費1,080円
※4時間講座でチケット4枚(チケットは1枚540円、10枚/20枚綴り) ※大会前の自習はチケット不要
月々登録料9,720円+システム費1,080円
※3時間講座でチケット3枚(チケットは1枚540円、10枚/20枚綴り) ※大会前の自習はチケット不要
月々登録料9,720円+システム費1,080円
※2時間講座でチケット2枚(チケットは1枚540円、10枚/20枚綴り) ※大会前の自習はチケット不要
教材費・NXT基本セット
・DCアダプター
※追加センサーが必要になる場合があります
<2013年度の参考価格>
・TJ3−CORE 8,400円
・4CHモーターコントローラ 15,750円
・ダイセンオムニホイール4個で5,600円
・モーター4個で6,000円〜…など。いずれもすでに持っている場合は新規購入不要。その都度、相談しながら購入を検討。
<参考価格>
・Mindstorm社製温度センサ8,400円
・慣性センサCruizcore XG1300L 9,800円
・超音波センサParallax社製ping 1個2,500円
・Arduino Micro 2,730円
…等。持っている場合は新規購入不要。その都度、相談して購入を検討。
<年間15,000円程度)
・Arduino Micro2,730円
・コンパスセンサ1,764円
・超音波センサーParallax社製ping2,500円
・アナログテスタ 1,250円
…など。いずれもすでに持っている場合は購入不要。その都度、相談しながら購入を検討。
開始日4/12(土)〜2014年4月~ (参加者数決定後、詳細決定)
 
 
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2014年度ロボット・サイエンス使用教材について
ベーシックⅠからEV3ロボット導入
アドバンスⅠはROBOLABからEV3ソフトへ
 
 昨秋発売された、マインドストーム3世代目の「EV3」を、当アカデミーでは、2014年度ベーシックⅠから、導入します。また、これまでアドバンスⅠではROBOLABソフトを使用してきましたが、こちらは廃盤となりました。NXTのハードはそのままで、より性能に優れ、高度なプログラムが実現できるEV3ソフトを導入します。ご期待下さい。
 
使用教材 ハード ソフト
ベーシックⅠ  EV3 EV3
ベーシックⅡ  NXT NXT
アドバンスⅠ  NXT EV3
アドバンスⅡ NXT ROBOLAB
 
 
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新ステップ教材購入、新規入会は増税前がおススメ!
-増税前(3月中)は教材費・入会金は消費税5%-
 
 
 新年度に向け、様々な準備を進めています。2014年度は、4月から消費税が8%増税になることが大きな変化で、当アカデミーの受講料や教材費についても例外ではありません。すでにお知らせしていますが、2014年4月のお月謝から消費税8%対応の金額に変更になります。なるべくこれまでのご負担から大きく差が出ないよう、また授業の質はさらなる向上をめざしつつシステムや体制を効率化を図っていく所存です。
 
 尚、以下の通り、4月以降継続の在籍生の教材費、また3月中に新規入会の方の入会金・教材費は、消費税5%で対応させていただきます。お早目のお手続きをお勧めします!
 
◆当アカデミー在籍生の2014年度新ステップの教材費
 ⇒3/28までに入金の場合は消費税5%(それ以降は8%)
※継続確認の返信、用紙提出をいただいている方には、3月上旬に教材費請求書をお渡しします。その後ご入金をお願いします。

◆3/20までに新規入会(入会申込書提出)の方の教材費・入会金
 ⇒3/28までに入金の場合は消費税5%(それ以降は8%)
 
 
 
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続・グローバル化時代の学力(1)
-コミュニケーション・スキル-

昨年1213日、文部科学省は平成32年から中学校の英語の授業を原則として英語で行うこと、正式な教科ではない「外国語活動」を実施している小学校は、平成30年より開始時期を現在の小学5年から小学3年に前倒しし、小学56年では教科に格上げすることを決定しました。

 確かに、このグローバル化時代では、英語ができることがもはや優位性を持たない時代になってきています。「何かができて、英語もできる」ことが必須となってきているのです。ロボカップ世界大会の会場では英語が公用語となります。ルールの説明や会場のアナウンスが英語であるばかりではなく、ジュニアでは必ず個室でのインタビューが行われ、それも当然英語です。質問に答えられないと自分たちが自力でロボットを作ったことを証明できていないとみなされ、最悪の場合、失格となることもあります。また、他国のチームと組んで行う「スーパーチーム」の競技でも、英語をコミュニケーション・ツールとして使うしかありません。

 当アカデミーの生徒は小・中・高校生で、このような世界の舞台に立つことは現実です。そのため、生徒たちに英語学習の機会を与えられないか?と長い間考えておりました。彼らには、優秀なロボットという技術があります。これに英語力が加われば、これほど強力なものはありません。

しかし、ただ英語力さえ身につけば、いいのでしょうか? 英語圏に留学した日本人学生が一番困るのは、プレゼンテーションとライティング(書くこと)だ、というのです。十分な英語力を持っていても、「自分の言いたいことを論理的に正しく伝える」ことが日本人には少し苦手なようです。その原因として、欧米では学校教育の中で徹底的にコミュニケーション・スキルのトレーニングが行われているのに対して、日本の国語教育ではそれが欠落していることが指摘されています。

中高の4年間をドイツで過ごした、つくば言語学技術研究所所長の三森ゆりか氏は、コミュニケーション・スキルについて次のように述べています。「人間は言葉によって互いに意思疎通を図ります。また、言葉を使って人間は思考します。他人に最もよく自分の感情を理解してもらうための技術、自分の考えを深めていく技術、それがコミュニケーション・スキルです。そして、このコミュニケーション・スキルの鍵になるのが『論理(ロジック)』です。相手に自分の考えや感情を正確に理解してもらうためには、相手が理解できるように、道筋を立てて話が飛躍したり、必要な情報を欠いたりせず伝える必要があるからです。つまり、『論理的』でないと、コミュニケーション・スキルは機能しないのです」。また、コミュニケーション・スキルとして、次のような技術を挙げています。①話す技術 ②聴く技術 ③書く技術 ④読む技術 ⑤論理的思考の技術 ⑥論証の技術 ⑦推論の技術 ⑧説明の技術 ⑨描写の技術 ⑩討論・議論・ディベートの技術 ⑪主張の技術 ⑫交渉の技術 ⑬説得の技術 ⑭発表の技術 ⑮分析・解釈の技術 ⑯批判の技術(批判的思考/クリティカル・シンキング)

 英語の学習を通じて、このようなコミュニケーション・スキルを育てることはできないか?―そう考えている時に、「対話力(Communication Competence)」を重視した英語教育に出合いました。コミュニケーション・スキルを育てる体系的なプログラムです。現在、まず練馬校と日吉校において今春の開講に向けて準備を鋭意進めております。ご期待ください。


【参考資料】
『論理的に考える力を引き出す』三森ゆりか著(一声社)

※三森氏は、母語である日本語を使ったコミュニケーション・スキルを、英語学習の前に育てるベきであるとの立場をとっています。


トゥルース・アカデミー代表 中島 晃芳
 
 
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